日頃から、自分の乳房に関心を持っていますか?
ブレスト・アウェアネス
ブレスト・アウェアネスとは、「乳房を意識する生活習慣」です。
乳がんは、女性にできるがんの中で一番多く、年間約9万人が乳がんになり、年間約1万5千人が乳がんのため亡くなっています。
しかし、乳がんは、早期発見ができれば根治を目指せるがんです。
忙しい毎日の中でも、乳房に気を配る時間を持つことが大切です。
いつもの自分の乳房の状態を知ることで、「いつもと違う変化」に気づきやすくなり、乳がんの早期発見につながります。
具体的には、日ごろの生活の中で次のポイント4つを行いましょう。
ポイント1.ご自分の乳房の状態を知る
乳房を見て、触って、感じる「乳房の健康チェック」を習慣にします。
「いつもと変りないかな」という気持ちで、入浴や寝る前、着替えの時など、日常的に行いましょう。
宮崎市では、乳がんの自己チェックの手順を示した「お風呂ポスター」を無料で配布しています。
〇配布場所
健康支援課 宮崎市宮崎駅東1丁目6番地2(宮崎市保健所4階)
ポイント2.乳房の変化に気をつける
普段の自分の乳房の状態を知ることで、初めて、変化に気がつけます。
変化として注意するポイントは、以下のとおりです。
- 乳房のしこり
- 乳房の形の変化(くぼみや引きつれはないか)
- 乳頭や乳輪の皮膚の変化(ただれはないか)
- 乳頭からの分泌物(色がついた分泌物はないか)
- 乳房の痛み など
ポイント3.変化に気づいたらすぐに相談する
乳房の変化に気づいたら、自己判断や放置せずに、次の検診を待つことなく、病院やクリニックなどの医療機関を受診しましょう。
ポイント4.乳がん検診を受けましょう
早期の乳がんは自覚症状がほとんどないため、定期的な検診が必要になります。
宮崎市では、30歳以上の女性を対象に乳がん検診(超音波検査)を実施しています。
(マンモグラフィー検査については、40歳以上の奇数年齢の方が対象)
早期発見・早期治療のため、定期的な受診をしましょう。
詳しくは、特定健康診査・がん検診のご案内のページをご覧ください。