みなさんが使用した水は、下水管を通り、下水処理場できれいになって川や海に還されています。
ここでは、宮崎処理場を通してどのように処理されているのかを紹介します。
処理場に流れてきた下水は、以下のフローシートに沿って処理がなされていきます。
沈砂池 | 流れてきた下水をゆっくり流し、砂や大きなごみを取り除きます。 |
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最初沈殿池 | この池で、きわめてゆっくり下水を流して汚泥を沈殿させます。 |
エアレーションタンク | ここでは、活性汚泥と呼ばれる微生物が、最初沈殿池を通過した後の下水中のよごれをエサとして捕食し沈殿しやすい状態をつくっています。 |
最終沈殿池 | エアレーションタンクで沈殿しやすい状態となった汚泥(微生物)が、この池で沈殿して、その結果水がきれいになっていきます。 |
塩素混和池 | 最終沈殿池できれいになった水に塩素消毒を施し、処理水の滅菌を行います。 |
放流 | 汚れが微生物によって処理され、塩素消毒で滅菌された水が大淀川に放流されていきます。 |
浄化施設 | 一部の処理水は、高度処理を施し、せせらぎ水路等に再利用しています。 |
濃縮槽 | 最初沈殿池や最終沈殿池で沈殿させた汚泥を引き抜き、濃縮します。 |
消化槽 | 汚泥をここで約30日間消化させるため、35~36℃の加温とかくはんを行います。 その際に消化ガス(主成分:メタンガス)が発生します。 |
脱水機 | 消化槽から引き抜いた汚泥を高速回転させて、汚泥と水分に分離します。 |
乾燥機 | 脱水した汚泥を800℃以上の熱風により乾燥して、乾燥肥料ができあがります。 |
担当:下水道施設課