宮崎市

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令和5年度 生ごみ処理器のモニター事業の実施結果

設置に場所をとらない新たな家庭用生ごみ処理器を使って、ごみの減量化に取り組んでいただいているモニターからの報告内容について、結果を掲載いたします。

 

 

モニター数

 
ダンボール型 ダンボールコンポスト画像.JPG 10名
バッグ型 バッグ型コンポスト画像.JPG 10名
木製 木製コンポスト画像.png 9名

モニター期間

令和5年6月17日から令和5年9月30日まで

モニター(使用者)の世帯員数

 
1人世帯 3 10.3%
2人世帯 9 31.0%
3人世帯 8 27.6%
4人世帯 5 17.2%
5人世帯 3 10.3%
6人世帯 1 3.4%

投入量(g)(1回平均)

 
ダンボール型 317.0
バッグ型 252.9
木製 418.6

投入した主なもの

・野菜くず  ・肉片    ・コーヒーかす ・ジャム    ・煮汁

・果物の皮  ・魚の骨   ・茶殻     ・ヨーグルト  ・缶詰の汁

・残飯    ・廃食用油  ・卵の殻    ・菓子

投入時のひと手間

 
ダンボール型 細かく刻んだ。
全ての生ゴミを細かく刻んで投入する。
油分の多い残飯のみ入れて、よくかき混ぜてみた。
パインの皮は2cm幅に切って電子レンジで加熱した。
卵の殻は少し潰して入れた。ご飯は一度洗ってから投入した。
パンは水を浸してから投入した。
バッグ型 なるべく細かく刻んだ。
バッグを大きく上下に逆さまにしながら振った。
水分が少ないと感じた時には水を都度投入。
匂い防止に竹酢液を薄めて300cc程投入した。
とうもろこしの芯は輪切りにして入れた。
底の方はまだ乾燥した基材が残っているため、バッグをひっくり返して混ぜた。
小麦粉やシチューの素は溶かしてから投入した。
硬いせんべいは水で柔らかくした。
木製 コンベクションオーブンにたまった油や油かすを入れた。
パイナップルの皮はミキサーにかけジュース状にした。
1日1回水を投入。
大きいものは移植ゴテで挿しながら切断した。
大量投入後、一旦投入をやめ、ひたすら全体をかき混ぜる。
ミキサーして投入した。ブレンダーでくだいた。
うじ虫に酢をかけながらかき混ぜた。

◎処理器内の状況

 
ダンボール型 大きめの物は日数はかかるがしっかり分解されていた。
かたまりが増えて混ぜにくいが力をいれればかたまりを崩せる。
よくかき混ぜると温度が高くなり分解が進んでいるように思う。
カバーに卵が付いていた。
玉ねぎの皮、大きい野菜クズが残っている。
バッグ型 丸のままのじゃがいもの形がまだそのまま残っている。
家を空けることが多い期間で、コバエが大量に発生。
帰省で全く開けない日が続き、ミズアブの幼虫が増えた気がする。
肉や魚の骨や内臓を入れるとアンモニア臭が強くなる。
木製 短期間で入れすぎたため分解が遅く、久しぶりに虫が発生した。
きれいに分解している。
あまり分解されていないので分解を待つことにした。
投入量は少ないが米ぬかで分解が促進したようだ。
虫の発生を恐れ投入を野菜くずのみにとどめる。

処理の状況

 
ダンボール型 概ね順調に分解・処理されている。 1
一部生ごみが分解されず残っている。 3
半分程度しか分解が進んでいない。 1
ほぼ分解されず残っている。 0
バッグ型 概ね順調に分解・処理されている。 2
一部生ごみが分解されず残っている。 3
半分程度しか分解が進んでいない。 3
ほぼ分解されず残っている。 0
木製 概ね順調に分解・処理されている。 8
一部生ごみが分解されず残っている。 1
半分程度しか分解が進んでいない。 0
ほぼ分解されず残っている。 0

※破損等でモニタリングが続行できなかったものがあります。

課題や困っていること

 
ダンボール型 コンポストがかなり濡れてダンボールの底が破れてしまった。
ダンボールの角に水分が染みだしてきた。
バッグ型 生ゴミをベランダまで入れに行くのが面倒だと思う時がある。
タンパク質のものを入れたら、すぐにハエやアメリカミズアブがきて、卵を産み付けていた。
木製 虫発生時に、土を天日干ししたり、酢をかけたりお湯をかけたりという作業が結構大変。
分解をすすめるには、丁寧に、掻き回す必要がある。時間がある人でないとなかなかいい状態を維持するのは難しいという印象を受けた。

 

感想・今後の意向

 
  感想 今後の意向
ダンボール とても簡単だった 0 継続したい 5
簡単だった 2 どちらとも言えない 0
普通 1 継続したくない 0
大変だった 2  
とても大変だった 0
バッグ とても簡単だった 0 継続したい 6
簡単だった 5 どちらとも言えない 0
普通 2 継続したくない 2
大変だった 1  
とても大変だった 0
木製 とても簡単だった 1 継続したい 6
簡単だった 3 どちらとも言えない 1
普通 1 継続したくない 2
大変だった 3  
とても大変だった 1

 

自由意見

・コンポストを朝夕かき混ぜることが習慣となった。

・生ゴミの多さを改めて実感した。

・特に夏場はコンポストがありがたい。

・最初虫に抵抗があったが慣れた。

・燃えるゴミの量が減ったことがすごくよかった。

・水を切る手間なく入れるだけで処理できるので、捨てるよりとても楽だった。

・生ゴミを家庭で簡単に処理できることが分かった。

・虫が湧いた点が合わなかった。

・虫の問題もあるが、ゴミ減量になるし、肥料としても使えるので頑張って使っていきたい。

・初めての場合、正しい進め方・反応なのかわからないため、使用者に寄り添う体制が必要。

・虫とにおいについて正しい理解があれば、使い続けられると思う。

・最初は虫がわき大変だったが、ミキサーを使う事で分解も早く匂いもなかったので簡単に感じた。

 

まとめ

・種類によるが、1度におおよそ250g~400g程度の生ごみを投入している。

・概ね順調に分解されている方が半数で、一部分解されず残っている方も含めると8割以上の方が投入した生ごみの大半が分解できている状況。

・虫が発生しやすい夏場であったことなどから、虫対策に苦慮される方が散見された。

・ミキサーを使うことで分解が早められた等、工夫によってさらに処理能力が向上することが確認できた。

・今回の内容を、今後コンポストを始められる方に伝えていくことが重要だと考えられる。

・継続的に使い方や虫対策等の支援を行うことが重要であると考えられる。

 

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