長引くせきにはご用心!初期症状はかぜに似ています!
結核は、今でも年間10,000人以上の新しい患者が発生し、約1,800人が命を落としている日本の主要な感染症です。いったん発病すると数ヶ月に及ぶ治療が必要となり、日常生活に大きな不便をきたすこともあります。
早期発見・早期治療がとても重要です。
結核とは結核菌を原因とする感染症です
○感染経路 | せきやくしゃみをしたときに飛び散った結核菌により空気感染します。 |
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○症状 | せきやたんなどの症状が2週間以上続く、だるい、やせた、微熱が下がらないなど。 |
○治療 | 6ヵ月から9ヵ月間の服薬を行います。 早期に発見すれば、働きながら、また普通の生活をしながらの治療が可能です。 |
近年の結核への無関心により、発病の発見が遅れ、学校や職場での集団発生、また、家族に感染させるという思いもかけない事態に発展するケースも出ています。
結核予防のポイント
- 長引くせきにご用心!早期に医療機関を受診しましょう。
- 年に一回は胸部レントゲン撮影をしましょう。
- 結核・肺がん検診を受けましょう。
高齢者向け~結核の早期発見のポイント~
・高齢者は、呼吸器症状が出現しない場合も少なくありません。
・自覚症状の訴えがなく、結核の発見遅れとなりやすい場合もあることから丁寧な健康観察が重要です。
詳しくは
結核研究所
【在宅高齢者への結核対応ポイント&事例集】 https://jata.or.jp/dl/pdf/outline/support/zaitaku_201705.pdf
【介護職のあなたにこれだけは知ってほしい結核のこと】 https://jata.or.jp/dl/pdf/outline/support/Care_worker_color.pdf
をご覧ください。
宮崎市保健所では、結核の相談や結核患者の方の医療費負担制度などのご紹介を行っています。