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宮崎の景観

 宮崎市景観計画(令和5年3月改訂)で示す「宮崎の景観」について説明します。

景観とは

 景観とは、海、山、川などの自然環境や、建築物、道路など目に映るまちの姿だけではなく、まちの雰囲気や文化的、歴史的なかおりなど私たちがそこから感じ取る印象までを含む幅広いものです。また、まちの個性や感性が総合的に表現されたものであり、まちの文化水準を表すものと言えます。

【景観を構成しているもの】

 道路や建築物をはじめ、街路樹、広告物、背景となる山並みなど、私たちがまちを眺める時に目に入る様々なものが景観をつくっています。また、個々の色彩やデザイン、高さ、大きさなども重要な要素となります。

景観を構成しているものイメージ図

 

宮崎市の景観特性

 宮崎市の景観は、「市街地の景観」「田園・集落の景観」「山並み・緑地の景観」の大きく三つに分類することができます。これらを基盤にして、南北に連続する海岸線、市内各所を結ぶ道路、東西を貫流する大淀川、山並み・緑地がつくる緑のスクリーンが形成され、豊かな広がりのある景観を構成しています。
 また、自然・歴史・都市の特徴を表す多くの景観資源が分布しているほか、南国的な植栽や市民主体の花植えなどにより、「花と緑」が重要な景観要素となっています。

宮崎市の景観特性のイメージ図、写真

 

景観形成とは

 景観形成とは、⾃然やまちなみ、そして、これらに対する印象を含めて、「美しく魅⼒のある景観を守り、育て、つくるための⼀連の取組」のことを⽰します。また、美しく魅⼒のある景観は短期間にできるものではなく、そこで⽣活する⼈々の⻑期間にわたる努⼒の積み重ねによってつくりあげられるものであるため、⼀⼈ひとりが⽇頃から意識して持続的に取り組むことが必要です。

 

景観形成の意義

 景観形成は、快適な住環境をつくり、⽣活や産業に根ざした個性や⽂化を創出するとともに、市⺠の地域に対する誇りと愛着を育むことにもつながります。また、宮崎県の県都として美しく魅⼒のあるまちづくりを推進することは、訪れる多くの⼈々の共感を呼び、観光や交流の促進が期待されます。さらに、景観づくりの取組を通じて市⺠意識の向上が図られ、コミュニティの形成や市⺠活動の活性化など、市⺠主体の活⼒のあるまちづくりが推進されます。加えて、今後はSDGs や脱炭素・循環型社会の実現に向けて、持続可能な景観形成と環境保全を⼀体的に取り組んでいく必要があります。

 

景観形成の基本理念

「次世代につなぐ美しい景観都市・みやざき」

 空、海、山、川、に象徴される豊かな自然の広がり、“花や緑”に象徴される人々の豊かな心、これらを市民共有の財産として大切に育むとともに、快適に暮らせるまち、活力のあるまちを創造することが必要です。
 このような背景を踏まえ、SDGsにも配慮した持続可能なまちの形成を目指すとともに、令和32年(2050年)のゼロカーホンシティの実現も視野に入れた取組を市民、事業者、行政との連携により推進することで、美しい景観都市・みやざきを創り、次世代に引き継いでいきます。

 

景観形成の目標

 宮崎市景観計画では基本理念を踏まえ、本市が目指すべき景観のイメージとなる、景観形成の4つの目標を設定しています。

本市が目指すべき景観の4つの目標のイメージ

 

市民・事業者・行政の協働

 公共空間と民有空間では、空間づくりの主体がそれぞれ違いますが、美しい景観づくりにのためには一体となって取り組むことが重要です。そのため、市はもちろんのこと市民・事業者それぞれが、美しい景観形成の意識をもち、協働によるまちなみづくりを進めることが大切です。

「市民」「事業者」「行政」の協働イメージ図

 

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