目次
●発表事項
1 宿泊税は、令和8年7月の導入を目指します
2 青島エリアでサウンディング調査を実施します
3 今村近隣公園を公民連携で整備します
4 市内の小中学校体育館に空調設備を設置します
5 「救急ひっ迫アラート」を発令します!
6 プレミアム付商品券を発行します
令和7年7月9日 宮崎市長定例記者会見 まとめ動画
後ほど掲載します。
令和7年7月市長定例記者会見まとめ動画
発表事項
1 宿泊税は、令和8年7月の導入を目指します
- 先月の市議会一般質問でも答弁したが、本市の宿泊税は、令和8年7月の導入を目指したいと考えている
- 導入までの道のりとしては、令和6年度に宿泊税検討委員会を設置し、専門的な見地から検討いただき、12月に宿泊税検討委員会としての報告書を提出いただいた。
- その後、パブリックコメントを実施し、市民の皆様から11件のご意見を頂戴した。
- 今後は、条例案を議会へ提出し、議決後、総務省の同意申請を行う。総務省の同意が得られれば、宿泊税についての周知活動を行い、宿泊税導入という流れとなる。
- 宿泊税の概要としては、徴収方法を特別徴収とし、税額は、宿泊者一人一泊につき、定額200円を想定している。
- 皆様からいただく税は、観光地として魅力的なまちづくりを進めるとともに、旅行者の受入環境の充実や、国内外への誘客促進など、新たな施策にチャレンジするための財源としたい。
- なお、これらの概要案については、宿泊税検討委員会の報告書を踏まえて作成させていただいたところ。
- まずは、9月市議会に条例案を提案する予定で、準備を進めてまいりたい。
2 青島エリアでサウンディング調査を実施します
- 青島エリアで、市や県が管理する複数の土地・建物を対象として、今後の新たな可能性を探るためのサウンディング調査を実施する。
- まずは、お試し利用による新たな可能性の調査を行う。
- これはトライアル・サウンディングと呼ばれる取組みで、市や県が保有する土地・建物等を利用したい民間事業者を募集し、期間限定で実際に使用していただくことで、市場性や今後の事業化の可能性を探るもの。
- 本市で初めて実施した栄町街区公園では、この取組みをきっかけにPark-PFIでの事業化が決定している。
- 今回対象とするのは、青島駅から参道入口までに位置する「青島駅前通・東口駐車場」そして今年度の海水浴場の休止を決定した「白浜海水浴場」の2箇所。
- このうち、「白浜海水浴場」は県の管理地であるが、土地の使用について県と協議のうえ、市が一体的に事業者を募集することとした。
- 市としては、青島エリアの各公有財産を点ではなく面で捉えていく必要があると考えており、今回、複数の公有財産を同時に対象とすることで、個別の利活用の可能性だけでなく、エリア全体の今後の方向性検討にも役立てていくことがねらい。
- 利用できる期間は、夏場のハイシーズンを含め、7月23日から10月31日まで。このうち、1日から30日の範囲内で、民間事業者からの提案に応じて利用を許可する。提案受付は本日から9月30日まで。
- 主な利用のイメージはご覧のとおり。
- 「青島駅前通」は、青島のシンボルロードでありながら、現在は人通りが多くない。駅東口駐車場も含めて考えることで賑わいを創出し、通りの価値をアップデートするイベントや、椅子やパラソル等を置いて、多くの人の居場所となるような新しい通りを創る提案を期待している。
- 「白浜海水浴場」は、先に発表したとおり、今年度は海水浴場を開設しないことを決定したが、市としてはこの絶好のロケーションは今後も有効に使っていきたいと考えており、ここでゆったりと過ごせる休憩スペースや、近隣宿泊施設の利用者が楽しめるコンテンツの提案などを期待している。
- なお、今回はあくまでトライアルの取組みであり、建築物や工作物の設置は原則できないが、ここに示したイメージ以外の提案も大いに歓迎する。
- 提案書の提出方法や留意事項等の詳細は、「みやPORT」の指定テーマ内にあるリンクからご確認いただきたい。
- 多くの観光客が訪れる青島エリアでの実施となるので、民間事業者の皆様にはぜひ積極的に提案いただければと考えている。
- 「道の駅フェニックス」のサウンディング調査を実施する。
- こちらは、さきほどのトライアルサウンディングとは異なり、期間限定利用の募集ではなく、建て替えも視野に入れた、より魅力的な場所にするための提案や意見、個別対話の申込みを募集するもの。
- 「道の駅フェニックス」は、昭和40年度に宮崎交通が「フェニックスドライブイン」という名称で開業した施設で、平成17年度に通行車両の休憩所及び特産品の販売所の機能を備えた道の駅としてリニューアルした。
- 現在も、眺望を目当てに多くの観光客が訪れ、年間30万人以上が訪れる本市有数の観光スポットとなっている。
- 一方で、建物は今年で築60年を迎え老朽化が進んでおり、建て替えも視野に入れた、より魅力的な場所とするための具体的な検討を進める時期を迎えている。
- 検討にあたっては、この日南海岸随一の魅力的な景観を最大限に活用するとともに、青島エリアとの相乗効果によりエリア一帯の価値向上に資する施設にしていきたい。
- そこで今回、サウンディング調査を行い、民間事業者との対話を通して、市場性の有無や効果的な事業手法を把握していきたいと考えている。
- 対話の実施期間は、トライアル・サウンディングと同じく7月23日から10月31日まで。申込受付は本日から9月30日までとし、対話と現場説明会の受付は随時行っていく。
- 調査項目は、施設整備や運営の手法、導入する機能や施設の規模、運営の期間に関することなどとしている。
- 実施要領や参加申込み等の詳細は、「みやPORT」の指定テーマ内にあるリンクからご確認いただきたい。
- 市へのご意見や要望も含めて、民間事業者の皆様にはぜひ積極的にご提案いただきたい。
3 今村近隣公園を公民連携で整備します
- 県内初の公園全体の整備、管理・運営を含めたPark-PFIを今村近隣公園で実施。令和10年3月の完成を目指す。
- 今村近隣公園は、東部第二土地区画整理事業地区内にある、面積が約1.3haの未整備の公園。
- Park-PFIという制度は、公民連携の手法の一つで、収益施設の提案は民間の事業者の方が自由に行うことができる。
- 栄町街区公園でPark-PFIを実施中だが、違いは、未整備の公園全体を整備すること、また、整備後の公園の管理・運営(指定管理)までを一体的に公募するところ。
- 令和2年度に地元住民の方々とのワークショップを経て、公園テーマ、基本方針及び、コンセプトを決定。
- 事業者の方々にはこのコンセプト等を踏まえて事業提案をお願いしたい。
- 詳細は今後ホームページで公開される公募指針等を確認いただきたい。
- 「特定公園施設」とは、園路や広場・トイレ等の公園にある施設のことで、公園全域で設置場所を提案いただきたい。
- 「2,500平方メートルの芝生広場の整備」や「遊具の設置」等、市として整備いただきたいことは必須条件。
- 「収益施設」は飲食店や売店などの公園の魅力や公園利用者の利便を向上させる施設の提案を期待。
- 建築面積の上限は建蔽率12%の1,560平方メートル、この面積にはトイレ等の特定公園施設の建築物も含む。
- 記載している条件は一例であるので、詳しくは募集要項を確認し、提案をいただきたい。
- 来週、7月18日(金)に募集要項の資料を公開。
- 今年度中に事業者決定、協議等を実施、令和8~9年度にかけて工事を行い、令和10年4月に供用開始を目指す。
4 市内の小中学校体育館に空調設備を設置します
- 児童生徒の教育環境の改善および、災害時の避難所環境改善の観点から、学校の体育館に空調設備を設置します。
- 令和7年度6月補正予算額としては、1億2,900万円。
- 小松台小学校、本郷中学校に設置する予定。
- また、令和8年度工事に向けた10校の設計を行う予定。
- 今後の目標としては、令和15年度までに市内小中学校すべての体育館への空調設備の設置を目指す。
- (対象校は、小学校46校、中学校25校、合計71校の体育館。)
5 「救急ひっ迫アラート」を発令します!
- 宮崎市消防局管内の救急件数は、令和6年に過去最高を記録し、救急体制はひっ迫状態である。
- 特に、7月、8月(熱中症の影響)と12月、1月(インフルエンザ等の影響)が多い。
- さらに、出動した場合でも、搬送を必要としない出動や軽症と診断された搬送(例 熱っぽい、歯痛、鼻血 他)で
- 半数を占めている。
- 救急体制がひっ迫することにより、現場到着時間が遅延するなど、迅速で適切な活動が出来ないこともある。
- 救えるはずの命を救うために、「救急車の適正利用」へのご協力が必要です。
- そこで、ひっ迫している現状を広く知っていただくために、「救急ひっ迫アラート」を発令。
- 特に救急の多い7月、8月と12月、1月に発令。
- 住民の皆様の目に届くように、広報していく。
- 一定期間、継続的に発令することで、様々な場面でこの言葉を目にすることになり、認知の拡大を図る。
- 認知が広がることにより、「救急車の適正利用」の意識向上に繋がり、救急件数が抑制されることを目指している。
- 消防局としても、本年4月から日勤救急隊の運用や臨時救急隊の編成などを行い、ひっ迫状態の解消に努めている。
- もちろん、本当に救急車がいるか判断に迷ったときには、遠慮することなく119番通報をお願いしたい。
6 プレミアム付商品券を発行します
- 物価高騰により影響を受けた地域経済の回復を図るためプレミアム付商品券を発行する。
- 今年度はプレミアム率が20%で、12,000円分の商品券を10,000円で販売する。
- 発行総額は15億6,000万円で、13万セットを発行し、お一人様、1セットまで購入できる。
- 購入は先着順でなく抽選販売で、 応募期間は7月22日(火)から8月5日(火)まで。
- 申込みは電話・ハガキの他に、今回から宮崎市公式アプリから申し込みができるようになった。
- まだ、宮崎市公式アプリを利用していない方は、この機会にぜひインストールしていただきたい。
- 商品券の販売は9月8日(月)から開始予定で、販売開始日から11月末まで商品券は利用できる。