宮崎市

令和2年10月16日 発表事項

令和2年10月16日 市長定例記者会見動画

会見動画(市公式YouTube)をご覧いただけます。

 

1.「(仮称)宮崎市客引き行為等の禁止等に関する条例」の制定に向けて検討を始めます

県内最大の繁華街「ニシタチ」おける「客引き行為等」について、規制を強化してほしいという地元団体等からの要望を一昨年から受けておりまして、これまで地元団体や警察と一体となって、迷惑行為を防止するための「環境浄化パレード」の実施などの対応を行ってまいりました。

しかしながら、いまだに客引き行為が見受けられることから、9月1日には、地元団体等から市議会に対し、「ニシタチにおける迷惑行為(客引き行為等)を規制する条例制定を求める請願」が、6,600名の署名簿とともに提出され、市議会定例会において採択されたところです。

また、本市では、「第五次宮崎市総合計画」及び「第四次宮崎市観光振興計画」において、ニシタチのブランド力向上のため、安全・安心なニシタチの環境づくりを行うとしております。

このことから、「ニシタチ」を訪れる市民や観光客等の方々が、安全・安心かつ快適に過ごせるよう、公共の場所での「客引き行為等」を規制するため、「(仮称)宮崎市客引き行為等の禁止等に関する条例」の制定に向けて検討を始めます。

今後、アンケート調査や「検討懇話会」における意見の聴取、パブリックコメント等を経て、宮崎県警察本部と連携しながら、令和3年9月議会への条例案の提出を目指してまいります。

2.「日本一の干し大根と大根やぐら」グッドデザイン・ベスト100受賞

「日本一の干し大根と大根やぐら」をシンボルにした田野・清武地域の取組が「地域コミュニティづくり部門」でグッドデザイン賞を受賞し、「グッドデザイン・ベスト100」にも選出され、大賞・金賞・特別賞の候補となっています。
田野・清武地域における冬の風物詩である「干し大根」と「大根やぐら」をシンボルに、田野・清武地域日本農業遺産推進協議会の皆さまとともに「大根やぐらライトアップ」や「田野駅前での大根やぐらイルミネーション」、「宮崎ブーゲンビリア空港や市内商業施設での大根やぐら展」等の広報活動や地域の子ども達への農業体験等の承継活動を行ってきました。
本協議会との活動だけでなく、田野・清武地域による長年の努力や協力、また、地域の絆をもって干し大根づくりが行われ、この農業が承継されてきていることを含めて地域コミュニティ活動として評価された結果であると思います。
今回の受賞により、田野・清武地域の農業の魅力を再認識するとともに、これからもこの伝統的な農業システムと壮観な農村景観が引き継がれていくように取り組んでまいります。
 

 3.下北方五号地下式横穴墓出土品が国の重要文化財に指定されました

下北方町にある下北方五号地下式横穴墓からの出土品479点が、令和2年9月30日に国の重要文化財に指定されました。

下北方五号地下式横穴墓は、昭和50年に発掘調査がおこなわれた古墳時代中ごろの古墳です。
発掘調査の結果、金製の耳飾や勾玉、鉄製のよろいかぶとなど多種多様な品物が出土しています。

今回の重要文化財指定は、これらの出土品が、「古墳時代の南九州とヤマト政権や朝鮮半島の国々とのつながりを示す貴重なもの」であり、「古墳時代中ごろの南九州地域の古墳文化の特質を良く表している」ことが評価されたことによるものです。

これらの出土品は、9月19日にリニューアルオープンした生目の杜遊古館において展示しています。
市民の皆さんには、宮崎市の、そしてこの度、国の宝となった貴重な出土品の数々をご覧いただき、いにしえの宮崎の歴史に触れていただきたく思います。

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