宮崎市

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日常的なペットのケアについて

動物を飼うことは、動物の命を預かることです。

飼い主は、動物が健康で快適に暮らせるようにするとともに、社会や近隣に迷惑を及ぼさないようにする責任があります。

人と動物が共に生きていける社会の実現には、飼い主のモラルとマナーが必要です。

犬の飼い主の方へ

犬を飼うのは非常に手間がかかります。
以前は番犬として庭先に繋いだままエサと水だけ与えるような飼い方がよく見られましたが、
現代では犬も家族の一員として、家庭内において人間とより密接な関わりを持つようになってきています。

犬と人間、深い絆を持って幸せに暮らすためには、お互いのルールや習性、体の仕組みなどの違いを理解しなくてはなりません。
言葉を話さない犬のために、飼い主が出来る基本的なケアには以下のようなものがあります。
 

1.犬の登録と狂犬病予防接種 : 犬の飼い主には犬の登録と狂犬病予防接種が法律で義務付けられています。狂犬病はここ半世紀ほど日本国内での感染は確認されていませんが、世界中で毎年5万人以上の犠牲者を出す恐ろしい感染症です。90%以上の症例で感染源は犬となっています。

日本では狂犬病予防法による犬の登録、狂犬病予防接種が義務付けられているため、長期にわたって狂犬病の発生のない狂犬病清浄国を維持することができています。

狂犬病予防接種は犬を狂犬病から守ることはもちろん、飼い主や周りの人を守るためにも必要な予防接種です。必ず受けさせましょう。

また、咬傷事故を防ぐために、条例で定められている犬の係留義務(逃げないようにつないで飼うこと)を守りましょう。


2.不妊・去勢手術 : 生殖器の一部を手術で取り除くことにより、繁殖を防ぐ手術です。繁殖を防ぐだけでなく、犬が思春期に入る前に不妊手術を行うことで、性ホルモンによる病気の発生率が著しく低下するメリットが知られています。

特に雌犬の乳腺腫瘍、子宮蓄膿症は加齢により発生率が上がるため、麻酔の負担が少なく術後の回復も早い若齢のうちに手術を済ませておくことが重要です。また、手術をすると発情期のわずらわしい出血が無くなり、匂いで雄犬が寄ってくることもなくなり、思いがけず子犬が産まれるのを防ぐこともできます。

また、雄犬についても、去勢手術は雌犬を求めて脱走したり、ご近所の雌犬を妊娠させてしまったりといったトラブルを防ぐほか、縄張りの主張をしなくなる、マーキングの頻度が減る、優位に立とうとする本能を抑える等、扱いやすくなるという利点があります。

犬は自らの意志で性欲をコントロールすることができません。繁殖を望まないのであれば、飼い主がきちんと不妊・去勢手術を行い、繁殖に関わる犬のストレスを減らしましょう。


3.寄生虫駆除 : 犬には内部寄生虫と呼ばれるお腹の虫や、外部寄生虫と呼ばれるノミ・ダニ等、様々な種類の寄生虫がいます。これらの寄生虫は人間にも害を及ぼす可能性があるため、かかりつけの動物病院に相談し、適切な予防薬・駆虫薬の投与を行ってください。


4.混合ワクチン接種 : 犬には感染すると重篤な症状を引き起こし、死亡する率の高い感染症がいくつかあります。混合ワクチンを接種することによって軽症で済んだり、発症を防いだりすることができます。犬の年齢やお住まいの地域によって必要な混合ワクチンの条件は異なりますので、かかりつけの動物病院と相談し、適切に接種しましょう。


5.フィラリア(犬糸条虫)症予防 : フィラリアは犬の心臓に寄生する寄生虫で、感染している犬の血を吸血した蚊によって媒介されます。フィラリアの寄生は循環不全を引き起こすため、毎月の駆虫薬投与が必要です。宮崎市での駆虫薬投与期間は毎年4~12月となっています。

すでにフィラリアに感染している犬に駆虫薬を投与すると、死んだフィラリアが血管につまって循環不全で死亡することがあります。かならず動物病院を受診し、相談の上で駆虫しましょう。感染の有無は病院での血液検査でわかります。


6.行動訓練(しつけ) : 犬はとても知能の高い動物です。飼い主の気持ちをくんで行動することも得意ですが、基本的に自らの意思で行動します。犬が人間に不都合な行動をした時だけ叱ったり、騒いだり、暴力で抑えつけたりしていると、問題行動をエスカレートさせたり、身を守るために飼い主に対して攻撃行動を起こすようになります。

特に純血種は犬の使役目的に合わせて、外見や大きさだけでなく、体力や行動、性格まで含めて育種されています。ペットショップで販売されているからといって、その犬の持つ性質が現代の日本や、あなたの犬の飼い方にマッチしているとは限りません。外見や幼いころの可愛らしさだけで安易に飼育を始めてしまうと、犬をもてあますことになります。純血種に限ったことではありませんが、犬が本来持っている性質を尊重し、欲求を満たしてあげる工夫が必要です。

犬がいい子にしているときは、忘れずにきちんと褒めてあげましょう。犬は褒められると嬉しいので、自らの意志でいい子にするようになります。

また、知能の高さゆえに退屈して悪さ(犬にとって「悪いこと」という認識はありません)をしていることもあります。たくさん運動させたり、おやつ入りのおもちゃを与える等、楽しい暇つぶしを与えましょう。

 

猫の飼い主の方へ

猫を飼うのは犬ほどは手間がかかりません。
犬と違ってトレーニングによるしつけが難しい一方、猫の習性を理解し、猫が過ごすのに最適な環境を整えてやれば、猫は比較的簡単に新しい環境になじみます。
手間の少なさゆえについ過剰な頭数を飼育しがちになる猫では、繁殖制限が適正飼養のポイントとなります。
 

1.不妊・去勢手術 : 猫は生まれて半年を過ぎた頃から繁殖が可能になります。オスもメスも生後半年になる前に不妊・去勢手術を済ませましょう。

猫の妊娠期間はおよそ2ヶ月で、生まれた子猫も半年後には繁殖し始めます。普段は室内飼いでも、ほんの一瞬のスキに逃げ出して妊娠して帰ってきたというのはよく聞く話です。

猫の繁殖力は強く、次々と生まれる子猫のすべてを適切に飼養することは不可能です。多頭飼育は屋内や周辺の環境を糞尿、抜け毛や悪臭で悪化させご近所トラブルになる他、頭数が増えるにつれ経済的にも日常のエサ代や医療費を捻出するのが難しくなり、ついには十分な世話ができず破綻してしまう「多頭飼育崩壊」と呼ばれる状態に陥ります。

不妊・去勢手術は望まない繁殖を防ぐだけでなく、鳴き騒ぎやマーキングなど性ホルモンによる問題行動や、乳がんなどの病気を減らすことにもつながります。

猫を飼うときにはあらかじめ手術の予算を確保しておきましょう。
 

2.室内飼養 : 猫は屋内で飼育しましょう。猫同士の感染症や交通事故、排泄等によるご近所トラブルや虐待など、外出にまつわるトラブルは数多くあります。

猫は本能で縄張りをパトロールしたがります。よそのお宅や敷地を勝手に縄張りとし、パトロールすることはあまりマナーの良いことではありません。縄張りは飼い主の家の中だけにしておきましょう。

屋内飼育での運動不足が気になる場合は猫じゃらしなどのおもちゃでたくさん遊んであげたり、上下運動ができるようにキャットタワー等を設置してあげましょう。


3.混合ワクチン接種 : 猫には、かかると重篤な症状を引き起こし死に至ることもある感染症がいくつかあります。混合ワクチンを接種することによって、軽症で済んだり、発症を防いだりすることができます。猫の年齢や飼育環境などによって必要な混合ワクチン接種の条件は異なりますので、かかりつけの動物病院で相談しましょう。


4.寄生虫駆除 : 猫には内部寄生虫と呼ばれるお腹の虫や、外部寄生虫と呼ばれるノミ・ダニ等の寄生虫が寄生していることがあります。これらの寄生虫は人間にも害を及ぼす可能性があるため、かかりつけの動物病院に相談し、適切な予防薬・駆虫薬の投与を行ってください。

 

飼育環境について(犬と猫共通)

犬や猫の健康と安全を確保するために、以下のことにも注意しましょう。
 

1.安心できる環境 : 犬や猫が安心して過ごせる場所を用意してあげましょう。犬小屋やクレート、ペットベッドなど、自分のにおいのついた静かな場所でくつろげるように準備しておきます。留守番の時など、ペットの不安をやわらげるのに役立ちます。

2.暑さ寒さ、雨風をしのげる環境 : 犬も猫も、出来るだけ快適な温度で過ごせるように工夫してあげましょう。暑いときにはエアコンを使用して室温を下げたり、犬小屋を日陰へ移動させたりして熱中症に気を付けましょう。寒い時には毛布を与えたり、ペット用のヒーターを付けてやったりして、体温の低下を防ぎましょう。どちらの場合も、ある程度犬や猫が自分で移動してより快適に過ごせるよう、余裕のある配置が必要です。

3.健康的で清潔な環境 : 犬や猫の過ごす環境は、清潔を保ちましょう。糞尿などの排泄物は悪臭の原因になるのでこまめに片付けましょう。日が差さずじめじめしたところや、自動車の排気ガスが常に吹き込むような場所、また喫煙所の近くなど受動喫煙の恐れがある場所での飼育は、ペットの健康に害を及ぼす可能性があります。家族の一員として過ごすのにふさわしい居場所を用意してあげましょう。

 

関連資料

【環境省】
動物の愛護と適切な管理
住宅密集地における犬猫の適正飼養ガイドライン

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