宮崎市

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先輩消防士からひとこと(令和元年)

消防(女性)

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氏名:小玉 楓

 

所属:北消防署 ポンプ小隊

 

採用年度:平成29年度(短大卒区分)

消防吏員を目指した理由(動機)は?

 中学生の時、東日本大震災が発生し、多くの建物が壊れ、巨大な津波がすべての物を飲み込み、何もかもが無くなってしまいました。私は、呆然と立ち尽くす被災者を見て、どうしようもないもどかしさと落胆にも似た無力感を感じました。この時の思いは時が過ぎても薄れることはなく、短大の就職活動時期でも、災害現場で活動し、直接人の命を守る仕事に就きたいという思いに迷いはありませんでした。また、消防士である叔父の姿を見てきていたことも後押しとなり、この道を目指したいと思いました。

 

現在の仕事内容は?

 現在は、消防隊の隊員として勤務しています。火災出動の時には、重さ15kgの装備を身に付け、当然ですが、男性隊員と同じ活動を行います。また、災害は火災だけではありません。台風、地震をはじめとする多くの自然災害や交通事故、爆発事故など負傷者が多数発生する救助や救急の現場にも数多く出動します。出動時以外では、現場でより効果的な活動が行えるための訓練をはじめ、資器材の点検、消火栓検査、各種届出の受理、火災を未然に防ぐための立入検査、市民の皆さんを対象とした避難訓練、防災講座、救命講習など様々な業務を行っています。

 

仕事にやりがいを感じるときや苦労を感じるときは?  

 私達が向かう災害現場は、市民の皆さんから見れば、いち早く避難しなければならない危険な場所ということになります。その中で人の命を救うという使命があるわけですから、当然そのための知識、技術、気力、体力が求められます。自分の命も守りながら、迅速で確実な活動をするための訓練や勉強を継続的に行わないといけませんので大変ではありますが、自分自身のスキルアップが図れて充実していると感じます。また、立入検査や救命講習などは防災・減災につながる活動ですので、やりがいを感じます。

 

宮崎市消防局を受験しようとしている人へのメッセージ

 近年、消防の職場での女性の割合は増加傾向にあります。仕事の内容は基本的に男性職員と同じですので、決して楽ではありません。しかし、災害現場やいろいろな場面で「女性で良かった。」「女性の方がいてくれて安心する。」といった市民の方々からのありがたいお言葉もあります。これは、女性職員として特別な仕事ということではないのですが、災害時にケガをされた方や、そのご家族が、少しでも安心できるような支えとなれれば…と思います。

 消防士という仕事は、本当にやりがいがあり、誇りが持てるすばらしい職業だと感じています。未来の宮崎市のために一緒にがんばりましょう。

 

  

救 助

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氏名:久島 佑介

 

所属:北消防署東分署 高度救助小隊

 

採用年度:平成25年度 (大卒区分)

消防吏員を目指した理由(動機)は?

 私が大学生だった時に東日本大震災が発生しました。その悲惨な状況の中で、懸命に人命救助活動をしている消防士の姿を見て感銘を受け、消防士を目指すようになりました。

 

現在の仕事内容は?

 現在は、北消防署東分署の高度救助隊の隊員として勤務しています。救助隊の最大の任務は、災害現場での人命救助活動です。要救助者(助けを求めている人)を安全迅速に救助できるよう、火災や交通事故、水難事故、山岳事故等様々な想定の訓練を実施して救助技術を磨き、多種多様な災害現場で活動しています。

 

仕事にやりがいを感じるときや苦労を感じるときは?

 救助活動は救助技術だけではなく、救助した方の救助後の社会復帰についても考慮し、症状が悪化しないよう救急処置も同時に行うため、救急の知識も必要となります。その他にも様々な知識を習得するため努力の毎日です。そういった努力や訓練の成果が現場で発揮されたときに達成感を感じます。また、災害現場で救助した方から、消防署宛にお手紙を頂くことがあり、その時にもやりがいを感じます。

 

宮崎市消防局を受験しようとしている人へのメッセージ

 消防士という職業は、凄惨な災害現場に出動しなければならず、苦しい思いをすることもあります。そういった現場で最も求められることは「災害に負けない」「人の役に立ちたい」という気持ちです。このような強い熱意を持っている方は是非受験をして下さい。共に働ける日を待っています。

 

消 防

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氏名:竹野 秀昭

 

所属:南消防署 ポンプ小隊

 

採用年度:平成29年度 (大卒区分)

消防吏員を目指した理由(動機)は?

 私が高校2年生の時、東日本大震災が発生しました。助けを求める人々の様子や津波で街が流される様子を、呆然とテレビで見る事しかできない自分に悔しくなり、「命」に携わる仕事がしたいと思いました。そして、生まれ育った故郷を守っていくために、宮崎市消防局を志望しました。

 

現在の仕事内容は?

 災害はいつ発生するか分かりません。昼夜を問わず100%の力が発揮できるように、日々、資機材の点検・取扱いや様々な場面を想定した消火・救助訓練を行っています。また、避難訓練や救命講習の指導、施設内の立入検査(消防用設備の点検等)など、予防指導業務にも携わっています。

 

仕事にやりがいを感じるときや苦労を感じるときは?

 災害や救急の現場では、自分の思うような活動が出来ないことや厳しい現実を目の当たりにすることがあります。その度に自分の知識・体力・技術不足を実感します。しかし、市民の方々から感謝の言葉を頂いたり、大切な人々を守りたいという初心に帰ることで、挫けずに頑張ることができています。これからも日々鍛錬し、愛する宮崎を守っていきます。

  

宮崎市消防局を受験しようとしている人へのメッセージ

 消防の仕事は、やりがい・仲間・達成感・喜びなど、どれをとっても最高の仕事です。筆記試験、体力試験と難関かもしれませんが、消防士になりたいという「気持ち」が一番重要です。一緒にこの宮崎を守っていきましょう。   

 

 

救 急

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氏名:八木 雄平

 

所属:南消防署青島出張所

 

採用年度:平成29年度 (短大卒区分)

消防吏員を目指した理由(動機)は?

 以前の私は、安心、安全な暮らしが当たり前だと感じていました。ですが、テレビや新聞で災害などが発生したニュースを見聞きし、この「安心、安全な暮らし」は当たり前ではないのだと気付かされました。そして私は、災害が発生した地域などで懸命に働く消防士の姿をみて、感銘を受けました。私も人を救いたい、人の役に立ちたい、宮崎を守りたいと強く思い消防士を目指しました。

 

現在の仕事内容は?

 私は救急救命士として主に救急車に乗務しています。仕事内容は、病気や怪我をした傷病者のもとへいち早く駆けつけ傷病者を病院へ搬送します。ただ搬送するだけでなく、傷病者を観察し、応急処置や救命処置を施しながら、その人にとって最良の病院を選定し搬送します。救急出動以外では、応急手当や心肺蘇生法の普及活動、現場を想定した訓練や予防業務、警防業務も行っています。

 

仕事にやりがいを感じるときや苦労を感じるときは?

 消防士の仕事は、「消火、救助、救急、予防」と多岐にわたっています。幅広い知識や技術が必要となってくるので、そのための努力が必要となります。また、私たちの向かう現場は常に危険と隣り合わせなので、常日頃から最悪の状況を考え訓練に励まなければなりません。予想外の現場も多々あり、自分の力不足を感じることもあります。ですが、自分の知識、技術が活かされ人命救助できたときは非常にやりがいを感じます。

 

宮崎市消防局を受験しようとしている人へのメッセージ  

 日本各地で多くの災害が発生しており、市民からの消防へのニーズはこれまで以上に高くなっています。私たちは、消防士であるまえに一人の社会人です。体力面・精神面はもちろんのこと、社会人としてのマナーも非常に大切です。消防の仕事は、かっこいい仕事ばかりではありません。辛いこともたくさんあるかと思います。ですが、消防のチームワークは素晴らしいものです。一緒に努力し成長し、大好きな宮崎のために働きましょう。

 

 

派 遣

消防庁:川野.png

 

氏名:川野 知行

 

所属:国民保護・防災部防災課地域防災室 (総務省消防庁派遣)

 

採用年度:平成18年度 (大卒区分)

 

消防吏員を目指した理由(動機)は?

 私が就職を意識し始めた頃、自分が生まれ育った宮崎のために何かできることはないかと考えていました。そんな時、宮崎県内で大規模な水害が発生し、そこで活躍される「消防士」の姿を見て、自分も市民の安心・安全のためなら本気になれると熱い気持ちに駆られ、消防士を目指すこととなりました。

 

現在の仕事内容は?

 消防局に入局してからは、消防隊・救助隊で災害現場等を経験し、総務課を経て、現在は、総務省消防庁国民保護・防災部防災課地域防災室に出向しています。地域防災室の仕事内容は、「地域防災力」の中核として欠くことのできない「消防団」の強化を図り、地域住民1人1人の防災に関する意識を高め、自主的な防災活動を促進するため、様々な事業を行い、地域の防災体制の充実強化を図ることです。

 

仕事にやりがいを感じるときや苦労を感じるときは?

 消防士が必要とされる現場というのは、基本的に人の命に関わる切迫した場面が多いです。だからこそ、消防士に対する市民の期待は大きく、感謝の言葉をいただいた時には本当にこの仕事に就いてよかったと感じます。一方で、市民の期待に応えるべく、日々の訓練が必要であり、現場で失敗が許されないという重圧が非常に大きいです。また、現場活動以外にも現場を支える様々な事務等があり、幅広い知識が求められます。

 

宮崎市消防局を受験しようとしている人へのメッセージ

 消防士という仕事はやりがいがあるとともに、非常に大きな重責を担っております。しかし、決してそれを1人で抱える必要はありません。消防という仕事は1人でできることが限られており、チームとして連携・協力することで市民の安心・安全を守っています。私は消防のチームワークを「家族」のようだと感じています。

 私の言葉を聞いて少しでも熱い気持ちになったあなた、是非受験してください。一緒に働きましょう。きっと、あなたの一生を賭ける価値がそこにはあると思います。

  

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