埼玉県八潮市で発生した、下水道管の破損に起因すると考えられる道路陥没事故を受け、国土交通省から、下水道事業管理者に対して下水道管路の全国特別重点調査の実施が要請されました。
このたび、実施要請に基づき、宮崎市が管理する下水道管について調査を実施します。
1 調査の内容
(1)調査対象
内径2m以上かつ設置後30年経過(1994年以前に設置)した下水道管
(2)調査方法
調査員がマンホールから管路内に入る「潜行目視調査」にて、管路の劣化状況を定量的に調査します。
管径 | 延長 | 調査方法 |
合流管 | 約8km | 管内に潜行し目視で調査 |
分流雨水管 | 約10km | |
合計 | 約18km |
※下水道には、汚水と雨水を一本の下水道管で送る「合流式」と、汚水と雨水を別々の下水道管で送る分流式があります。今回「分流汚水管」はありません。
2 調査スケジュール
令和7年度末までの完了を目標とします。
3 これまでの経緯
令和7年1月28日 埼玉県八潮市で道路陥没事故発生
令和7年2月7日~28日 宮崎市で独自に下水道管(分流汚水管で腐食の影響を受けやすい直径80cm以上の管50箇所)の緊急点検を行い、異常はありませんでした。
80cm以上の管50箇所)の緊急点検を行い、異常はありませんでした。
令和7年2月21日 国土交通省が「下水道等に起因する大規模な道路陥没事故を踏まえた対策検討委員会」を設置
令和7年3月18日 国土交通省が「下水道管路の全国特別重点調査」を要請
4 参考:国土交通省HP
有識者委員会の提言を踏まえ「下水道管路の全国特別重点調査」の実施を要請します
~下水道管路に起因する道路陥没事故の未然防止に向けて~
https://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo13_hh_000639.html