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住まいに関する情報提供

令和2年厚生労働省人口動態統計によると、家庭内における主な不慮の事故による死亡者数は、13,708人と、交通事故による死亡者数3,718人より多くなっています。
特に高齢者や幼児は、浴槽での溺死、誤えん、転倒が多くなっており、ここでは、家庭内における事故防止のポイントなどをご紹介いたします。

家庭内における主な不慮の事故による死因(令和2年厚生労働省人口動態統計)
死因 死亡者数
浴槽内での溺死等、浴槽への転落による溺死等 5,451人
誤えん等による窒息 3,219人
転倒、転落等 2,418人
その他 煙、火及び火災への曝露 724人
ガス、農薬など有害物質による不慮の中毒及び有害物質への曝露 277人
熱湯など高温物質との接触 38人
総数 13,708人

注:死因の内訳は主な項目で、合計しても総数とは一致しません。

家庭内における事故防止のポイント

浴槽内での溺死等、浴槽への転落による溺死等(死亡者数5,451人)

入浴事故は発見が遅れることから、死亡につながる可能性が非常に高くなります。体の弱い高齢者または幼児だけでの入浴は避けましょう。
また、高齢者だけではなくても突然、心疾患や脳梗塞などで事故が起きる可能性があります。そのため、入浴中はときどき家族の者が声を掛けるなどの注意が必要です。
浴室がタイル等で床が滑りやすい場合は、滑り止めマットを敷いたり、L字型の手すりを設置したりして転倒を防止しましょう。

誤えん等による窒息(死亡者数3,219人)

誤えん等による死亡年齢層は、65歳以上の方が2,807人と大半を占めます。餅など粘り気のあるものは小さく切って食べるようにしましょう。
また、0~4歳児の死亡者数も52人と多くなっています。手の届く範囲には、小銭やボタン電池など口に入るものは置かないようにしてください。
幼児の誤えんで多いのが、豆・ナッツ類やタバコ等です。幼児は何でも口に入れたがるので、手の届かない所に置くなど十分注意しましょう。

転倒・転落等(死亡者数2,418人)

階段等での転倒による死亡者数395人よりも、同一平面上での転倒による死亡者数の方が1,461人と多くなっています。
滑りやすく危ないと感じる箇所には、手すりを設置して未然に事故を防止しましょう。

煙、火及び火災への曝露(死亡者数724人)

45歳以上の方の死亡者数が671人と大半を占めます。こんろに火を付けていることを忘れて入浴したり、眠ってしまったりしまわないように注意しましょう。
また、幼児に火を使わせないように注意することも必要です。
その他、宮崎市火災予防条例により、既存住宅には火災警報器を設置しなければなりません。

リフォームによる住戸修繕及び安全設計

リフォームの目的は、大きく分けて、長く住むための修繕と住宅性能向上があります。完成イメージ通りにするためには、リフォームの目的をしっかり把握し、今そのリフォームが必要なのか、他に必要な工事はないかも合わせて検討することが必要です。

修繕

外壁など
家は常に風雨や紫外線にさらされているため、年数とともに劣化します。そのため、外壁などは定期的なメンテナンスが不可欠です。
外壁の塗り替え時期は、塗料の種類や劣化程度によって異なりますが、外壁を手で触ってみて手に色が付くようでしたら、表面膜がなくなって壁に湿気が浸透しやすくなっている状態ですので、塗り替えを検討しましょう。
その他
雨漏れや水道管等の水漏れ、白蟻被害などがある場合は、早期の対応が必要です。
屋根裏や床下など確認しづらい箇所は、リフォームする時も含めて定期的に確認し家の耐用年数を延ばすように心掛けましょう。

住宅性能向上

段差解消
特に高齢者や障がい者の方がお住まいの家では、床の段差をなくすようにリフォームすることが事故の未然防止につながります。
また、浴室と洗面室との段差は、すのこを浴室の洗い場スペースいっぱいに敷き詰め、動かないように設置することでも、段差解消ができます。
手すり設置
手すり一本で日常生活が大きく改善されるケースが多く、高齢者の住宅改修で「手すりの設置」が最も重要な改善項目になっています。
階段、玄関、トイレ、脱衣室、風呂場、廊下など滑りやすい箇所や段差のある箇所には、手すりを設置して事故を未然に防ぎましょう。

 

住まいに関する国土交通省の施策

国が行っている住まいに関する施策等は、国土交通省ホームページをご覧ください。

国土交通省ホームページ(外部リンク)

住宅関連補助制度

県内市町村の住宅に関する補助制度は、宮崎県ホームページをご覧ください。

宮崎県ホームページ(外部リンク)

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