宮崎市子ども医療費助成制度の利用状況等
宮崎市では、子育て世帯の負担軽減と早期受診しやすい環境を整備するため、宮崎県と協力して医療費の助成を行っています。
また、令和2年(2020年)4月から制度を改正し、助成対象を乳幼児から小中学生まで(15歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある子ども)に拡大しています。
この宮崎市子ども医療費助成制度は、医療機関等や市民の皆さまのご理解とご協力によって支えられていますが、助成対象の拡大以降、助成件数、助成額ともに増加傾向にあります。
限られた予算の中で将来にわたり持続可能な制度となるよう、引き続きの適正受診にご協力をお願いします。
※適正受診は「できるだけ医療機関等にかからないようにする」ものではなく、市民の皆さまの医療機関等へのかかり方を見直すことで、安定した医療提供を目指すことです。
適正受診・適正服薬について
日頃からお子様の様子(平熱や睡眠の状況、食欲、便の回数など)を観察し、かかりつけ医を持つことが大事です。かかりつけ医が一番、お子様の状態を把握しています。体調がすぐれない時は、日中にかかりつけ医を必ず受診してください。
夜間急病センターは夜間診療所ではありません。急病の患者さんを診察し、重症患者さんへの適切な対応を行うことが使命です。休日や夜間に、受診すべきかどうか迷うときには、各診療所に置いてある「宮崎市こども救急早分かりガイド」を参考にしてください。
また、かかりつけ医に、どういう状況になったら受診すべきかを普段から教えてもらい、お子様の具合が悪い時には、それらを役立てることが大事です。
たんぽぽ小児科 山﨑俊輔 院長
できるだけ「診療時間内に受診」しましょう
夜間や休日は、数少ない医師で救急の患者さんに対応しています。
急を要しないにも関わらず、夜間や休日の時間外に安易に受診すると、急を要する重症の患者さんの受診が遅れ、救える命が助からない事態を招く場合もあります。
宮崎市こども救急早わかりガイドの詳細は、こちらをご覧ください。
「かかりつけ医」や「かかりつけ薬局」をもちましょう
「かかりつけ医」や「かかりつけ薬局」は、これまでの病歴(薬歴)やお子さまの健康状態、体質などを把握しています。
むやみに受診・服薬することで、金銭的負担が増えるだけでなく、新たな健康問題を引き起こす可能性もあります。
何かあったらすぐ受診や相談ができる「かかりつけ医」等を持ち、早めの受診を心掛けましょう。
「ジェネリック医薬品」を利用しましょう
新薬(先発医薬品)と同等の効き目で価格の安いジェネリック医薬品を利用することで、自己負担が軽減されるだけでなく、医療費全体の抑制につながります。
ジェネリック医薬品の利用について、「かかりつけ医」や「かかりつけ薬局」への相談をお願いします。
「お薬手帳」を持ちましょう
現在服用中のお薬や、過去に服用したお薬を把握できるため、飲み合わせの確認以外に、災害時にも役立ちます。
eお薬手帳(電子お薬手帳)の詳細は、こちらをご覧ください。
「子ども救急医療電話相談(#8000)」を利用しましょう
休日、夜間の急なお子さまの病気やけがにどう対処したらよいか、病院の診療をうけたほうがいいかなど判断に迷った時に、小児科医、看護師への電話による相談ができます。
子ども救急医療電話相談(#8000)の詳細は、こちらをご覧ください。
「こどもの救急」等を利用しましょう
夜間や休日などの診療時間外に病院を受診するかどうか、判断の目安などが提供されています。