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令和5年2月3日市長定例記者会見

目次

令和5年2月3日市長定例記者会見動画

●発表事項

1 来庁者アンケートの実施について

2 出産・子育て応援事業について

3 宮崎市公立夜間中学設置基本計画の策定及び学校名の決定について

4 梅毒感染者の増加について

5 新型コロナウイルス感染症について

令和5年2月3日市長定例記者会見動画

会見動画(市公式YouTube)をご覧いただけます。

 

発表事項

1 来庁者アンケートの実施について

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来庁者アンケートの実施についてご案内します。

市役所改革の取り組みの一環で、市役所の職員が当事者意識を持ち、市民の皆さんに満足いただけるような行政サービスを提供するためには、まずは各窓口で市民の皆さんから、ポジティブ・ネガティブなご意見も含めて、しっかりフィードバックをいただこうと考えています。

その中で、「窓口ではこうした課題が見えてきたのではないか」「この窓口のサービスは非常に評価いただいているので、それを多くの職員たちと共有し、職員のモチベーションアップにもつなげていこう」など、様々な成果が期待できます。

2月は試行的に取組を始めており、2月・3月のアンケート結果を分析して、4月以降も継続していきますが、やり方やフィードバックについては、また修正をすることがあろうかと思います。

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QRコードをお手持ちのスマートフォンで読み取って、簡単に回答ができます。

なかなか難しいという方については、紙のアンケート用紙も用意しています。

内容としては、職員の対応への評価、また集計する時にわかるように来庁されたところの部署名、来庁目的、そうしたものも集計予定です。

早速、2月1日から本庁舎の1階でも掲げており、担当課よりフィードバックが得られているという報告が上がっています。

2 出産・子育て応援事業について

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出産・子育て応援事業についてです。こちらは全国的な取り組みです。

国の事業交付金を受け、すべての妊婦や子育て世帯の方が安心して出産・子育てができる環境を整備するということで、伴走型の支援とお金を給付する経済的支援ということで、二面的な支援を実施していきます。

伴走型の支援というのは、実際に妊娠・出産をし、それぞれの妊婦さんや子育て中の親御さんたちが得られる市役所のサービスであったり、様々なアドバイスというものを直接面談を通して行っていきます。

また、本市では子育て情報アプリ「つぐみ」の利用もあわせて案内していきます。

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経済的支援としては、妊娠期に給付をする5万円と、出産後に給付する5万円の計10万円があります。

まず、出産期に給付する5万円は、細かい要件がありますが、基本的には妊娠届を出した妊婦さんに対して支給する分、それから生まれた赤ちゃんの養育者に対して支給する5万円、この2つがあります。

 

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細かい対象者の説明ですが、昨年の4月1日以降生まれた赤ちゃんに対しては、10万円一括支給となります。

さらに、現在妊娠中、もしくは妊娠届を出す直後でなくても、これから案内を郵送しますので、申請書をお送りいただければ、産後の面談時に申請書をお渡ししますので、そちらで申請いただけると一括で10万円を支給します。

もちろんこれから妊娠届を提出される方については、その1、2ヶ月後に申請案内を郵送する予定となっています。

3 宮崎市公立夜間中学設置基本計画の策定及び学校名の決定について

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夜間中学の設置について、基本計画を策定しました。

ここで定める目指す学校像としては、生徒一人一人の個性を大切にして、誰もが安心して学び、自分らしい生き方を探求できる学校ということで、来年4月の開校を目指して現在動いています。

この夜間中学については、多様な生徒が在籍することを想定していますので、こうした学校像を目指し、掲げて、生徒一人一人の思いを真摯に受けとめ、それぞれの幸せのために、自己実現を支援できるような学校にしていきたいと考えています。

学校名については、パブリックコメントと同時に公募をしており、88件の応募の中から一番多かった学校名である「宮崎市立ひなた中学校」とすることで、教育委員会において選考されました。

今後、3月の定例市議会に条例改正案を提案予定です。

夜間中学ではありますが、ひなたのように明るい気持ちで前向きに、先ほど申し上げた目指す学校像を実現できるよう、生徒さんたちにもいい学びを提供できるように取り組んで参りたいと考えています。

4 梅毒感染者の増加について

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梅毒感染者が増加しておりますので、その注意喚起をさせていただきます。

宮崎市内においては、梅毒の感染者が2020年から急増しています。

それまでは年間1桁台の感染者がおり、多いときで10人でしたが、2020年より25人と増え、またこの2年間は60人程度と急増しております。

特に男性では、20代から50代と幅広い年代で感染者が確認されており、女性の方は特に若い方々、特に20代で感染者が多くなっています。

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梅毒の感染経路について、主に性的な接触にて感染します。

粘膜や皮膚が梅毒の病変部位と直接接触することで、性器や口、肛門などの部分を通じた接触感染でうつっていきます。
さらには、先天梅毒といって、梅毒に感染している妊婦さんが出産をしたお子さんにも梅毒が感染してしまうということで、赤ちゃんに非常に重大な影響が及ぶこともあります。非常に注意が必要です。

対策として基本的に一番重要なのは、不特定多数の人と性的な接触を持たないということ。さらに、適切にコンドームを使用することということです。

この梅毒に関しては、コンドームを使ってもなかなか感染を防ぐことができないということがわかっている性感染症の一つです。コンドームの使用に努めていても感染してしまう例はありますので、一番重要なことは不特定多数の人と不用意に性的接触を持たないということが重要です。

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感染をしてから一番最初に口や肛門にしこりや潰瘍が現れ、股関節や鼠径部、股関節のあたりのリンパ節が腫れてきます。それだけでは当然、本人も梅毒と気づくのは難しいかもしれません。

さらに特徴的なのは、3ヶ月経って以降、手のひらや足の裏に、「バラ疹」と言われる、痛みや痒みを伴わない発疹がぱらぱらと出てきます。赤い発疹が出てきて、痛みや痒みも全くありません。

この第二期も過ぎてしまい、数年経ってから全身の臓器で様々な症状を引き起こしてしまうとかなり大変です。

脳神経まで梅毒の原因となる細菌が感染(いわゆる神経梅毒)してしまうと、脳や心臓に重大な合併症を引き起こす可能性があります。

妊婦が感染をすると、流産や死産、さらには子供の先天梅毒の可能性があります。
昔からある病気ではありますが、非常に怖い病気として認識していただきたいと思っています。今、抗菌薬の治療で完治することができます。

飲み薬だと時間がかかりますが、注射薬だと1日で治ったりすることもあるので、可能であればご自身で思い当たるような感染経路があり、こうした症状があれば、しっかり泌尿器科や産婦人科などの病院を受診していただきたいと思います。

また、その際には、心当たりのあるハイリスクな行動についても、ご自身で医師に申し出ていただきたいと思いますが、なかなか難しい場合もあります。

 

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宮崎市保健所でもこうした性感染症の検査を実施しています。

保健所の場合は無料・匿名で検査を受けることができるので、ぜひ積極的に利用をいただければと思っています。

基本的には月曜日の実施で、第1月曜、第3・第5月曜、それから第2・第4月曜で、検査できる項目が分かれていますので、事前にホームページでお調べいただくか、こちらの相談電話で、ご相談いただければと思います。

今までに、保健所の検査で市内の梅毒感染者の約10%前後が引っかかっているということです。

9割が医療機関での診断に至っていますが、いずれかの機会を通じて、しっかり早期発見ができればと思いますし、当然コロナと同様、感染対策が非常に重要です。

5 新型コロナウイルス感染症について

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最後に、新型コロナウイルス感染症についてです。

新規感染者数が急減しています。直近1週間の10万人当たりの新規感染者数は329人ということで、1月10日をピークに減少に転じています。

ただ、病床使用率がいまだ高水準であるという状況も踏まえ、県においては、医療非常事態宣言が2月16日まで延長となっているところです。


 

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これは直近1週間の感染者数ですが、1月最初の週がピークでしたが、どんどん減っていって、先週は1,591人という状況でした。

 
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一方で、インフルエンザは定点観測によると、1定点医療機関当たり17.8ということで、流行注意報レベルはまだ超えている状態が続いています。

先週、第3週よりは若干減ってきたものの、依然として流行注意報レベルを超えています。

インフルエンザについても、コロナと同様の感染対策、こまめな換気、手洗い、そしてマスクの着用が重要です。

ぜひ、感染対策を行っていただきますようにお願いします。

 

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改めてのお願いですが、感染対策、そして高齢者の皆さんは、いまだまだ老人ホームなどなかなか面会制限が続いていると思います。

そうしたハイリスクの方々に感染をさせないような取り組み、そして抗原検査を活用した早期の発見、さらに、インフルエンザワクチンの接種などに取り組んでいただきたいと思っております。

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今後、5月8日に「5類」への移行が想定をされております。

まず緊急事態宣言等の行動制限や、入院措置勧告、感染者の外出自粛要請、現在はまだ感染をすると最低でも7日間は外出自粛・自宅療養をしてくださいという形で要請させていただいておりますが、そうした要請ができなくなります。

そして現在、感染者数の全数把握は続いておりますが、インフルエンザと同様の定点医療機関での報告を元とした定点把握になってきます。

医療費も全額公費負担から段階的に自己負担に移行していくものと思われます。

さらに医療提供体制についても、すべての医療機関において、対応を求められることになろうかと思います。
そちらも段階的に移行することになります。

入院調整は現在、保健所や県の調整本部が積極的に関与して入院先を探したり調整をしたりしていますが、そういったことは段階的になくなってきます。

基本的には、それぞれの医療機関から入院医療機関へ入院の依頼をするというふうに、医療機関から医療機関へ入院調整が行われるようになるものと考えています。段階的な移行ということで、いつそうした形になるかはまだ示されていないところです。

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ワクチンについて最後に触れたいと思います。

オミクロン株対応ワクチンの年代別接種率は、高齢者の方々は70代を中心に7割程度と接種率が上がってきましたが、やはり若い方々を中心に、接種率が低迷をしています。

特にこの第8波も、若い方々中心でしたので、直近、最近コロナに感染したという方々が非常に多かった年代でもあろうかなと考えています。

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今後、2月・3月それぞれ集団接種の機会を引き続き設けています。

先日発表したように、宮交シティでの集団接種会場を2月は追加しているので、ぜひまだ接種を受けておられない方は、受けていただきますようにお願いいたします。

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最後に、高齢者においてハイリスクの方で、一度もワクチンを打っていない完全未接種の方がまだいらっしゃるということで、何とかできないかなと考え、市内の高齢者施設へ問い合わせをして、その中で接種を希望されるところについて、市として巡回接種チームを組成し、今度は高齢者施設へ訪問をしてワクチン接種を行っていきたいと考えています。

2月中旬をめどに開始する予定ですが、どれぐらいニーズがあるかと照会したところ、そんなに実際には多くはなかったところです。

ただ、それでも希望があった高齢者施設には、宮崎市の保健所の医師と看護師を中心に施設へ訪問し、希望者に対してワクチンを接種していく取り組みを、2月は行っていきたいと考えています。

やはり完全未接種の方は、高齢者施設の中にいらっしゃるというよりも、それぞれの自宅で過ごされている方も相当数いらっしゃると思われるので、そうした方々については、ぜひ自ら、もしくはご家族と一緒にそれぞれの医療機関や集団接種の機会を活用して、接種していただければと思っています。

ワクチン完全未接種でコロナに感染してしまうと、オミクロン株とはいえ、当初のコロナとほぼ同程度の病原性を持っておりますので、重症化するリスクはインフルエンザよりも高くありますから、ぜひ、まだ感染をしていないし、ワクチンを全く打ったことがないという方は、今からでもワクチンの初回接種をお願いしたいと考えています。
 

 

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