ふぐによる食中毒にご注意ください
ふぐ毒について
ふぐ毒（テトロドトキシン）は、神経を麻痺させる作用があり、毒力が大変強いことが特徴です。
ふぐは種類によって可食部が異なりますが、肝臓及び卵巣はすべて有毒で食べられません。ふぐの調理は、専門知識と技術が必要です。知識のない方がふぐを調理し、食べることは極めて危険ですので絶対にしないでください。
ふぐ毒による食中毒
ふぐ毒による食中毒症状は、食後20分から3時間程度の短時間で現れ、重症の場合には呼吸困難で死亡することがあります。
消費者の方へ
ふぐ毒による食中毒は、釣り人や素人による家庭料理が原因になることがほとんどです。
ふぐ毒は、塩もみ、水にさらす、加熱など通常の調理では無毒化されません。知識や技術が不十分な中での調理は大変危険です。釣ったふぐの処理は、ふぐを取り扱う資格を持つ専門の方に依頼していただくようお願いします。
（参考）厚生労働省ホームページより
営業者の方へ
ふぐの処理は、「有毒部位の確実な除去等ができると都道府県知事等が認める者及び施設に限って行うこと」とされており、これに反する処理を行ってふぐを提供することは、食品衛生法に違反します。また、一般消費者に未処理のふぐを販売することについても、食品衛生法で禁止されています。
ふぐを処理する際は、魚種の鑑別、種類に応じた可食部位の判定、不可食部位の確実な除去を徹底してください。
（参考）厚生労働省ホームページより
