市民の皆様へ
宮崎市ではハードとソフトの両面から事業を展開し「安心安全なまちづくり」に取り組んでいます。
今後も適切な情報発信に努めてまいりますので、市民の皆様もご家庭や職場で防災について話し合い「自らの命は自らで守る」という趣旨をご理解いただき、地域における防災対策にご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
ハザードマップの使い方と避難行動の判定フロー
ハザードマップの使い方
1 地域全体図から、自宅や自宅周辺など、調べたい場所のマップを開きます。
2 調べたい場所が災害の区域内(着色されている)か確認し、災害の種類と危険度を把握してください。
3 災害の危険性がある場合、避難する場所を検討してください。
(指定避難所、実家など)
4 避難するための方法を検討してください。
(徒歩、車、タクシーなど)
5 避難する経路を検討して、地図に書き込みましょう。
6 実際に避難経路を歩いてみて、安全を確認しましょう。危険な場所がある場合
は避難経路を見直しましょう。
7 台風豪雨時に備え「避難行動判定フロー」を確認しましょう。
指定避難所について
災害の規模に応じて、市が開設する指定避難所を決定するため、全ての指定避難所が一斉に開設されるわけではありません。
開設される指定避難所の情報はテレビ(データ放送)、宮崎市防災メール、Yahoo! 防災速報アプリなどでお知らせします。
避難情報等の発令について
警戒レベルと、それに対応する避難情報・避難行動などを確認しておきましょう。
〇警戒レベル及び避難情報について
非常時持ち出し品の準備
地震・台風などの時は、ときどき水や電気が止まります。そして、みんながスーパーやコンビニに行きますから、食べ物や飲み物などを買うことができないかもしれません。
家族のメンバーがちがうと、必要なものはちがいます。自分や家族のために3日分ぐらい、食べ物や飲み物などを準備しましょう。できれば1週間分ぐらい、食べ物や飲み物などを準備するほうがいいです。
※非常時持ち出し品:災害発生直後の避難時、緊急的に自宅から持ち出すもの(1 日分程度)。
大切なもの |
□お金 □運転免許証(車の運転ライセンス・カード) □健康保険証(病院に行くとき、このカードをつかいます) □印鑑(銀行などでつかいます) □家・車のスペアキー(鍵が2つあるとき、1つ持って行きます) |
家から逃げるとき |
□懐中電灯(大きいライト) □ヘルメット(頭をまもります) □ハザードマップ |
情報を伝えるもの |
□携帯電話 □小さいラジオ □ペンや紙など □電池 □携帯電話のバッテリー、コンセント |
食べ物や飲み物 |
□水(500ml×3より、たくさんあったほうがいいです) □缶の食べ物など(パンなど) |
ケガや病気のとき |
□薬 □お薬手帳(薬のリスト) □ケガをしたときにぬる薬やガーゼ □絆創膏(ケガをした時のテープ) □ウェットティッシュ |
病気にならないように |
□マスク □体温計(体の温度をチェックします) □消毒液(アルコールスプレーなど) □スリッパ |
生活で使うもの |
□毛布(ブランケット) □大きいハンカチ □服 □タオル □傘やレインコートなど □カイロ □ライター |
女の人、赤ちゃん、お年寄りの人 |
□生理ナプキンなど □化粧品 □母子手帳(赤ちゃんの記録) □離乳食(赤ちゃんのたべもの) □めがね □入歯(歯がない人) □おむつ(赤ちゃんのパンツ) |
着るもの・寝るときのもの |
□下着(パンツなど)、上着(ジャケットなど) □毛布(ブランケットなど) □タオル |
飲み物 |
□水(1日で、1人3Lくらい) □生活の水(※いつも、水を入れておく) |
食べ物 |
□お茶、すぐに食べられるごはん □レトルトや缶の食べ物 □カップラーメン |
火を使いたい時 |
□カセットコンロ □カセットコンロのボンベ □すぐに火をつけることができるもの |
便利なもの キャンプでも使えます |
□お皿・コップ・箸 □缶をあけるもの □ラップ □新聞紙や段ボール □ガムテープ □ゴミの袋 □石鹸 □テント・タープ □寝袋 □ランタン □ろうそく |
備蓄品・ローリングストック法
ローリングストック法は、いつも食べたり飲んだりするものや、よく使うもの(トイレットペーパーなど)を、少し多く買って、使ったらまた買うことです。
ときどき食べて、また買いますから、レトルトの食べ物でもよいです。
風水害・台風
注意報・警報等の発表基準
強い雨や台風は、ときどき大きい災害になります。大きい災害とは、家が壊れたり人が死ぬことです。
いつも天気などの情報をよく見て、注意してください。
特別警報とは、とても大きな災害がすぐあるかもしれないというお知らせです。
特別警報が出たら
1 いつもと違う大雨や暴風(立つことができないくらい強い風)があります。
2 とても大きい災害になることを考えなければなりません。
3 死なないように、命を守るために、一番良い行動をしてください。
大雨注意報・警報・特別警報の情報をチェックして、自分の家の安全を守りましょう。
風水害情報
1 雨はどのくらい強い?
10mm以上~ |
20mm以上~ |
30mm以上~ |
50mm以上~ |
80mm以上~ |
---|---|---|---|---|
雨の音で、人の話があまり聞こえない。 | 雨がとてもたくさん降っている。傘があっても濡れてしまう。 | 強い雨がずっとたくさん降って、道路が川みたいになる。 | 強い雨が滝みたいに降る。傘は使うことができない。 | 強い雨の音がとても怖い。死ぬかもしれないと思う。車を運転するのは危険。 |
2 風はどのくらい強い?
10m/秒以上~ |
15m/秒以上~ |
20m/秒以上~ |
25m/秒以上~ |
---|---|---|---|
風があって、歩くのが大変。傘を使うことができない。 |
風が強くて、歩けない。転ぶ人もいる。高い所で何かするのは、とても危険。 |
風が強すぎて、立つことが難しい。物が飛んできて、けがをするかもしれない。 |
家や建物の外で何かするのは、とても危険。走っているトラックが倒れる。 |
3 台風
サイズ |
風速15m/秒以上の時、 |
ニュースで使うことば |
一番風が強い時 |
---|---|---|---|
大きい |
500㎞以上~800㎞未満 |
強い |
33m/秒以上~44m/秒未満 |
非常に強い |
44m/秒以上~54m/秒未満 |
||
とても大きい |
800㎞以上 |
||
猛烈な |
54m/秒以上 |
4 集中豪雨って何?
集中豪雨とは、急に(短い時間に)その場所だけ、とてもたくさんの雨が降ることです。梅雨の終わりくらいの時(6月~7月)によくおきます。集中豪雨がいつあるかを知ることは難しいです。集中豪雨があると、川の水が外に出てきたり、山の土・岩が家や道路の近くに急に出てきたりします。とても危ないですから、その前にニュースで天気の情報をよく見ましょう。そして、一番いい方法を考えることが大切です。
○ラジオやテレビなどの天気の情報・お知らせに注意する。
○早く家に帰って、家族と連絡して、準備する。
○非常時持ち出し品を準備しておく。
○危険な地域では、いつでも逃げることができるように準備する。
○停電(電気が消えてしまうこと)の前に、懐中電灯(大きいライト)や携帯ラジオなどを準備する。
○浸水(家に水が入ってくること)の前に、家の中の大切なものは高い場所に置く。
土砂災害
大雨が降ると、雨で川の水や地下の水が増えて、大きな災害(家が壊れたり人が死んだりする)になることがあります。その前に「土砂災害はどうしておきるか」を知って、どうすればいいかを考えましょう。
「土砂災害警戒情報」は、大雨警報のお知らせの後に、人が死ぬかもしれない土砂災害があるかもしれない時に出します。みなさんが避難を決めることができるように、宮崎県と気象庁(国)が一緒にお知らせします。
土砂災害警戒情報がなくても、「土砂災害があるかもしれないサイン(山から音が聞こえる、木が倒れそう、地面が割れる、川の水が汚くなる、など)」に気づいた時には、すぐに近くの人と安全な場所へ避難(逃げる)しましょう。大雨や台風の前に、危険な場所がどこか、避難する場所・避難する道はどこかを確認しておくことも、とても大切です。
がけ崩れ
地面に入った水が土を弱くして、雨や地震で急に斜面(山を切って、木がないところ)が崩れて落ちることです。がけ崩れは急におきるので、逃げるのが遅くなる人も多いです。がけ崩れで、けがをしたり死んだりする人も多いです。
土石流
長時間の雨や集中豪雨の時に、山や川の下にある石・土砂が、急にたくさん家の近くなどに出てくることです。そのスピードは1時間に20~40kmという速度(車と同じくらい)で、家や畑などを全部壊してしまいます。
地すべり
斜面(山を切って、木がないところ)が、地下の水と一緒にゆっくり下に動くことです。地面がたくさん動くので、ものすごく大きな災害(家や畑が壊れたり人が死んだりする)になるかもしれません。地すべりが始まると、これを止めるのは、とても難しいです。
災害時の気象情報等の収集
災害(台風や大雨など) は、いつあるかわかりません。台風や大雨の前に、準備しておきましょう。
災害や天気の情報は、テレビ、ラジオ、新聞、インターネットなど、いろいろなものから集めるようにしましょう。
〇宮崎市の防災情報取得方法 (PDF 792KB)(みやざきしのぼうさいじょうほうしゅとくほうほう)
〇防災ラジオ・システムって?
大きい災害(大雨や台風など) がおきた時、宮崎市の外のスピーカーの緊急アナウンス(防災行政無線) を、宮崎サンシャインFM(76.1Mhz)がラジオ放送でもアナウンスします。
〇防災ラジオは便利です!
緊急アナウンスの時は自動でON になります。
停電時(電気がつかない時) は自動でライトがON になります。
緊急アナウンスは録音できます。
ボタンだけで簡単に使えます。
防災に関する知識・緊急連絡
〇電気や水、ガスが止まったら・・・
〇火事・急な病気は「119」
〇警察は「110」に電話してください。
〇災害(台風や大雨など)は、いつあるかわかりません。台風や大雨の前に、準備しておきましょう。災害や天気の情報は、テレビ、ラジオ、新聞、インターネットなど、いろいろなものから集めるようにしましょう。
電気・ガスなどの会社の名前 | 電話番号 | |
---|---|---|
九州電力送配電宮崎配電事業所(宮崎市で電気が止まった時) | 0800-777-9443 | |
九州電力送配電高鍋配電事業所(佐土原町で電気が止まった時) | 0800-777-9442 | |
宮崎ガス(ガスが止まった時) |
0985-39-3911 | |
NTT西日本 | 固定電話 | 113 |
ひかり電話・携帯電話 | 0120-444-113 | |
宮崎市上下水道局(水が出ない時) | 0985-24-1212 |
〇災害災害用伝言ダイヤル(NTTのサービス)
災害(台風や大雨など)があった時、みんなが電話を使うので、家族や友達に連絡ができないかもしれません。災害の時は、メッセージを録音する・家族や友達が聞ける「災害用伝言ダイヤル」が使えます。
メッセージを録音するとき |
171-1-●●●●(●●-●●●●) 「大丈夫です」と話したい人 |
メッセージを聞くとき |
171-2-●●●●(●●-●●●●) 「大丈夫かどうか」確認したい人 |
時間は? |
1メッセージは30秒まで |
いつまで聞ける? |
録音してから48時間 |
いくつまで? |
1つの電話番号で10メッセージまで |
使える電話 |
一般電話、公衆電話、携帯電話 ※使えない携帯電話もあります |
〇連絡方法の確認
災害がおきた時は、家族や友達と連絡ができなくなるかもしれません。
台風や大雨の前に、どうやって連絡するかを話しておきましょう。
下の電話の会社は、大きい災害の時に「災害用伝言ダイヤル」などが使えます。
台風や大雨の前に、使い方を確認しておきましょう。
避難時に気をつけること
〇避難所で「新型コロナウイルス (COVID-19)」などの感染症にならないように 気をつけましょう。
1 マスク、消毒( アルコールスプレー)、体温計( からだの温度がわかるもの) などは、できるだけ自分のものを持って行きましょう。
2 避難所ではマスクをしましょう。マスクがない時は、ハンカチや服などで口・鼻をガードしましょう。
3 トイレの後やご飯を食べる前など、何回もうがい・手洗いをしましょう。
4 避難所で人が多くならないように、友達・知っている人の家に避難する(逃げる)ことも考えましょう。
〇避難所での注意点
1トラブルにならないように、自分のものに名前を書きましょう。
2 熱中症(熱すぎて病気になること) にならないように、ときどき水をの飲んだり塩の味の食べ物・お菓子も食べましょう。
3 長い時間ずっと座っていると、足が動かなかったり、息が苦しくなったりすることがあります( エコノミー症候群)。座っている時に、ときどき足を動かして運動しましょう。
4 ペットボトルの水を他の人と一緒に飲んだり、同じペットボトルを何回も使ったりすると、お腹が痛くなることがあります(食中毒)。
〇避難所でのマナー
1 水が使えない時は、飲むための水を大切に使いましょう。
2 高齢者などは、大丈夫かどうか見てあげましょう。
3 最初の3~5日くらいの食べ物は自分で準備しましょう。
4 避難所やトイレの掃除はみんなで行いきれいに使いましょう。
5 食べ物や生活に使うものがもらえる時は、自分の順番を待ちましょう。
6 避難所は、たばこを吸ってはいけません。
7 避難所の中にペット(犬や猫など) は、一緒に連れて行けません。