新型コロナ感染症と同時流行中
今シーズンは、以前と異なりインフルエンザと新型コロナウイルス感染症が同時に流行しているため、注意が必要です。
感染対策方法については、インフルエンザにおいても新型コロナウイルス感染症においても同様の基本的な対策が必要になってきます。
インフルエンザの特徴
インフルエンザとは、インフルエンザウイルスが原因で起こる感染症です。流行が始まると、短期間で多くの人に感染が拡がります。
急な発熱(38℃以上)、悪寒、頭痛などで始まり、熱は3日ほど続きます。その間に筋肉痛、関節痛、腰痛、咳、鼻づまりなどの症状があるほか、嘔吐や腹痛など胃腸症状があらわれる場合もあります。
症状が出る1日前から発症後2~5日までは、唾液(つば)などにウイルスが含まれています。
家庭における感染対策
正しい手洗いやふだんの健康管理、予防接種で感染を防ぎましょう。
正しい手洗い
私たちは生活の中で、様々なものに触れていますが、それらに触れることによって自分の手にウイルスが付着する可能性があります。
外から帰ったときやトイレの後、食事の前などには必ず石けんで丁寧に手を洗いましょう。
健康管理
インフルエンザの発病後、多くの方は1週間程度で回復しますが、中には合併症として肺炎や脳炎を起こす場合があります。インフルエンザワクチンの接種は、発病の予防および重症化予防に効果的です。
宮崎市では、市内に住民登録がある65歳以上の方、または60~64歳で一定の要件を満たす方を対象に、インフルエンザ予防接種を実施します。詳細は下記リンクをご確認ください。
【高齢者等インフルエンザ予防接種について】
(※令和6年1月31日で終了)
https://www.city.miyazaki.miyazaki.jp/health/health/infection/37536.html
適度な湿度
空気が乾燥すると、人ののどの粘膜の防御機能が低下します。
室内ではなるべく加湿器などを使用し、適切な湿度(50%~60%程度)を保つようにしましょう。
人混みを避ける
インフルエンザが流行している期間は、できる限り人混みを避けるようにしましょう。
早めの受診
インフルエンザが疑われる症状(38℃以上の急な発熱、頭痛、咳など)が出た場合には、早めに医療機関を受診しましょう。
発症後、48時間以内であれば、抗インフルエンザウイルス薬の投与が有効です。
参考情報
宮崎県感染症週報バックナンバー(2023年)(宮崎県衛生環境研究所)
https://www.pref.miyazaki.lg.jp/contents/org/fukushi/eikanken/center/infectious/2023/