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令和4年4月7日市長定例記者会見

目次

●令和4年4月7日市長定例記者会見動画

●発表事項

1 新型コロナウイルス感染症対策について

   (1)新型コロナウイルス感染症の感染状況について

 (2)新型コロナウイルスワクチン接種について

2 第7波への本市の対応について

 (1)宮崎市保健所の重点化について

 (2)福祉施設等のPCR検査の対応について

3 新船「フェリーたかちほ」就航について

4 青島ビーチパークオープンについて

令和4年4月7日市長定例記者会見動画

会見動画(市公式YouTube)をご覧いただけます。

発表事項

1 新型コロナウイルス感染症対策について

(1)新型コロナウイルス感染症の感染状況について

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4月5日の(知事との)共同記者会見でも発表しましたが、本県全体では10万人当たりの新規感染者数が過去最多となっており、第7波に突入したと認識しております。

本市の場合、4月5日に249人の新規感染者を確認し、第6波のピークに早くも近づいているような、感染者の増加数が認められています。

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新規感染者数は11日連続で増加を認めており、昨日は一気に240人台まで増えて参りました。

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3月中旬から40歳未満の感染者が全体の7割を超えている状況で、60歳未満の方となると95%となっております。

逆にいうと非常に今回は高齢者の皆さんが守られてるような状況で、ブースターの効果が現れているのかなと感じております。

全体の感染者数がどうしても増えているので、じわじわと入院者数も増えておりますので、油断できません。

ただ、今の感染状況の特徴としては、やはり若者が中心です。それはやはりブースター接種も間に合っていません。

第6波では、行動制限をかけて時間を稼ぎましたけれども、まだ若年世代は接種が間に合っていないので、こうした感染への感受性が現れているのかなと思っております。

 
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クラスターの発生状況は、保育園・幼稚園・認定こども園等で3割弱、小・中学校、高等学校で4分の1強、合わせて半数以上となっております。

最近見受けられるのは、マスクを外したスポーツの現場、クラブ活動の現場などで感染が広がっているというケースもよく見受けられているところでございます。

 

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医療の状況ですけれども最新の数字で、病床使用率は21.2%までじわっと上がってきています。
例えば、妊娠している方なども、入院の対象になりますし、やはり高齢者でも、入院の対象となっている方が出てきている様子です。

PCR陽性率は26.1%で、これも非常に上がってきております。
検査で確実に拾えてない市中感染が広がっているような状況と見受けられています。
 

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(知事との)共同会見でも申し上げた通り、一人一人が不織布マスクの着用、手指消毒、そして会食時の感染防止対策の徹底、1テーブル4人以下、席の移動はなし、2時間以内ということを呼びかけさせていただいております。

その範囲内であれば、会食するなとは呼びかけておりませんし、市職員に対しても同様の呼びかけをしているところでございます。一番安全なのは、日頃生活を共にしている家族等との外食などは、ほとんど家で食べようが、外で食べようが変わらないかなと思っておりますが、やはり全く、日頃生活を共ににしていない方々との会食におきましては、そのルールを守りながら、そしてひなた認証店、そうした感染対策がきっちり行われているお店を利用して、会食いただくようにお願いしたいと思っております。

体調に異変がある際はぜひ受診してください。
やはり検査することを怖がって、後で感染を広げてしまって後悔するというケースがございます。
遠慮なく、異変があったら受診をして、そして事業主におかれましてもそうした感染を責めるということではなく、感染された方々に対してはいたわると、そしてしっかり隔離するための休みを認めるという姿勢を持っていただきたいと思っております。

(2)新型コロナウイルスワクチン接種について

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ワクチンの状況を説明いたします。

高齢者の皆さんにおかれましては、追加接種は83%まで進んできました。
人口全体でいうと40.9%でございます。

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年代別では見ての通り、60歳未満の世代の接種率が非常に低くなっております。

接種券はすでに、すべての方で最短の6ヶ月で発送している状況ですので、ワクチンはあって、接種券はあって、予約枠もあるので、あとはそこに予約をして接種をしていただくだけですから、接種へのご協力をお願いしたいと思います。

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さらに、12歳から17歳への追加接種が国において決定されました。

すでに発送されている方々は基礎疾患を有する12歳から17歳の方でございます。
早期発送を希望する方は、自らコールセンターで申し出を受け付けされてください。
その方々には優先的に発送いたします。

受付期間は、4月4日から4月17日です。様々な事情により早く受けたいという方は申し込んでください。

その他の方は4月25日月曜日から、週に1回発送していきますが、4月25日の時点でかなりの数を発送をいたしますので、接種券が届いたら速やかに予約をお願いいたします。

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これらの年代の方に対しても、個別接種を125医療機関で実施することに加えて、4月23日からは集団接種を行って参ります。

予約受付は、市ワクチン特設サイトやコールセンターでお願いいたします。

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3回目接種を希望される方は1日でも早く予約接種をお願いいたします。

また集団接種においては、予約なしの接種も水曜日・木曜日に実施しております。

水曜日と木曜日の予約枠に空きがかなり出てきている状況ですので、水曜・木曜の枠においては、接種券は持参のうえ、予約なしでも来てください。

 2 第7波への本市の対応

(1)宮崎市保健所の重点化について

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第7波への本市の対応を説明いたします。

保健所業務の重点化ということで、これは多くの市民の皆さんの生活に関わるもしくは事業所の皆さんに関わることなので、しっかりご理解いただければと思っております。

まずこの1枚目のスライドでは、国の方針と県の方針を上下に分けて説明しております。
国の指針に関しましては、オミクロン株の発症間隔が短いこと、ワクチン接種後であれば重症化率は低いということ、デルタ株に比べては少なくとも、病原性は強くないだろうというような特性を踏まえて、感染リスクの高い同一世帯、家族やハイリスクの方々を対象とした、保健所による積極的疫学調査を実施していくということを可能にする。

つまりはそれ以外は「保健所において疫学調査は行わなくてもよいとする」という国の方針となっております。

さらにそれを受けて、宮崎県の対応としても、保健所業務を重点化していくことは各保健所判断で行っていくとなっております。県内では宮崎市の保健所と、それ以外は県の保健所がございましてそれぞれ例えば高岡・延岡・都城、そして、国富・綾は中央保健所が管轄しておりますが、もうすでにそれぞれ保健所長の判断で、業務の重点化が行われているところでございます。
我が市としては、自治体と保健所の管轄は一致しておりまして、感染者数が多く、また市民も多い宮崎市としての対応を、明確にしておきたいと思い発表させていただきます。

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宮崎市の現状を分析しますと、先ほど申し上げている通り、40際以下の若年層に感染が非常に多く、また、このBA.2へ置き変わっていく中で、今後第7波に入ってさらに感染者数が増えていくことが予想されています。

しかし、入院者数が第6波と比較してまだ抑えられており、医療が逼迫している状況ではないという判断のもとで、県としても行動制限はかけませんし、ジモ・ミヤ・タビのような、キャンペーンを継続していくということでございます。

その中でやはり、感染者数はそれでも増えていくことを想定して、保健所だけでなく、あらゆる立場の皆さんで協力をお願いして、対応に当たっていきたいと思っております。

重要なことは、保健所機能を維持するとともに、医療の逼迫を防ぐということでございます。
実際に、昨日約250名の新規感染者がきました。

その前までは100人台でしたけれども、一人一人本当に丁寧に電話で対応して、聞き取り調査を行います。
それがたった1日で倍になったわけですから早速昨日から保健所の機能を逼迫していて、陽性になったけれども保健所所からの連絡がなかなか来ないというような声も聞いております。

すべて保健所の指示待ちにしていると、結局それで動けなくて、それぞれの立場の皆さんにご迷惑をおかけする。一方で、ハイリスクの患者さん感染者さんへの対応が遅れてしまうということで、これは決して手を抜くという話ではなくて、市民の皆さんにとって、こうした対応の方がよりよいだろうという判断のもとで行っていきます。

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宮崎市保健所業務の重点化ということで、まず陽性者に関しては、この入院と宿泊療養施設に関しては、県との調整の上で対応しております。

ホテルなどでの宿泊療養も続いておりますが、そうしたことも県の管轄で行っていただいております。

そして入院判断も対象となりうるような方は、県の入院調整本部に本市の保健所よりかけて、県の調整を待って入院するというような流れでございます。

自宅療養者に対する健康観察なんですけれども、ここに関しては今までと変わります。

まず改めて確認ですけれども、感染をして症状がある方は、10日間隔離です。
ただし症状が続いている場合、隔離期間は延びます。それは従来から変わりないところです。

そして、無症状者は7日間、ご自分で健康観察をしていただきます。7日間の後に隔離解除です。症状がある人と無症状者で、隔離期間は違います。ただし、途中で無症状者も症状が出た場合は、扱いが切り替わり、有症状者という扱いになります。

市の保健所からの電話連絡というのは、原則的に陽性判明日の1回と、その後自宅療養の7日目に確認をさせていただきます。
今まではその限りではなく、特に当初は毎日電話をして状態を確認するというようなことがありましたけれども、今後はリスクのない以下の三つに当てはまらない方に関しては、こうした形で、自宅療養者に対する保健所からのフォロー、保健所ではなくて訪問看護からも電話があることもありますが、そうした対応をさせていただきます。

以下の三つ、「65歳以上」もしくはそれ未満で、「重症化リスクを複数持っている方」、もしくは「妊産婦の方」に関しては、その限りではなく適宜、状態確認の電話をさせていただきます。もちろん、途中で症状が悪化するとか、症状に不安がある方は、ご連絡をいただければしっかり対応するというようなことをしていきます。

そして、濃厚接触者の取り扱いに関して、各事業所・学校・保育園・幼稚園のご協力をいただかなければなりません。

この重点化により、保育園・幼稚園、小中学校及び一般事業所においては、濃厚接触者はそれぞれの現場で特定をしてもらいます。

しっかりその特定をするためのマニュアルを、市のホームページでも発表いたしますし、あらゆる機会をとらえて、そのフローは説明させていただきます。
濃厚接触者のリストアップを行う。そのリストに基づいて、保育所・幼稚園、小・中学校に関しては、行政検査を行います。
一方で、一般の事業所に関しては、濃厚接触者のリストアップを行った後、それぞれの濃厚接触者に関しては、事業主から7日間の待機を命じていただきます。保健所における行政検査PCR検査を行いません。

しっかり自宅待機をしていただき、もし症状が出た場合は、医療機関を受診していただきたいと考えております。
表にまとめておりますけれども、ハイリスク施設、医療機関・高齢者・障がい者施設は、今までと対応は変わりません。ここは引き続き保健所においてしっかりやっていきます。

家族、同一世帯の家族も変わりません。同一世帯ですから、一緒に住んでいると自動的に濃厚接触者ですから、行政検査をやっていきます。
それ以外、保育所・幼稚園。小・中学校はそれぞれの現場で濃厚接触者をリストアップして、その対象になった方は、保健所による行政検査を行った上で、7日間の自宅待機を要請します。

小中学校も同様です。
それぞれ、保育幼稚園課、それから教育委員会もしっかり協力しながら、特定をしてもらいます。一般事業所においては、公表しますマニュアルフローに基づいて、一般事業所で特定をして、必要があれば症状が出た場合、医療機関を受診してもらいます。そして7日間自宅待機をしていただきます。

すべてにおいて、濃厚接触者の皆さんは、4日目と5日目で、あくまでご自身の抗原定性検査キットなどによって陰性が確認されれば、5日目をもって解除が可能となります。
検査陰性がない場合は、7日間しっかり自宅待機をしていただいて、8日目に隔離解除という運びになります。様々な現場の事情で、早期復帰を目指したいという場合は、この検査陰性を行っていただきます。

こちらに関しては、保健所において行う検査ではございませんので、それぞれにて行っていただきたいと思っております。
なお、時々聞かれますが濃厚接触者の自宅待機期間中、できる限り外出は控えて欲しいという話をしておりますが、生活必需品の買い物などは禁止しておりませんので、しっかり感染対策を行って、人の少ない時間に買い物に行くなどをして、生活を維持していただければと思っております。

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これが濃厚接触者の社会復帰の考え方です。症状が基本的に途中で出た場合は、速やかに最寄りの医療機関を受診されてください。そこでは、医師の判断において、保険適用で検査費は負担なく受けられます。
ただ、初診料がかかることもあります。

そして無症状の場合は、陰性を確認してから社会復帰可能です。
5日目で陰性確認して、その陰性を確認したら速やかにその日から、社会復帰可能ということです。

そして、一部の社会機能維持者、医療従事者などは、毎日抗原検査で陰性を確認することで、業務従事は可能となっております。それぞれ施設長・管理者の判断ではございますが、そうしたルールとしております。
 

 

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それから、先般(知事との)共同会見でも申し上げましたが、医療機関におかれましては引き続き、症状のある方等へ積極的な検査診断をお願いしたいと思っております。
また、すでに2種類、経口治療薬は利用可能で、処方されている現状もあります。
少なくとも、県内の薬局での在庫が足りない状況ではないので、治療適用となる方、基本的には高齢者であったり、基礎疾患などリスクを有する方が対象になりますが、積極的にそうした治療の対象となる患者さんに対しては、医療機関の皆さんにおかれまして、治療を検討いただくように、積極的に治療していただくようにお願いします。施設入所者に関しましては、それぞれ在宅医がおられると思いますが、そうしたところでのしっかりとした対応もお願いしたいと思っております。

マニュアルに従って決めたらその方々はルール通り自宅待機していただきたいのですが、濃厚接触者には厳密に当てはまらないけれども、ちょっと不安という方に関しては、県の無料PCRであったり、医療機関において行われている自費PCR、そうしたものを利用していただくしかないかなと考えております。

今、検査料もどんどん下がっておりますので、それぞれのクリニックにおける、自費PCRの価格も下がってきている状況であります。そうした点もご理解いただければと思っております。

(2)福祉施設等のPCR検査の対応について

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本市としましては、今申し上げた行政検査の対象にならないけれども、感染に不安のあるような方で、かつリスクの高い方に対して、無料のPCRが受けられるような事業を開始をしたいと思っております。

在宅で、要介護者や障害をお持ちの方々に関しては、訪問看護ステーションが訪問をして、PCRを行い、それで確認をするという事業を、無料で受けられるように展開いたします。

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入所施設・老人ホームとか、障がい者のグループホームなど様々ございますが、そうしたところで感染に不安があって、行政検査の対象ではないけれどもPCRを行いたいという方は、施設でもPCR検査を無料で受けられるような事業を4月1日から運用開始しております。

今それぞれ事業所に対して案内をしているところでございます。

やはり、こうしたハイリスクな方々への対応は、より手厚くしていかなければいけないということで、先月、補正予算の議会の理解を終えて始まったところでございます。

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感染対策の徹底と、事業所の皆様方、もしくは先ほど申し上げた学校、保育園・幼稚園におかれましては、ご理解ご協力をよろしくお願いいたします。

先ほどちょっと説明漏れましたけれども、学校ですが、小・中学校は濃厚接触者をリストアップしたら行政検査いたしますが、国においては、中学校、高校は一般事業所扱いでもよいとするという形になっております。

本市においては、高校においては一般事業所と同じ扱いで濃厚接触者の特定を行い、しっかり自宅待機をしていただきますが、行政検査は行わないという対応をしたいと考えております。各現場の対応はしっかり説明できたかなと思っております。

濃厚接触者というのは、発症2日前から最終接触日までに接触のあった方に対して、端を2日前から最終接触日までに、感染者に接触のあった方で、感染者と1メートルの距離で、マスクなしに15分以上の接触がまず第一段階。
その次の段階として、会話であったり、飲食、喫煙、車に同乗、換気の悪い室外で空間を共有、同じ寮内で生活、そうした場面に当てはまる。これが両方そろうと濃厚接触者とみなされます。

マニュアルをしっかりと示していきたいと思いますので、まず、一般事業所の皆さんにおいては、会社で感染者が出ても保健所からの指示などは今後ありませんので、速やかにこの方法に従ってリストアップをして対応いただきますようよろしくお願いいたします。

3 新船「フェリーたかちほ」について

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フェリーたかちほが4月15日に就航いたします。

客室数も増えて、コロナの状況においても非常に安全安心な観光誘客の手段になりうると考えております。
また大型トラックの積載台数も拡大しますので、第一次産業を基幹産業とする本市にとっても、大消費地へ貨物を運ぶ重要な手段になりますので、積載台数が増えるというのは非常に喜ばしいところだと考えております。

本市では、新船建造費の一部に対する5億円の貸付事業のほか、利用促進事業を今後実施していきますので、引き続き、県と関係団体一丸となって、利用促進に努めて参りたいと考えておりますし、多くの市民の皆さんにもご利用いただきたいと考えております。

県外往来においては、自粛ではなく慎重に感染対策を行った上でということになっておりますので、そうした対策をした上でお願いいたします。

4 青島ビーチパークについて

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青島の魅力アップを図るため、海水浴以外でも通年楽しんでいただけるような取り組みを継続していきます。

令和4年4月29日金曜日から、青島ビーチパークをオープンいたします。

青島プロジェクト株式会社におかれまして、ビーチパーク内に常設の店舗を1年間通じて営業を行っていただく「uminoie(うみのいえ)」という名前の店舗を出店いただきます。

来訪する皆さんにも利用しやすい価格でのメニューを用意しているということですので、ぜひご利用いただければと思いますし、ゴールデンウィーク7月・8月は定休日なしでオープンしていくということでございます。

4月21日に神事などを行うオープニングセレモニーも予定しております。

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