目次
●発表事項
2 学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)の設置を目指します
令和6年2月2日 宮崎市長定例記者会見 要点動画
発表事項
1宮崎オープンシティまちづくり計画について
・「宮崎オープンシティまちづくり計画」は、本市を取り巻く社会経済情勢の変化を鑑み、「外に開かれた宮崎市」という新たな視点に立った「都市の可能性を広げる取り組み」をまとめたものとして
策定する。
・このまちづくり計画は、土地利用制限の緩和等により、多様な都市機能の集積や充実を図ること、また、本市の「顔」である、まちなかの賑わいを生み出す個性的で魅力ある空間形成を図ること、さらには本市固有の自然豊かな地域特性を活かしたまちづくりを展開し、土地利用の可能性を最大限に高めることにより、本市の地域経済の持続的発展並びに人口の社会増、交流人口・関係人口の拡大を図り、
力強い県都宮崎市の実現を目指すもの。
・「宮崎オープンシティまちづくり計画」には、「まちなか投資倍増プロジェクト」を推進制度とし、投資を促進する3 つの施策を進めていきたい。
・一つ目が、「駐車場・駐輪場の附置義務の廃止」であり、令和5年4月に実施している。
・二つ目が、「投資を促進する 3本の矢」であり、本日の主な発表内容となる。
・三つ目が、「道路利用環境の向上・制度の導入」であり、歩きたくなる市道整備や県道の高千穂通りに計画されている「ほこみち制度」の導入・連携である。
・なお、「投資倍増」というプロジェクト名は、まちなかの建物の更新数や投資の倍増を目指して、力強い県都宮崎市を実現する願いを込めている。
・現状として、本市のまちなかにおいては、都市のスポンジ化や、老朽化した建物の建て替えが進んでいない状況にある。
・そこで、目指す姿として、「まちの価値を 持続的に 高める」ことを目的とし、「まちなか投資倍増プロジェクト」として、過去・現在・未来の視点で取り組んでいく。
・今回、新たに実施する施策は、「投資を促進する 3本の矢」であり、期間を令和6年4月から10か年として、挿絵のようなイメージの空間を創出し、まちなかを市民や来県者の皆様に、楽しんでいただくとともに、エリアの価値向上を図りたいと考えている。
・まちなか投資倍増プロジェクトにおける「対象エリア」は、ご覧のエリアとする。
・宮崎市内において、最も指定容積率が高い、いわゆる高い建物が建てられるエリア、とその周辺、また主要な国県道である、国道10号や橘通り、県道の高千穂通り、そして市道 宮崎駅東通線(とおりせん)、また、橘通りの西側周辺も含んだ約66ha のエリアを対象とする。
<道路情報>
東端:日向学院と宮崎学園前の南北線「(市道)昭和通線(とおりせん)」
西端:市道の南北線 通称「西銀座通り」
北端:MRT やカリーノ、郵便局の北側の東西線
南端:宮崎県庁北側の東西線
・投資を促進する 3本の矢のうち、一つ目の矢「容積率の緩和」と、二つ目の矢「斜線制限の緩和」について説明する。
・建物の更新を後押し、促がすために活用する制度として、都市計画法に基づく「高度利用型 地区計画」、「街並み誘導型 地区計画」、そして建築基準法に基づく「総合設計制度」を選定している。
・事例として挿絵をご覧いただくと、例えば「高度利用型地区計画」を活用することで、これまでの建築では、左側の挿絵になるが、
・敷地面積や、通りに面するなど諸条件が整った上で、建築主等がまちづくりへの取り組みを行った場合、制度活用後の事例として、その土地の指定容積率600%が、最高限度を1,000%まであげることが可能となる。
・オフィスビルのケースで言うと、これまで9階程度であったのが、16階程度のビルの建設が可能となる。
・容積率の緩和を受けるためには、従前の敷地の範囲内ではなく複数の敷地の共同化等による敷地規模の拡大や、誰もが憩えるオープンスペースの創出など、魅力あるまちづくりに自ら取組むことが、土地利用においてより有利に働く方向へと誘導し、インパクトのある建築計画が街区単位で連鎖的に波及し、来街者の回遊性向上につながるような施策としている。
・そんな「まちづくりへの取組メニュー」は、4つあり、まず2つをご紹介する。
・まず、一つ目としては、「A」の「居心地が良く 歩きたくなる『まちなか』空間の確保」である。
・これは、敷地に対する建物の一階部分の面積である建ぺい率を小さくし、居心地が良く 歩きたくなるスペースを確保する取り組みである。
・このメニューにおいては、容積率最大160%割増し可能としている。
・次に右側の「B」の「土地の有効利用と敷地の集約」である。オープンスペースを創るためには、広い敷地が有効であるため、隣の土地との敷地の集約などを進める取り組みである。
・このメニューにおいては、容積率最大120%割増し可能としている。
・3つめとして、「C」の「回遊性向上と良好な景観形成」への取り組みである。
・これは、民地内に創っていただいたオープンスペースに、ベンチやテーブル、植栽や照明、1階部分が飲食店など、賑わいを添えていただく取り組みである。
・このメニューにおいては、容積率最大80%割増し可能としている。
・次に、右側「D」の「今日的課題への対応」として、「防災機能の向上」や「環境への配慮」である。
・これは、地震などの災害時に一時避難施設として、更新された建物の1階部分を避難施設とし、開放していただく取り組みなどである。
・このメニューにおいては、容積率最大40%割増し可能としている。
・以上、A からD までの4つの「まちづくりへの取組メニュー」をご覧いただいたが、それぞれの取り組み度合いを評価して、容積率の割増しを行い、容積率を決定する。
・オープンスペースの創出については、「まちなかオープンスペース認定等制度」を創設したいと考えている。
・この認定等制度は、創出されたオープンスペースの使われ方が、歩道的・公園的な使われ方をするような、いわゆる公共性や公益性について確認したうえで、市が認定するものである。
・例えば、一つ目のケースとして、挿絵のような幅2.0m以上の「歩きたくなる空間」を創っていただいた場合、認定したいと考えている。
・また、二つ目のケースとして、挿絵のような滞在空間として、奥行が4.0m以上、かつ、面積が100平方メートル以上の「憩いの空間」も認定していきたいと考えている。
・宮崎は、日照時間も長い土地柄のため、木陰のベンチでくつろげたり、または家族や友人などとランチができたり、そんな憩いの空間が、今回の「まちなか投資倍増プロジェクト」にて創出され、市民の皆様や県外からいらっしゃったお客様が、少しでも宮崎に住んでて良かった、または、来て良かったと思っていただけることを期待している。
・公共性・公益性の高さを踏まえ、「まちなかオープンスペース」に認定された面積に対して、土地の固定資産税と都市計画税を「10年間」、「100%」、減免したいと考えている
・本日発表した「宮崎オープンシティまちづくり計画」については、令和6年4月1日にホームページ等に公表したい考えているので、どうぞご覧いただきたい。
2学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)の設置を目指します
・学校に登校できていない子どもたちの新たな学びの場を確保するために、「学びの多様化学校」の設置に向けて準備を進める。
・学びの多様化学校とは、不登校状態の子どもたちの実態に配慮した特別な教育課程を編成する学校。
・宮崎市における設置イメージは、次のとおりである。場所は、宮崎市教育情報研修センター内で検討。設置形態については、「分校型」または「分教室型」で検討。対象は、宮崎市の中学校に在籍している生徒。
学校規模は、1 学年10~20 名程度で検討。令和7年度中のできるだけ早い時期の開校を目指す。具体的には、今後、検討していく。
・宮崎市としては、4つの特色ある、学びの多様化学校づくりを目指す。
・特に、学校に登校できていない子どもたちにとって、自己肯定感を高めることが大事であると考える。
・個別最適な学びや個性を活かした教育の充実を目指して、今後、具体的な内容を検討する。
・授業時間は年間770 時間程度で、特色のある教育となるよう検討する。
3マサイキリンの赤ちゃん誕生について
・令和6年1月19日(金)17時2分に、宮崎市フェニックス自然動物園でマサイキリンのメスの赤ちゃんが誕生した。
・今回は、「コユメ」(メス・11 歳)と「トウマ」(オス・8 歳)の間に、第3子目となる赤ちゃんである。
・誕生以降、元気にお母さんキリン「コユメ」の母乳を飲むなど、順調に成長している。
・令和6年2月3日(土)から屋外予備運動場での一般公開を予定している。
・また、一般公開と合わせて、令和6年2月3日(土)から令和6年3月17 日(日)まで、赤ちゃんキリンの愛称募集を行う。
・愛称募集は、10の愛称候補の中から一つを選択し、動物園入園ゲートでの記入投票か園内掲示のQR コードもしくはホームページからのインターネット投票で受け付ける。
・投票の結果、一番多く投票いただいた愛称に決定する。
・併せて、3 月31 日(日)に命名式を開催する予定。(詳細は未定)
・詳しくは宮崎市フェニックス自然動物園ホームページでご確認ください。
・多くの皆さんに赤ちゃんキリンにぴったりの愛称を投票してもらいたい。
・ぜひ、皆さんに動物園に足を運んでいただき、直接かわいらしい赤ちゃんキリンを見ていただきたい。
スライド資料 (PDF 10MB)