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令和4年11月10日市長定例記者会見

目次

令和4年11月10日市長定例記者会見動画

●発表事項

宮崎市公式LINEのリニューアルについて

企業版ふるさと納税の寄付増に向けた取組強化について

3 客引き行為等の禁止に係る啓発について

4 新型コロナウイルス感染症について

令和4年11月10日市長定例記者会見動画

会見動画(市公式YouTube)をご覧いただけます。

 

発表事項

1 宮崎市公式LINEのリニューアルについて

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宮崎市の公式LINEが大幅にリニューアルいたしました。ぜひご登録いただきたいと思います。

大まかには、新たな機能が追加したこと、より多くの市民の皆さんに登録いただきたいので、リニューアルキャンペーンを実施します。詳しくはホームページをご覧いただければと思います。

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主な新しい機能としては、トーク画面の下部メニューが六つのボタンが並んでいた形から、拡張した後はタブが三つ並んでいます。

それぞれの上部にあるタブをクリックしていただけると、それぞれのタブの下に広がるページに、最大で12個のボタンが並んでメニューが表示されます。

宮崎市公式LINEから、市役所の様々な案内を見ることができるよう、内容を充実させております。
 

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今後、公式LINEを通じ、プッシュ通知で、様々な市政情報を案内することが増えますので、すべてが届くとわずらわしいと感じられる方が出てくると思います。

そうした方に関しましては、受信設定を登録いただくことで、ご自身が欲しい情報が届くだけが届くようになります。
最初のデフォルトの設定では、すべての情報が届くようになっていますので、もし面倒かなと感じられた場合は、欲しい情報だけ、受信設定の画面でクリック(設定)いただけると、欲しい情報だけがプッシュ通知で届くようになります。ぜひこちらを活用いただきたいと思います。

一旦登録いただいても、ブロックされたら何も届かなくなってしまうので、ブロックされるというよりは、ご自身が欲しい情報だけチェックをしていただいて、情報が届くような形にされると非常にいいと思いますし、チェックをしていただいても、緊急情報や防災情報などはこれまで通り、全登録者へ配信しますので、ご理解をよろしくお願いいたします。

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この公式LINEを通じて必要な市政情報を届けしたいと思っており、今回より多くの方々に登録いただきたいということで、11月10日から12月28日までを、第1弾のキャンペーン応募期間として、LINE登録キャンペーンを実施します。

応募方法は、メニューの「登録者プレゼント」というボタンを押していただいて、そちらからご応募いただけます。

ぜひご応募ください。

2 企業版ふるさと納税の寄付増に向けた取組強化について

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企業版ふるさと納税の寄付増に向けた取組強化について説明します。

現状、平成28年に企業版ふるさと納税はスタートしていますが、これまでの宮崎市への寄付実績は2件にとどまっています。
国においても、企業版ふるさと納税を積極的に活用するという方針もあり、またこれをしっかり活用して様々な財源確保に取り組んでいきたいと考えています。

特に、今回寄付を募集する事業を組みかえ、大きく6つのメニューを用意しました。

例えば、学校教育に使って欲しい、もしくは子供の貧困対策に使って欲しい、それから今後、多額の経費を要するフェニックス自然動物園のリニューアル再生事業のために役立てて欲しいというような、目的を明確化して寄付を受け付けていきたいと考えています。
 

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寄付をした企業としてはどういったPRができるのかということに関しましては、寄付企業のベネフィットというものを明確化させていただきました。

寄付額が100万円未満の企業様に対しては、ホームページで紹介します。また、100万円以上の寄付額をいただいた企業様に対しては、希望に応じて感謝状の贈呈であったり、プレスリリースや市の公式SNSでの紹介を行っていきます。

さらに、ハード事業に活用させていただいた場合は、活用させていただいた対象施設に対し、ご寄附いただいた企業のネームプレートを設置し、PRをさせていただきます。

改めて、企業版ふるさと納税というものは、最大で9割、法人関係税から税額控除をされるという制度です。

この制度を最大限活用いただくと、例えば1000万寄付いただいた場合は900万円が控除され、実質的な法人様の負担は100万円であって、1億円の場合は9000万円が控除され、実質的な企業負担は1000万円となり、いただいた寄付は様々な市の公的な事業に活用させていただくという内容になっています。

今後、都市戦略課を中心に取り組んでいきたいと考えています。

3 客引き行為等の禁止に係る啓発について

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客引き行為の禁止に係る啓発を行ってまいります。

令和4年1月1日に全面施行された客引き行為等の禁止に係る条例が施行されました。客引き加入行為等を、ニシタチを中心とした中心市街地で禁止しております。
 

 

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実際には、口頭指導なども本年は今までで13件行っております。

日々、この禁止区域において巡回指導を取り組んでいるところですが、この口頭指導の13件のほかにも、疑いのある行為がかなり散見されています。

口頭指導に至るにも、その行為を明確に現認できない状況もあり、実態としては、この件数以上に客引き行為が散見されているという状況です。

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より安全安心な中心市街地を作っていくためにも、地元の皆様から様々なご意見が寄せられていたところでありますので、啓発に努めていきたいと考えています。

具体的な啓発内容としては、今月11月から来年の3月にかけてを強化期間として、横断幕を掲示したり、街頭ビジョンでも啓発を訴えるような動画を流す、そして、路面シートや音声案内等を用い、啓発していきたいと考えています。

コロナの影響もあり、中心市街地の人の状況は刻々と変わっていってるんですが、非常に地元の方々からの啓発を求めるご意見が強くありましたので、まずは来年3月に向けて、こうした啓発を強化していくということをご理解いただきたいと思っています。

4 新型コロナウイルス感染症について

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新型コロナウイルス感染症についてお話しします。

まずは直近の1週間の10万人当たり新規感染者数については、一昨日地点で214.6人ということで、増加傾向が明らかに認められています。

11月8日から、県において宮崎東諸県圏域が「オレンジ圏域」から「赤圏域」に変更されました。新規感染者がじわじわと増えていっている状況です。

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日々の感染者数は、10月の第2週あたりから、週当たりの感染者数は徐々に増えてきています。

今週も、前週同日と比べても増加傾向です。全国的にも、北海道がもうすでに第7波のピークを超える新規感染者数を記録しており、もう第8波にかかりかけているのではないかということで、宮崎でも警戒を強めていかなければいけないという認識を持っています。

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まず、この冬の感染拡大に備えるために、また新型コロナウイルス感染症と季節性のインフルエンザの同時流行も懸念されていますので、ぜひ両方のワクチン接種というものを検討いただきたいと考えています。

そして、発熱などの体調不良時は、保健所がフォローする患者さんというのは、いわゆる4類型(年齢・基礎疾患の有無など)に当てはまる方々は、しっかりフォローしていきますが、基礎疾患のない方・若年層の方々は、自己管理が基本になっております。

今後に備え、自宅で解熱剤やもしくは医療用の抗原検査キットを備えておいていただきたいということを改めて、ご案内したいと思っています。

発熱外来が再びひっぱくすると、気軽に外来も受診できないという状況も予想されます。まずは自分自身の身を守る備えをしていただきたいと考えています。

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ワクチンの接種状況について触れたいと思います。まずは、3回目接種の接種率です。

2回接種を終わって、3回接種の対象者ベースでの接種率が全体では81%まで上がってきています。

しかし、50歳未満の比較的若い方々に関しましては、なかなか8割に届かない状況が続いています。

さらには、5歳から11歳の子供たちに関しましては、かなり9月に接種を推奨するキャンペーンをやりましたけれども、なかなか接種は進んでいないというのが現状です。

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それから、4回目の接種ワクチン接種の状況ですが、高齢者に関してはかなり4回目の接種は進んで接種いただいているという状況です。

特に、3回目接種から3ヶ月を経過した方々に関しましては、高齢者のうち85%がもうすでに4回目接種いただいているので、かなり接種率は高くなってきています。

一方で、65歳未満の比較的若い方々に関しては、まだまだ4回目接種は当然低い状況が見て取れます。

まだ接種券が届いて間もないという状況もあろうかと思いますが、ワクチンというのは接種をしてから時間が経過すると、次第に保有している抗体も下がり、より感染しやすくなり、重症化予防効果も時間が経つほど下がってきます。

ぜひ時間がたった方々に関しては、またこの冬に備えて、そろそろ追加接種の検討をしていただきたいと考えています。

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それから、初回接種・2回目接種を済ませていない方々に関しては、現状、年内に受けていただかなければ、初回接種の機会が国においても示されていないところですので、ぜひ今年中に、初回・2回目接種を完了していただきたいと思っています。

初回のワクチン接種は完了していない方々が、コロナに感染した場合の重症化率というのは高いものがありますので、やはりワクチンが未接種でコロナ感染してしまうと、非常に怖い病気であるという認識を改めて持っていただきたいと考えています。

集団接種での1回目接種に関しましては、11月26日を用意しておりますが、今後も3週間に1回のペースで実施していきます。しかし、これも年内をめどに終了していかざるをえないという状況です。

もしかしたら、国において、新しい考え方が示されるかもしれませんが、現状ではこうした状況であることをご理解いただきたいと思います。
 

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それから、3回目以降の接種に関してはご案内の通り、接種機間隔が5ヶ月から3ヶ月に短縮されましたので、先月末の発送分以降、スケジュールを前倒して接種券を現在発送しているところです。

また仮に、5ヶ月後の日付が記載された接種券をお持ちの方であっても、実際にはもう3回目接種から3ヶ月を経過した人、もしくは2回目接種から3ヶ月経った人達、そうした状況であられる方々は、その接種券を持って接種することが可能ですので、ぜひ予約を入れていただければと思います。

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3回目以降の接種に関しては、市内230の医療機関での個別接種もしくは集団接種も、かなり枠を用意しておりますので、積極的にご活用いただければと思っています。

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乳幼児への新型コロナウイルスのワクチン接種について、しっかり説明をさせていただきたいと思います。

ここには、二つの研究結果を示しておりますが一つ目が、日本集中治療医学会が示している分析結果を示しています。

新型コロナで入院した20歳未満のの方が220名いますけれども、そのうち150名の方々が基礎疾患がない状態の子供たちであリ、基礎疾患がない子供たちでも、酸素投与が必要な状況、さらには未就学児、およそ6歳以下の方々が非常に多くなっているという分析結果が出ています。

さらには、国立生育医療研究センター、国立国際医療研究センターで、847名の18歳未満の感染者の方々を分析したところ、より重症と考えるられる患者43名のうち、ワクチンを受けていた方々は0名だったということで、やはりワクチンをぜひ受けていただいて、この子供たちの重症化を1人でも予防していただきたいと考えています。

子供たちのなかで、「普段インフルエンザでも入院したり亡くなっている子がいるじゃないか」という主張を時々見受けますが、やはり子供たちの命というのは、たとえ1人であっても防げるものは防いでいきたいというものが、自治体としても明確なスタンスです。

現実には新型コロナウイルスに感染をし、重症化をして命を落としている子供たちも全国でいらっしゃるという事実に改めて目を向けて、保護者の皆さんの責任において、しっかりワクチンの接種を検討いただきたいと考えています。
 

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乳幼児ワクチンの有効性・安全性についてですが、かかりつけの医療機関にて、3回接種をしていただいた後の発症予防効果は73.2%であったという研究結果があります。

一方で、安全性に関しては38度以上の発熱は、1歳までの乳児で6.8%。括弧内の数字は、ワクチンではないプラセボ(偽薬)群の発熱の割合であり、プラセボ群でも、5.9%は同じ期間熱発をしていますが一方で、ワクチンを打った分は6.8%です。

それ以降の幼児においても、発熱した割合は5.1%ということで、大人よりもかなり副反応の発症率は少ない状況であると考えられます。

以上の研究結果を踏まえ、日本小児科学会においても、生後6ヶ月以上5歳未満のすべての子供たちに対して、新型コロナワクチンを推奨するという明確な声明が発表されております。

ワクチンを打たずに感染からも逃れられるという可能性は、非常に低くなってきてるんじゃないかと思っています。

よっぽど隔離した感染対策を講じれば、ワクチンを打たなくても免れる状況があるかもしれませんが、たとえ感染をしても重症化して、最悪命を落とすことがないよう、子供たちのワクチン接種をしっかり検討いただきたいと考えています。

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乳幼児のワクチン接種券については、本日11月10日をもって接種対象者の皆さんに発送します。

接種体制については、基本的には集団接種ではなく個別接種をお願いさせていただきます。3回接種しなければならないので大変ではありますが、冬に備えてそれぞれの保護者の皆さんは、積極的にご検討をお願いしたいと考えています。
 

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第8波の感染者数と入院者数のシミュレーションというものが、京都大学の西浦先生のシナリオで示されています。

現状のワクチン接種ペースで進むと、感染者数が844万4万人、入院者数32万人という数字が示されておりますが、3回目と同水準まで追加接種を進めることができれば、感染者数が27%減り、入院者数が31%減るというシミュレーションが示されています。

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まとめですが、できるだけ早期のワクチン接種のご検討と、インフルエンザのワクチンについても同時接種が可能ですので、医療機関でご相談の上で同時接種も検討いただければと考えています。

会見で用いたスライド資料はこちら

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