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令和5年1月6日市長臨時記者会見

目次

令和5年1月6日市長臨時記者会見動画

●発表事項

新型コロナウイルスの感染状況について

令和5年1月6日市長臨時記者会見動画

会見動画(市公式YouTube)をご覧いただけます。

 

発表事項

新型コロナウイルスの感染状況について

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本日発表の宮崎市の新型コロナウイルス感染者の数が過去最大の数になりました。
この3連休、「はたちの集い」という行事が控えています。

また、プロ野球のキャンプであったり、受験シーズンということもあるので、改めてここで注意喚起をさせていただきたい。そして、正しい情報をしっかり共有させていただきたいと思い、会見を行うことにしました。

まず、昨日確認された新規感染者数ですが、1803人。

これは宮崎市保健所で把握している数です。これが宮崎市の感染者数としては過去最大です。昨日をさらに上回りました。

また県からの発表では、直近1週間の10万人当たりの新規感染者数も全国ワースト1位の状況ということで、これも時期によって都道府県の順位の入れ替わりというものは生じておりますが、特に西日本を中心に非常に感染者が多いという状況です。

 

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宮崎市消防局において救急搬送困難事案が、先月から非常に多い状況が続いています。

12月と11月を比較しても、大幅に救急搬送困難事案ということで件数が増えています。
およそ救急搬送困難事案とは、問い合わせが4回以上行われ、現場滞在時間が30分以上生じたものを満たす件数をカウントしております。11月の44件から、12月は約3倍弱の128件ありました。直近1週間の12月26日から1月1日の間でも37件生じています。
少し減ってきているように見えますが、12月31日は予備車2台を含む12台すべての救急車が午前中に出払ってしまうというような状況も生じました。

そうすると、すぐに出動する救急車が1台もない。さらに、昨日夕方から夜にかけて、現在予備車は配置しておりませんが、従来の救急車すべてが出払うというような状況も宮崎市内で生じていました。
そうしたときは、本当に救急要請をしても、すぐに救急車で駆けつけることができないということで、それだけ実際に市民生活に影響をおよぼし始めているということをお話しておきたいと思います。

その中でも、コロナ陽性者の搬送数が先週から増えています。感染症の患者さんですので、搬送した後は救急車の消毒など、時間を要するということもあり、さらに救急車の利用状況が逼迫してしまうという状況です。

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高齢者施設のクラスター発生状況と、障がい者施設、それから医療機関のクラスター発生状況を示しています。

実際、入院をするような医療機関でクラスターが発生してしまっていたり、また多くの老人介護施設でクラスターが発生してしまっており、実際そこから多くの方々が重症化、また職員の方々も感染して、施設の運営に大きな影響をきたしております。

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現在国外・海外においても、オミクロン株の系統組換え体がどんどん出現しておりまして、日本国内への流入が懸念されています。

それに加えて、インフルエンザもどんどん増えており、特に沖縄でのインフルエンザの発生状況も一気にはね上がっています。

国内のインフルエンザの感染者も、次第に全国にそれぞれの県から波及していくことが予想されますので、インフルエンザも同時に警戒が必要です。

コロナのワクチンに加えて、可能な限りインフルエンザワクチンの接種をお願いしてきたところです。

概ね、例年12月までに多くの医療機関でインフルエンザワクチンの接種を終えるものですから、1月に入ってしまうと、かかりつけの医療機関でインフルエンザワクチンも打つことができないということがあられるかもしれません。ただ、ワクチンの供給体制は十分に国において整えているということですので、それぞれの医療機関で、ワクチンの接種についてはお問い合わせをいただきたいと考えております。

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それから特に、改めて市民の皆さんにお願いしたいことをポイントを絞ってまとめました。

行動制限を加えることなしに、経済を回しながらより賢く感染対策を講じていくことが非常に重要だと思っています。
そのためには、、少しでも体調不良があれば、特にマスクを外すような場面である会食、部活動、スポーツ、そうしたマスクを外して、近くで接触をするような場面は控えていただきたいと考えています。

常々言ってきたことですが、改めて、インフルエンザや他の感染症と違い、症状が出てしまう前に感染性を有してしまうという意味で、なかなか症状が出る前に気をつけるというのは難しいです。
なので、普段から人と近づく場面においてはマスクをしましょう、ワクチンを打ちましょうということを申し上げています。

少なくとも、呼吸器・喉の症状であったり、体がだるい、まして微熱・発熱といった状況であれば、絶対に学校への登校であったり、会食への参加であったり、人が混みあうような行事、イベントへの参加は見直していただきたいと考えています。
そして、たとえ外出する時も、いつ自分がかかっているかわからないという意識で、人と近づくときは必ずマスクを着用していただきたいということを改めて申し上げておきたいと考えております。

この3連休は、特に日曜日、「はたちの集い」が宮崎市内各地で開催をされます。
「はたちの集い」そのものはしっかりと感染対策を講じて実施していくんですが、その後に行われる夜の懇親会であったり、もしくはその前夜行われる若い人たちの懇親会などの会食の場においては、ぜひ、体調が少しでも普段と違うという方がいらっしゃれば、ぜひ参加を見合わせていただきたいと考えています。

それから今後、宮崎市内で予定されている主な行事イベントというものを書いておりますが、受験生の皆さんは大学入学共通テストが今月の中旬に控えています。そして、今月末にはオリックスの日本一を祝うパレードや、来月はプロ野球キャンプ、WBC日本代表の合宿も控えており、多くのお客様を本市にお迎えする時期です。

ぜひ、感染のピークを少しでも抑えて、安心して多くのお客様をお迎えできるよう、一人一人の皆さんがしっかりと感染対策の意識を高めていただきたいと考えております。

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そして、改めてワクチンの接種ですが、特に強調して今日申し上げたいことは、重症化リスクの高い方で、ワクチンをまだ打っていないという方は、早急にワクチンの初回接種から再度ご検討いただきたいと考えております。

本市で把握している、非常に痛ましいケースを少しだけ紹介させていただきます。
30代の患者さんで、自宅療養中にコロナに感染し、呼吸状態が悪化して入院をしてしまった。
そして、60代の患者さんについても、呼吸状態が悪化して入院、そしてその後亡くなってしまいましたが、2人ともワクチンを1度も接種されていないという状況でした。

2人とも基礎疾患があったり、また寝たきりという状況であったにもかかわらず、ワクチンを打っていただいていなかったということは非常に残念ですし、痛ましいケースでございました。

ぜひ、基礎疾患がある、もしくは高齢、重症化のリスクがあるような市民の皆さんは、ワクチンを打ったことがないという方はぜひ、ワクチンの接種をお願いしたいと考えております。

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本市も今日、新しく集団接種の接種機会を増やして、20日と21日の金曜の夜に日程を追加しました。

さらに、今月14日以降は予約なし接種もそれぞれ実施していくこととしましたので、個別の医療機関で予約が取りにくいという方は、改めてこちらの集団接種の機会もご検討いただきますようにお願いたします。
 

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さらに、今日特に強調して申し上げたいところですが、多くの市民の皆さんに抗原検査キットというものがよく使われるようになったと思います。

一般の小売店や自動販売機で市販されているような研究用の検査キットは、決して診断用にはお勧めしていませんので、使用されないようにお願いしたいと考えております。国においても前からそのように言われております。

研究用と書かれているような、一般の小売店で販売されている検査キット、そもそも診断に認められている認められていないとかいう問題ではなく、これで陽性が検出できるかどうかという性能が全く保障されていないので、実際に体外診断用の検査キットで陽性と出た患者さんでも、研究用の検査キットを使うと、陰性という結果が出てしまうということは普通に起こりうる話です。
絶対にこうした国の承認のない検査キットを用いて陰性だから、これで自分は安心だと誤解されないよう、体調に不安のあるときは必ず、薬剤師のいる薬局での販売、もしくは県が宮崎港で配布している、体外診断用の検査キットを使用していただくようにお願いします。

そして、発熱や咳といった症状が出たその日に医療用の検査キットを使ったとしても、感染者であっても陰性と出てしまうことがあります。症状が出て1日経って、再度検査をしてみると初めて陽性となったということはよくありますので、不安なとき、まずは症状が出てから1日経ってから、抗原検査キットの使用というものをお勧めしたいと思います。

もしくは、1日目で検査結果が出ることもありますので、1日目に使って陰性だった。
それでもやはり、安心できないのでもう1回・2日目に検査キットを使って検査してみようかと。そうした慎重な態度が必要です。さらには、抗原検査キットで2回とも陰性であっても、それでも100%感染を否定できるものではありません。

感度という意味ではPCR検査よりも抗原検査キットは劣りますので、そこで安心と言わずに、どんな風邪症状であっても、症状がある間は他人に移しうるという意識で、検査キットでたとえ陰性であっても、会食には行かない、マスクを外した場面で人と近くで接触しない。そうしたことを、一人一人がしっかり心がけていただきたいと考えています。

検査キットを使うときはしっかり鼻の粘膜をこすりつけて、微粘膜の抗原を検出できるよう、検査しようという意識で実施していただきたい。さらに、(検査キットに)赤い線が2本出たときは陽性ですが、うっすらと、薄くでも2本の線が現れてきたら陽性です。少しでも線が浮かび上がってきたら、陽性です、その際は陽性者登録センターで登録をするか、もしくはハイリスクの方に関しては、医療機関を受診し、感染の報告を上げていただきたいと考えております。

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コロナに感染したかも、もしくは体調が悪い、おかしいと思った時は、体外診断用医薬品の検査キットで確認をする。そして、陽性が確認された後は必ず陽性者登録センターで登録をしてください。登録をしないでそのままにしていると、感染者数の数の把握ができません。

また、自宅へ食糧支援ということで食料を配達する県の支援策もありますが、陽性者登録センターで登録していただかないことには利用できませんので、まずはご自身のセルフチェックで抗原検査で陽性となった場合は、必ず登録センターに登録する、もしくは高齢者であったり、基礎疾患がある。
方々に関しては、医療機関を受診し、登録をしていただきたいと考えております。

そして、感染した方々に関しては、自宅療養の期間が7日間となっていますが、これはある程度社会経済をまわしていくために、7日間の隔離、そのあと数日は感染に気をつけて動いてくださいねという意味であり、7日間を過ぎたら完全に感染性がないわけではないので、8日から10日間は、人に感染させる可能性がまだあるという意識で、会食には参加しないようにしてください。

マスクを外してスポーツをしたり部活動をするのも、7日間を過ぎても、数日間はやめておいたほうがいいと思います。
こうしたことはもうすでに注意喚起として、療養期間が過ぎたあと数日感はしっかり気をつけてくださいということは申し上げてきていますが、改めて、7日間すぎれば感染しないというわけではないので、ぜひその点を再度ご理解いただいた上で、一人一人が行動をとっていただきますようにお願いいたします。

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