宮崎市

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消防機関へ通報する火災報知設備の不具合が発生するおそれについて

NTT固定電話のIP網移行に伴い発生する事象について

NTT東日本及びNTT西日本(以下「NTT」という。)が提供する固定電話サービスがIP網へ移行することに伴い、一部の消防機関へ通報する火災報知設備(以下「火災通報装置」という。)において、今後、消防機関からの折り返しの連絡が正常に受けられなくなる事象が発生することが判明しました。

発生する事象の内容

事象1 (ナンバー・ディスプレイ契約、モデムダイヤルイン契約)

(1)火災通報装置を接続している加入電話回線がナンバー・ディスプレイ契約及びモデムダイヤルイン契約をしている場合、コールバック時又は自動呼び返し時に通話を成立させる呼び出し信号(IR信号※1)の前に情報信号(CAR信号※2)が発信される。
(2)特定の火災通報装置は、先に発信されたCAR信号をIR信号と誤認識して呼び出し音が鳴動してしまう。
(3)CAR信号発出の6秒後にIR信号が発出されるため、その6秒間に火災通報装置の受話器を取ってしまう(オフフックする)と通話が成立しない事象が発生する。

※1 着信があることを電話機に伝える信号
※2 電話番号等の情報通知を伴う着信があることを電話機に伝える信号

事象2 (PBダイヤルイン契約)

(1)火災通報装置を接続している加入電話回線がPBダイヤルイン契約をしている場合、コールバック時又は自動呼び返し時に火災通報装置と通話が成立するためには、 受話器を取った後にIP網から発信される内線指定信号(PB信号※3)に対して、受信完了信号を返す必要がある。
(2)すべての火災通報装置は、当該信号を返すことができないため、話中状態となり通話が成立しない事象が発生する。

※3 着信時にダイヤルイン番号を電話機に伝える信号

これらの事象が発生する条件

事象1については次のすべてに該当する場合、事象2については(1)及び(2)に該当する場合に不具合が発生する。

(1)ナンバー・ディスプレイ契約、モデムダイヤルイン契約又はPBダイヤルイン契約をしている。
(2)上記(1)の契約をしている加入電話回線と火災通報装置を接続している回線が同一 である。(共用している)
(3)火災通報装置が特定の型式に該当する。

これらの事象の改善方法

事象1については、次のいずれかの措置を講じることにより、事象2については(1)又は(2)の措置を講じることにより事象が改善される。

(1)ナンバー・ディスプレイ契約等の契約をやめる。
(2)ナンバー・ディスプレイ契約等をしている加入電話回線と火災通報装置の回線を分ける。
(3)火災通報装置をCAR信号に対応している機種に交換する。

参考資料等

通知文

NTT固定電話のIP網移行に伴い発生する事象への対応について (PDF 151KB)

NTT固定電話のIP網移行に伴い発生する事象とその改善策等について (PDF 331KB)

火災通報装置 機種一覧 (PDF 1.94MB)

ホームページURL

総務省消防:https://www.fdma.go.jp/mission/prevention/landline.html

NTT西日本:https://www.ntt-west.co.jp/info/support/oshirase20191223.html

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