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エイズ(後天性免疫不全症候群)

1.エイズはどんな病気?

HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染すると、免疫機能が低下していきます。
その結果、健康な時にはかからないような様々な感染症や悪性腫瘍などの症状があらわれます。
エイズ(後天性免疫不全症候群)とは、このようにHIVの感染が原因で生じる病気を総称したものをいいます。
HIVに感染してもすぐに症状があらわれるわけではなく、個人差はありますが約10年かけて免疫機能を破壊していきます。
この間は無症状で経過するため日常生活にはほとんど支障はありませんが、他の人に感染させる可能性があります。

2.感染経路

HIVは感染者の「血液」「精液」「膣分泌液」に多く含まれています。
感染経路としては、

  1. 性行為
  2. 薬物のまわしうちなど注射器の共有による血液感染
  3. HIVに感染している母親から子どもへの母子感染

の3つがありますが、HIV感染原因のほとんどは性行為によるものです。
一般の社会生活(握手、軽いキス、食器の共用、蚊に刺されるなど)で、感染することはありません。

3.予防方法

コンドームを使用することで感染予防につながります。
「信用しているから大丈夫」ではなく、いつでも、どこでも、正しくコンドームを使用して感染の危険が少ない行動を取ることが大切です。

4.検査

保健所では、HIVに関する相談や検査を無料・匿名で行っています。
HIV検査は、採血により血液の中の抗体を調べます。感染してすぐには抗体が作られません。
感染の可能性がある日から3か月経過してから検査を受けることで正しい結果が得られます。

5.治療

現在、HIVを完全にとりのぞく治療法はありませんが、HIVの増殖を抑える薬物療法が開発され、エイズの発症を遅らせることが可能になっています。
HIVに感染しても、きちんと予防したり治療を受けることで、以前と変わらない生活を送っている人達がいます。
早期発見、早期治療が大事です。

関連情報

エイズ・性感染症の相談検査

宮崎県 HIV/エイズ(AIDS)について(外部サイトへリンク)

エイズ予防情報ネット(外部サイトへリンク)

 

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