地域の仲間と一緒に「宮崎いきいき健幸体操」に取り組んでみませんか?!
健幸運動教室について
宮崎市では、地域の仲間と一緒に楽しく運動をすることで、健康の維持増進や参加者同士のふれあいに繋がるなど、心身ともに「健幸(けんこう)」であり続けていただくために、「健幸運動教室」を開催しています。
健幸運動教室では、介護予防を目的とした『宮崎いきいき健幸体操』に取り組むことができます。
依頼のあった地域団体等に、市が養成しました健幸運動指導員や健幸サポートナースを派遣しております。
また、申込み不要で参加できる教室(体育館等)もございます。(日程は下記をご参照ください。)
※運動教室は、運動前に参加者の健康チェックをし、その後運動を90分間(休憩・クールダウン含む)行っており、合計2時間です。
あなたの地域でも「健幸運動教室(地域型教室)」を開催しませんか?
毎月、固定の週及び曜日に会場を確保でき、概ね10名以上の参加が見込めればどなたでも始められます。お気軽にお問合せください。
令和6年度は、宮崎市内約140会場にて開催されます。参加者を募集中の会場をご案内できますので、ご自宅のお近くで参加できる教室をお探しの方は、地域包括ケア推進課(介護予防係)TEL:21-1773までお問合せください。
【申請書類】
対象者
宮崎市にお住いの概ね65歳以上の方
申込方法
事前申込は不要です。運動のできる服装で、開催日当日に直接会場にお越しください。
ただし、老人福祉センター(赤江・南部)については初回利用時にセンター利用登録が必要となりますので、身分を証明する物(免許証等)をご持参ください。
料金
参加料は無料です。
持ってくるもの
- 運動のできる服装
- 水分補給のための飲み物
- 汗拭き用のタオル
- 上履きと床に敷くバスタオル等(必要に応じて)
令和6年度 健幸運動教室一覧
※運動開始前に、受付と健康チェックを行います。10~15分前にはお越しください。
※台風等の悪天候の際に、会場のある地域において、『警戒レベル3(高齢者等避難)以上』が発令されている場合は中止いたします。
【拠点型・準拠点型:宮崎市や施設が主催する会場】 ※事前申込不要※
年間日程チラシ 11月作成(市HP) (PDF 795KB)
宮崎いきいき健幸(けんこう)体操について
健幸運動教室では、宮崎市と宮崎県立看護大学が共同で開発した介護予防運動プログラム「宮崎いきいき健幸体操」を実践しています。
宮崎市と宮崎県立看護大学が共同で開発した介護予防の運動プログラムで、次の11種類のメニューで構成されています。
いつまでも、心身ともに「いきいき」と「健やか」に「幸せ」でいられる身体作りを目指して、ご自宅でも楽しく運動を継続しましょう!
【各メニューのねらいとポイント】
●ウォーミングアップ
事故やけがを防止するため、準備運動を行ってからそれぞれの体操を行いましょう。まずは、しっかりとウォーミングアップを行い、心身ともに緊張を解きほぐし、体を温めます。
(1)転倒予防体操
下半身だけでなく、体幹や上半身の筋力もトレーニングするとともに、バランス感覚も向上させ、全身の筋力と身体の機能を向上させ転倒を予防するための体操です。急がずゆっくり、呼吸をしながら、無理をせず、自分ができる回数で実施してください。
(2)尿失禁予防
「骨盤底筋群」は鍛えることができます。できるだけ毎日続けることで、尿失禁を予防・改善することができます。立ったまま、座ったままでも行える体操です。立って行う場合は、少し高めの机などに手を置いてお尻を突き出して行います。椅子に座って行う場合は、背筋を伸ばして行いましょう。
(3)フットケア
地面をしっかりつかめるように足の形(親指の付け根、小指の付け根、踵の3箇所で地面を捉える)を整えることで、歩行が安定し、転倒が減り、姿勢が良くなることが期待されます。足の形や爪の障害などでも歩行障害が出てきますので、足先の運動に加え、爪もいたわりましょう。
(4)リンパマッサージ
リンパの流れが滞ると余分な水分、老廃物、毒素などが体内に蓄積されて免疫機能の低下をきたしたり、栄養素の取り込みが正しく行われなくなります。流す先のリンパ節が詰まっていると流れないため、流す先から先にほぐしてそこに流すよう、順序を意識し、軽くさすって行いましょう。お風呂上りなど、身体が温まっているときが効果的で、マッサージ後に水分を取るとさらに効果的です。
(5)ウォーキング向上
歩行能力を改善するためには、歩行に必要な筋力とバランス能力を向上させることが非常に重要です。目指したい歩行動作(1背筋を伸ばしてあごを引く。2しっかりと地面を蹴り、踵から接地し膝を伸ばす。3蹴り出す脚と一緒に、同じ側の腰をしっかり前に動かす。)
(6)骨粗しょう症予防
骨の形成には、重力や振動といった外的な刺激が持つ要素が大きいと考えられ、加えて、食習慣を整えることも大切です。骨の成分の多くは、リン酸カルシウム、コラーゲンであり、形成にはリンやビタミンDも不可欠です。魚、牛乳、肉、大豆、野菜の摂取を心がけましょう。
※骨粗しょう症を予防することが目的であって、回復させるものではありません。骨密度が低下している方、また骨粗しょう症と診断を受けている方は、主治医と相談の上、可能な範囲で行ってください。痛みを感じるときは体操を中止してください。
(7)生活機能向上
人が生きていくために必要な生活の中での動作を「生活機能」と言います。それらの日常生活での動作を基本にした主に腕、手、指の運動です。実際の動作をイメージしながら、筋肉、関節を動かすよう意識して行います。日常生活の中でも、意識して自分でできることを続けて、維持していくことが必要です。
(8)身体知維持向上
「身体知」とは、“自転車の乗り方”や“車の運転の仕方”など、言葉で説明すると難しい動きであっても、何回も行いコツをつかむと体が覚えてしまう、という類のものです。段差や障害物をスムーズに避けられる、周囲の動きに合わせて自分の身体をスムーズに動かせるようになることを目的に行います。タオルを使って行う運動はタオルをキャッチできなくても結構です、無理せず行いましょう。
(9)認知症予防
手や足を使って、普段行わない動きを行うことで脳が活性化されます。脳が活動するには酸素と糖が必要で、それらを運ぶ血流が大事です。運動で血流が良くなり、体が温まってきたころに行うと効果的です。
(10)口腔ケア
口腔ケアには歯磨きなどの「口内清掃」と、口腔機能を維持・改善するためのトレーニングを行う「機能的口腔ケア」があります。継続して実施することで効果が上がりますので、毎日続けて行いましょう。
(11)持久力向上
全身持久力を向上させるためには有酸素運動を定期的に行うことが効果的です。心肺機能を緩やかに高め、継続して15分程度続けて歩行できる力を維持することを目標としています。有酸素運動は、疾病予防や認知症予防にも効果的だと言われています。
【留意点】
●運動を行わないほうが良い場合
・運動開始前の血圧が180mmHg以上、または最低血圧が110mmHg以上である場合
・運動開始前の脈拍が110拍以上、または40拍以下の場合
・普段と比べて、体調が優れない場合
●運動は、休憩を挟みながら水分補給はこまめに行ってください
●気温が低いときは、ウォーミングアップを十分に行ってください
●自分でできる範囲で無理せず行い、急がずゆっくり呼吸をしながら行ってください