商業施設や飲食店、事業所等において、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策のために設置した、「飛沫防止用のシート」や「アルコール系消毒剤」に火が燃え移り、火災が拡大したとの報道等がなされています。
飛沫防止用のシートやアルコール系消毒剤を設置する場合は、下記事項等に注意して取扱いや維持管理をお願いします。
飛沫防止用のシートの火災に注意
1 コンロなどの火気や白熱灯のような照明器具からは、離して設置してください。
2 正常な動作の妨げになりますので、火災感知器やスプリンクラーの近くには設置しないでください。
3 火災の際に避難の支障になりますので、誘導灯を隠したり、避難経路に設置しないようにしてください。
4 可燃物の量を減らして火災のリスクを減らすために、飛沫防止に必要な分だけ設置するようにしてください。
5 難燃・不燃性のあるものや防炎品のような、燃えにくい素材のものを使用するよう努めてください。
6 フィルム状のものに比べて、燃え広がりにくいので同じ素材なら板状のものを選んでください。
【参考】飛沫防止用シートの設置に係るリーフレット.pdf (PDF 1.37MB)
アルコール系消毒剤の火災に注意
1 火気に近づけると引火しやすいので、火気の近くに置いたり、使用したりしないようにしてください。
2 容器を設置・保管する場所は、直射日光が当たる場所や高温となる場所を避けてください。
3 容器が落ちないようチェーン等で落下防止措置を行ってください。
4 容器に詰め替える場合は、漏れ、あふれ又は飛散しないよう注意してください。
5 密閉した室内で多量のアルコール系消毒剤を噴霧することはさけてください。
【参考】消毒用アルコールの安全な取扱いについて.pdf (PDF 430KB)