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宮崎市食育・地産地消推進計画

「食」は、健康な体と豊かな心を育み、生きていく力を与えてくれるとともに、楽しみや喜びを与えてくれます。

その「食」を取り巻く状況は、国民の生活水準が向上するとともに、社会環境や生活様式等が変化することにより、「食」に関する国民の価値観やライフスタイル等も多様化しています。

また、農林水産物は、生産技術の向上や輸送・流通システムの高度化などにより、消費者にとって、いつでも欲しいものが手に入る状況となっていますが、その反面、農林水産物の旬や生産地に対する認識が低下し、生産者と消費者の関係が希薄になるなどの問題も生じています。

本市は、全国有数の野菜生産地であり、それを食材として豊かな食生活を実現できる環境にあります。県民の野菜摂取量は全国平均を上回っているものの、摂取量の目安である350gには届いていない状況です。

また、生活習慣病は増加傾向にあり、特に、肥満の状況は、男性が全国3位、女性が全国2位とともに高く、エネルギーの過剰摂取や野菜の摂取不足等の栄養の偏り、食習慣の乱れなどが影響しているものと懸念されています。

また、鳥インフルエンザや口蹄疫など家畜伝染病の発生や輸入農産物の残留農薬、遺伝子組み換え作物や食品偽装表示などの問題により、食の安全・安心に対する消費者意識が一層高まっています。

これまで本市では、「食育基本法」(平成17年7月施行)に基づき、平成21年3月に「宮崎市食育推進計画」(以下、「第1次計画」という。)を策定し、豊かな農林水産物に恵まれた本市の特性を活かした実効性のある食育の推進に努めてまいりました。

また、平成25年3月に改定した「宮崎市食育・地産地消推進計画」(以下、「第2次計画」という。)では、「食に関する感謝の念と理解」、「一人ひとりが主役の市民運動としての食育の推進」、「生産者と消費者の相互理解により進める地産地消」の3つの基本的な視点に立って取組を進めてまいりました。

今後とも、豊かな自然と温暖な気候にめぐまれた「太陽のまち“宮崎”」で、いつまでも心身ともに健康で、いきいきと安心して暮らしていくことは、私たち宮崎市民の願いです。

このため、これらの現状の課題や第2次計画の評価・検証を踏まえ、『健康寿命日本一』を目指し、本市の食育・地産地消の総合的かつ計画的な推進を図るため、「第3次宮崎市食育・地産地消推進計画」を策定します。

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