プラスチック製容器包装の品質の危機!?
プラスチック製容器包装は、日本容器包装リサイクル協会による品質調査が毎年度実施されます。品質が低下するとリサイクル品としての
受け入れを断られてしまう可能性があります。
品質の主な調査内容は?
1.禁忌品 2.異物混入(汚れ等) 3.二重袋
1.禁忌品とは?
小型充電式電池、ライター、注射針等の医療廃棄物などの危険品のことです。
禁忌品が1つでも混入していた場合は最低ランクのD評価となってしまいます。
危険なものが入っていると爆発や火災になったり作業員がけがをする恐れがあります。
実際に注射針の針さし事故や火災事故がおこっています。
危険ですので、絶対にプラスチック製容器包装で出さないでください。
ライター(中身を抜いて燃やせないごみ) 注射針(医療機関や薬局へ返却)
禁忌品の混入が原因の火災が連続して発生しています!!
令和2年7月、8月と連続してエコクリーンプラザみやざきより出荷されたプラスチック製容器包装より禁忌品の混入による火災が発生しています。
どちらも発火性のある電池が原因とされています。
リチウムイオン電池などの小型充電式電池は、中に燃えやすい液体が入っており発火リスクが特に高いとされています。
宮崎市では、小型充電式電池を小型家電回収ボックスで回収しています。燃やせないごみなどでは収集していません。
絶対に混入しないようにしてください。
小型充電式電池が使用されている物の代表例
加熱式たばこ、電子たばこ、コードレス電話機、電動工具、デジタルカメラ
電動アシスト自転車、ビデオカメラ、ロボット掃除機、その他コードレスの電気製品
火災の原因となった小型充電式電池の画像
小型充電式電池 デジタルカメラ 加熱式タバコ
2.異物混入(汚れ等)とは?
汚れたプラスチック製容器包装やプラマーク以外のプラスチック製品が入っていることです。
プラスチック製容器包装以外のプラスチック製品 プラスチック以外の素材の容器包装(紙製品など)
ペットボトル 汚れのついたプラスチック製容器包装
軽く洗っても汚れが取れないものは無理に入れずに「燃やせるごみ」で出してください。
3.二重袋とは?
レジ袋などの小袋に入れたまま大きな袋に入れて出すことです。
外側の袋は機械で破ることができますが、中の小袋は手作業でしか破れません。
二重袋の中身は危険なものや、洗っていない弁当の容器やペットボトル、割り箸などが入っていることが多いです。
出し方について
プラスチック製容器包装は、「45ℓ以下の無色透明袋または無色半透明のレジ袋」で出してください。
禁忌品、異物混入、二重袋が入っている場合は、取り残しシール(張り紙)を貼って取り残しを行いますので、自宅に持ち帰り分別した上で、次の収集日に出してください。