宮崎市では、認知症高齢者やその家族が、住み慣れた地域で出来る限り暮らし続けるため、介護保険サービス提供事業所を対象とし、宮崎市が委嘱した協力員や地域包括支援センター等と連携しながら、認知症の方に対応したケアマネジメント手法「センター方式(以下、「4.センター方式とは」参照)」を活用した研修を行っています。
1.修了事業所紹介
令和6年度6月~12月にかけて開催された「認知症チームケアマネジメント推進研修会」が1月22日、1月30日の事例報告会をもって終了しました。
今年度は13事業所の申し込みがあり、12事業所が修了しました。※1事業所は、事業所都合により途中終了
○令和6年度認知症チームケアマネジメント推進研修会 修了事業所
・通所介護・・・・・・・・・・1事業所 ・グループホーム・・・・・・・4事業所
・小規模多機能型居宅介護・・・1事業所 ・有料老人ホーム(住宅型)・・1事業所
・居宅介護支援事業所・・・・・1事業所 ・介護老人保健施設・・・・・・1事業所
・特別養護老人ホーム・・・・・3事業所
2.研修修了生の声
受講生は、半年間を通して、本人の声から情報収集を行い、本人の思いを深掘りしていきました。
そして、本人の言葉から気づいたケアのアイデアを受講生以外の職員を巻き込み、「本人本位の視点」でケアを行うことができました。
受講生だけでなく、職員全体で取り組めたことにより、事例対象者だけでなく、他利用者へのケアに対しても良い変化がありました。
研修終了した受講生の学びや感想の一部抜粋を下記に掲載しております。
◯研修修了生の声 (PDF 407KB)
3.令和7年度認知症チームケアマネジメント推進研修会 案内について
昨今、国では、共生社会の実現を推進するための認知症基本法が策定され「新しい認知症観」がすすめられています。
本研修は、センター方式を研修ツールとして用いながら、認知症チームケアマネジメントに必要である、本人本位の視点でケアを考えることやチームケアの進め方について学習し、実践していきます。
令和7年度の案内は4月上旬にFAXで送付予定です。
※本研修は認知症チームケア推進加算要件の研修ではありません。
◯認知症チームケア推進加算取得を考えている事業所の方、チームケアの実践の仕方が分からない方など、本研修に参加し、本人本位の視点のケアや認知症チームケアのPDCAサイクルの回し方について体験学習してみませんか?
令和7年度認知症チームケアマネジメント推進研修会案内はこちら
4.主任協力員・協力員について
研修会では、宮崎市が委嘱した「主任協力員」と「協力員」が講師やグループワークの司会進行、受講者へ助言等を行い、受講者の学びを支援しつつ、ともに学びを深めていきます。
令和6年度にご協力いただいている「主任協力員」「協力員」の皆様が所属している事業所は下記一覧のとおりです。
R6主任協力員・協力員所属事業所一覧 (PDF 86.2KB)
※1 主任協力員、協力員:本研修を修了したもののうち、宮崎市から委嘱をされ事業所に助言を行う者。
5.センター方式とは
センター方式とは、「認知症の人のためのケアマネジメントセンター方式」の略称で、本人本位のケアを多様な立場や職種の人々が協働で実践するための共通方法として、平成12年に厚生労働省が設けた認知症介護研究研修センターで開発されたアセスメント方法です。
【センター方式シート集】
https://www.dcnet.gr.jp/study/centermethod/center03.php