近年、多様な性について社会の関心は高まりつつありますが、性的少数者(セクシャルマイノリティ)の当事者の中には、差別や偏見による悩みや生きづらさを抱えている人がいます。
宮崎市では、性について悩みや生きづらさを抱えている人たちへの相談支援の充実や、多様な性についての社会的理解を促進することで、多様な性を認め合う暮らしやすい社会づくりを推進しています。
知っておきたい用語集
性的少数者(セクシャルマイノリティ)は、「LGBTQ」とも言われていますが、どのような意味なのか知っていますか?
L |
<レズビアン> 女性として女性を好きな人。 |
G |
<ゲイ> 男性として男性を好きな人。 |
B |
<バイセクシャル> 異性を好きになることもあれば、同性を好きになることもある人。 |
T |
<トランスジェンダー> 生まれたときに割り当てられた性別とは異なる性を生きたい・生きる人。 |
Q |
<クエスチョニング> 性的指向(※1)や性自認(※2)が分からない・明確でない人。 |
セクシャリティは多数。上記のLGBTQに当てはまらない方もいます。 |
(※1)人の恋愛感情や性的な関心がいずれの性別に向うかの指向(この指向については、異性に向う異性愛、同性に向う同性愛、男女両方に向う両性愛等の多様性があります)のこと。
(※2)自分がどの性別であるかの認識(この認識については、自分の生物学的な性別と一致する人もいれば、一致しない人もいます)のこと。
SOGI(ソジ) | 性的指向と性自認。「Sexual Orientation(性的指向)」と「Gender Identity(性自認)」の頭文字をつないだ言葉。すべての人に当てはまる考え方。 |
カミングアウト | 自身が性的少数者であることを他者に打ち明ける行為。 |
アウティング |
本人の許可・同意なしに、性的少数者であることを第三者に暴露する行為。 ※注意:アウティングは重大な人権侵害です。本人の許可なく、決して他の人に話してはいけません。 |
ALLY(アライ) |
同盟や支援を意味する英語「ally」が語源で、性的少数者を理解し、支援するという考え方やその考えを持つ人のこと。 |
あなたのその一言(行動)で、傷つく人、救われる人がいます。
- 自分が言われて嫌な言葉は、人に向けても使わないようにしましょう。これはSNSなどでも同じです。
- 言わない(打ち明けない)というのも、本人の選択肢のひとつで尊重すべきことです。詮索したり、打ち明けるよう強制したりすることはやめましょう。
パートナーシップ宣誓制度
宮崎市では、同性カップルなどのおふたりが、人生のかけがえのないパートナーであることを市職員の前で宣誓することで、おふたりの関係性を公的に証する「パートナーシップ宣誓制度」を導入し、誰もが自分らしく生きることができる社会を目指しています。制度について詳しくは、「パートナーシップ宣誓制度について」を確認ください。
相談窓口
ひとりで悩まずに、相談してみませんか。
宮崎市男女共同参画センター「パレット相談室」
性的少数者専用ダイヤル
電話:0985-22-0022
毎月第3日曜日 午前9時から正午まで
メール相談(随時)
パレットホームページ内のお問い合わせフォームから相談ください。
弁護士による電話相談
性的少数者の支援に携わっている弁護士が受け手となります。初回(30分以内)無料です。
文化・市民活動課(0985-21-1835)へ、事前予約のお電話をいただき、相談日を決めます。