目次
●発表事項
1 新型コロナウイルス感染症について
令和4年8月8日市長定例記者会見動画
会見動画(市公式YouTube)をご覧いただけます。
発表事項
1 新型コロナウイルス感染症について
(1)新型コロナウイルス感染症の感染状況について
直近1週間の10万人当たりの新規感染者数の年代別の割合でございますが、やはり40代以下が市全体を上回って感染の中心となっていることは変わりはありません。
ただ、90歳が少し伸びていたり、高齢世代も感染者数が増え始めていることに注意が必要であると考えております。
感染者の急増を第7波と表現し、6月30日までを第6波とします。
感染している世代を見てみると、概ねこの緑の50歳代以上が割合としてやや増加傾向にあると、60代以上でいうと15.4%、高齢者の感染者の割合が増えているということに注意をしております。
クラスターの発生状況ですが、この7月から8月7日の1ヶ月では、高齢者福祉施設が37%と一番多い割合を占めております。
高齢者施設ではやはり、ハイリスクな高齢者の皆さんが集団生活を送っておられますので、特に保健所と福祉部で連携しながら、注意を持って対応しているところでございます。
本日から県において、陽性者登録センターが設置されるに従って、そこで用いる抗原定性検査キットの配布と、キットによる陽性者の登録というものも開始される予定です。
特に、この抗原定性検査キットの配布については、症状がある方のうち重症化リスクの低い方、例えば、40歳未満といったそうした若年世代の方々を対象に、県におかれまして自宅へ、申請に基づいて配送される場合と、あと(宮崎)港の方で県が設置する配布場所において、直接配布をされる二つがあります。
本市においては、特に今週から8月11日に祝日を迎え、またお盆に入りますことから、在宅当番医の医療機関への負担を少しでも軽減するために、8月11日(木)と14日(日)の2日間は、宮崎市役所の第5駐車場でドライブスルー形式によって、午後に200キットまでの数でございますが、配布をさせていただきたいと思っております。
マイナンバーカードや運転免許証などの身分証明書を持って必ず自家用車でお越しいただければ、ドライブスルー形式で検査キットを配布したいと考えております。
県のHPでも掲載していますが、抗原定性検査キットを受け取ったら、ご自身で検査をしていただきます。
もし陽性と出た場合は、改めてPCRなどの再検査をすることなく、この医療用の抗原定性検査キットの陽性をもって陽性の診断が可能です。宮崎県陽性者登録センター(インターネット上)で登録を済ませば、新型コロナウイルス感染症の感染者という取り扱いになります。
そちらから手続きを進めれば、療養証明書等の発行も可能です。軽症であれば、医療機関を受診することなく、ご自宅で自宅療養を開始して、周囲への感染の広がりに気をつけながら経過を見ていただければと思います。
この検査キットの無料配布は、医療機関へのひっ迫を少しでも緩和することを目的としております。キットを活用しながら自宅療養を進めていただければと考えております。
ただし、症状が重い方や重症化リスクのある方々は遠慮せずに、医療機関へご相談いただければと思っております。
(2)新型コロナワクチン接種について
2回目接種を終えて、3回目接種の対象者となっている人の3回目接種率は、全体は約78%ですが、やはり40歳未満の方々の接種率が依然として低いです。
3回目接種を受けることができる状況でまだ接種をしていない方々が、それぞれの世代で5割前後いらっしゃる状況です。
市では、3・4回目接種の集団接種会場の体制・機会を順次増やしています。
夜間帯の接種は8月19日と20日に予定をしています。
また、木曜日、土曜日のモデルナの接種も、記載の通りです。
日程などが少し複雑ですので、申込み時は市のホームページにて確認いただければと思います。
予約なし接種は、毎回利用が多く途中で整理券の配布も終了している状況です。
あらかじめ、実施する時間帯を確認の上で、利用いただければと思います。
ただ、遅い時間帯はすぐに枠が終了してしまうこともありますので、ご了解いただければ幸いです。
現在接種を推進している4回目接種対象の方々(高齢層、重症化リスクのある方、基礎疾患を有する方)、医療従事者、高齢者施設の従事者の皆さんはぜひしっかり接種を進めていただきたいと思います。
特に、②(基礎疾患を有するもの)と③(感染した場合の重症化リスクが高いと医師が認めるもの)の基礎疾患を有する方は、積極的に接種券の発行申請を行っていただいて、4回目の接種を受けていただければと思います(医師が、重症化リスクが高いと認めれば、ご自身で、市のホームページから接種券の発行申請が可能)。
(3)新型コロナウイルス感染症について(総括)
市役所の非常体制を8月11日までの3週間程度としておりましたが、感染状況の厳しさがまだ続いているので、さらに8月11日から2週間程度、この非常体制を継続します。
基本的に市役所職員も、医療従事者や介護施設従事者と同様に、会食をする際は、家族などの身近な方々に限ります。
不要不急の業務はできるだけ後回しにして、福祉部や健康管理部、保健所への支援を重点化していく体制をあと2週間延長して継続します。
イベントの実施については、特に混雑が避けられない・感染対策がしっかり取れないイベントは、延期も含めた内容の見直しをぜひお願いしたいと考えております。
また、市民の皆さんは、すでに県の行動要請にあるように、高齢者や基礎疾患のある方、そうした方々に触れ合う(日常的に一緒に住んでいる、触れ合う機会のある)方々は、混雑した場所への外出は自粛いただきますようにお願いします。
暑い中でも、普段一緒にいない人と密接に近い距離で話をする場合はぜひ、マスクの着用を徹底していただきたい。そして、ワクチンを接種していただきたいと思います。
さらに、食料支援も届くまでに時間がかかっている状況ですので、ぜひみずから、災害時の備えと同様に食料、市販薬の備えもお願いしたいと思っております。
2 子宮頸がん予防ワクチンのキャッチアップ接種について

キャッチアップ接種は、積極的な接種の呼びかけを中断していた期間に、ワクチンの定期接種の対象年齢を迎えてしまい、接種機会を逃してしまった女性に対して、今年4月から、国の予防接種法において改めて無料で受けられるようになっております。
本市は7月29日に、対象者に対して、お知らせと予診票を送らせていただきました。対象者の方々は、平成9年度から、平成17年度生まれの女性(高校2年生~25歳)です。
接種費用は無料で、接種回数は定期接種3回分です。
世界的にも認められている安全なワクチンであり、女性が命を失うリスクを非常に大きく低減させることができますので、引き続き、宮崎県や県産婦人科医会、宮崎大学市郡医師会などと連携をして、接種率の向上につなげていきたいと思っております。
100%近くまで接種率を高めて、少しでも子宮頸がんで失われる命をなくしていきたいと考えております。
小学6年生から高校1年生までの年齢層は、定期接種の対象者です。
勧奨のはがきや、学校を通じたチラシの配布などで、この定期接種のお知らせをしていきたいと考えております。
指定医療機関での個別接種ができますので(市のホームページに掲載)、医療機関に事前予約をして、合計3回無料で受けられます。
自費で受けると3回で約5万円~6万円。自己負担が生じてしまいますので、ぜひ定期接種で接種をお願いします。
3 宮崎市フェニックス自然動物園のアジアゾウ導入について
フェニックス自然動物園に新しい仲間がやってきます。大分県の九州自然動物公園アフリカンサファリからオスのアジアゾウ一頭をお迎えする予定になりました。
アジアゾウの愛称は「チョイ」くんで、現在9歳ということで、私も先日、直接サファリに会いに行きまして、園長の方と様々な話をさせていただきました。
本市の今飼育していゾウ「みどり」は、平成17年にタイ王国から繁殖を目的として、オスの「たいよう」とともに、登園に寄贈されましたが平成26年に「たいよう」が死亡したために、一頭となっていました。
以前繁殖を目的にこの「みどり」は、平成30年にいったん神戸市立王子動物園に預けましたけれども、妊活不調により、令和元年に帰園をしております。
今後の予定としましては、来年度の11月ごろの移動を目標に、九州自然動物公園と協議を行いながら、動物賃借契約等取り交わすとともに受入れに伴い、既存ゾウ舎の改修を行っていきたいと考えておりますし、今後必要な手続きを進めて参ります。
「みどり」との間で繁殖に繋がって、また新たな命を育んでくれることを期待しております。