宮崎市では、高度なICT(情報通信技術)人材を確保するため、宮崎大学や市内企業等との産学官連携により、バングラデシュICT技術者と市内企業とのマッチングプロジェクト「宮崎-バングラデシュ・スタイル」(以前は「宮崎-バングラデシュ・モデル」と呼称)に取り組んでいます。
宮崎-バングラデシュ・スタイル
1 外国人ICT技術者人材育成プログラム(B-JET)と2 宮崎-バングラデシュICT人材育成事業(B-MEET)の両事業を主とした産学官連携による取組を「宮崎-バングラデシュ・スタイル」と呼んでいます。
1 外国人ICT技術者人材育成プログラム(B-JET)
日本での就職を希望する若いバングラデシュICT技術者(以下「バ国技術者」)に対し、バングラデシュ国内で宮崎大学と現地大学が連携して5か月間の日本語教育等の履修証明プログラム(B-JET Basic Course)を実施し、来日後さらに宮崎大学で3か月間の日本語教育等の履修証明プログラム(B-JET Advanced Course)を実施。宮崎での3か月間は、並行して宮崎の企業へのインターンシップも実施し、プログラム終了後に宮崎の企業へ就職するスキームになります。
なお、本プログラムにより2018年4月から2022年7月までに市内企業延べ22社へ47人のバ国技術者が就職しています。
※B-JETの詳細はこちら
※宮崎市役所内で行われた歓迎セレモニー(2022年6月22日)
2 宮崎-バングラデシュICT人材育成事業(B-MEET)
JICAの草の根事業として本市が提案し、宮崎大学が2022年4月から事業を実施しています。
本事業は、バングラデシュ側に日本企業の窓口・受け皿となる人材を育成すると共にバングラデシュと宮崎、双方の経済交流体制の整備を行い、宮崎の企業のバングラデシュ進出や新規事業創出の支援などを目的としています。(バングラデシュのICT企業等に対し日本語・日本文化・ビジネスマナー等の研修や宮崎の企業が求めるスキル・制度などを理解するセミナーや、宮崎のICT企業に対しバングラデシュのICT企業を理解するセミナーなどを実施予定にしています。)
バングラデシュIT技術者雇用促進補助金
本市では、B-JET Advanced Courseを修了したバングラデシュICT技術者を採用した市内企業に対し、採用に必要な経費の一部を助成します。
補助対象事業者(企業)
以下のいずれかに該当する市内事業者
(1)宮崎市企業立地の促進等に関する条例に基づく指定事業者
(2)宮崎市まちなか商業業務集積推進事業実施要綱に基づく指定事業者
(3)本市において3年以上の事業実績を有する事業者のうち、市長が適当と認める者
補助対象雇用者(ICT技術者)
新規雇用された常用労働者(本市域での雇用期間が1年を超える者又はその雇用期間が1年を超えると見込まれる者)で、B-JET Advanced Courseを修了したバングラデシュICT技術者。ただし、市内で既に就業している者は除きます。
補助額
人材紹介会社を利用し、バングラデシュICT技術者を採用した場合の人材紹介手数料の1/2(上限67万5千円/人)