1.概要
(株)荏原製作所の報告(令和7年3月13日)により、令和5年度に受注した市排水機場の下記2件の修繕(№1、2)において、受注者が機器類を新品に交換せず、現場の旧品を新品と偽り、業務を完了していた。
また、下記3件(№3~5)は、機器類を新品に交換せず、現場の旧品を新品と偽り業務を完了し、完成検査後に宮崎市の許可を得ず、新品への交換を行っていた。
受注者 : 株式会社 荏原製作所 九州支社
支社長 平井 美智子
機器類 : 直流電源装置(アルカリ蓄電池=バッテリー)外
NO | 排水機場名 | 件名 | 契約金額 |
1 | 正蓮寺排水機場 | 直流電源装置修繕 | 5,863,000円 |
2 | 山下排水機場 | 直流電源装置外修繕 | 3,212,000円 |
3 | 蛎原排水機場 | 盤制御機器外修繕 | 6,143,500円 |
4 | 二ツ立排水機場 | 1号吸気弁及び3号エンジン温度調整弁修繕 | 1,097,800円 |
5 | 二ツ立排水機場 | 主ポンプ及び原動機修繕 | 4,576,000円 |
3.経緯
・受注者の自社内部監査により不正が判明し、市が報告を受ける。
4.今後の対応
(1)新品機器への交換対応について
・№1及び№2の新品への交換作業は、受注者が令和7年8月下旬に実施予定
(2)不正行為が原因で、市に損害が生じた場合について
・宮崎市、排水機場、第三者へ損害賠償等が生じた場合は受注者が補償を確約
(3)交換作業が完了するまでの受注者の対応について
・排水機場の機器類を月に1回点検し、市へ報告。
・移動式発電機を両機場に設置し、技術員を待機させる。
・上記の対応により、排水機場運転への影響はありません。