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令和5年1月12日市長定例記者会見

目次

令和5年1月12日市長定例記者会見動画

●発表事項

1 公民連携の取り組みについて

(1)学校施設における「包括管理業務委託」の導入可能性に係るサウンディング

(2)栄町街区公園・栄町児童館のトライアル・サウンディング

2 行政手続きのデジタル化について

(1)市民課証明窓口でのキャッシュレス決済導入について

(2)宮崎市Web口座振替受付サービスの運用開始について

3 令和4年度宮崎市総合防災訓練について

4 新型コロナウイルス感染症について

令和5年1月12日市長定例記者会見動画

会見動画(市公式YouTube)をご覧いただけます。

 

発表事項

1 公民連携の取り組みについて

(1)学校施設における「包括管理業務委託」の導入可能性に係るサウンディング

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公民連携の取り組みについて説明します。

包括管理業務委託の導入可能性について、サウンディングを行います。
学校施設における包括管理業務委託ということで、わかりにくいかと思いますが噛み砕いて説明すると、様々な建物などが一つの学校施設内に存在していますが、一般的な校舎であれば教育委員会の学校施設課が修繕や日常管理を行っています。

一方で、給食室において日常の管理・修繕が必要なところが出てきたら教育委員会の保健給食課が、児童クラブで利用しているところは生涯学習課が担当しており、いわゆる縦割り的な仕事になっているようなところもあります。
そうしたところの間に、包括管理事業者というマネジメント会社が入ることで、それぞれの課のそれぞれの職員がバラバラに担当していたものを、包括的に一括管理委託することで、効率的に修繕業務・管理業務を行っていくものです。

また、特に学校施設は非常に老朽化が進行しているために、まずは学校施設の管理、そして修繕をしっかりやっていかなければいけないだろうという問題意識のもとで、まずは包括管理業務委託を進めていく方向で、その可能性を探るためのサウンディング調査を今回行っていきます。

今月16日から2月10日まで、どういう形で発注するのか、また要件などの組み立てを探るために調査を行っていきます。実現の可能性が見えてくればその後に、実際にこの委託業務を行っていきたいという考えです。

(2)栄町街区公園・栄町児童館のトライアル・サウンディング

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次に、トライアル・サウンディングについてです。

先ほど説明したサウンディング調査というものは、我々が説明をして、民間の事業者と様々な対話を行って事業の可能性を調査していくというものですが、トライアル・サウンディングというのは、実際にこの現場を民間の事業者に試しに使っていただいて、その経験を通して、事業可能性について考えていただく。我々もそこから事業の可能性を模索していく手法です。

市場性やニーズの確認、そして民間事業者にとっても使い勝手や採算を確認できるという利点があります。

(実際に今回トライアル・サウンディングを行う)栄町街区公園、さらに街区公園の中に栄町児童館が立地しています。

この児童館も建設してから木造で築47年程度経過しており、児童館の建て替え更新ということも課題としてとらえています。

そこで、この公園と児童館を実際に使いながら、Park-PFIを想定し、どんなことができるのか、この半年間で探っていきたいと考えています。

同時に、栄町街区公園以外の518の都市公園についても、今後、都市公園を活用した民間可能性・公民連携の可能性を探るため、市場調査も実施していきます。

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これは、民間事業者が収益施設と公共部分を一体的に整備するPark-PFIを想定したものです。

具体的にどんなイメージかというと、事業者の皆さんが半年間の期間に1日から最大で30日間、栄町街区公園を使用して、例えば昼間の利用例としては、子供の遊び場もしくは飲食の場、それから児童館については、中高生から大人までの習い事の利用であったり、カフェであったり、様々な活用方法を民間の方からも提案していただき、可能性として探りたいと考えています。

現在の児童館は、小学生までの利用にとどまっており、活用の範囲も限られており、さらに老朽化も進んでいるので、今後、公園と児童館を一体的に整備・管理していく、そして民間の事業者が活用することで、その収益を公園の管理費にまわしていくことができる、そうしたPark-PFIの仕組みを想定し、可能性を探っていきたいと考えています。

2月1日に要綱を発表するので、ぜひ興味関心のある民間事業者の皆さんは応募いただければと思います。

行政手続きのデジタル化について

(1)市民課証明窓口でのキャッシュレス決済導入について

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行政手続きのデジタル化について説明します。

まず、市民課窓口でキャッシュレス決済が利用可能になります。

現在、本庁舎1階の市民課窓口においては、住民票の写しや印鑑登録証明、戸籍証明など証明書発行手数料の支払いを現金で行っていただいておりますが、それを1月19日から、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済などのキャッシュレス決済で利用可能とする取り組みです。

接触機会を減らす、もしくは市民課窓口の業務の効率化などが狙いです。

(2)宮崎市Web口座振替受付サービスの運用開始について

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それから、1月4日からすでに運用開始しているところですが、各種固定資産税などの税金、それから様々な料金の支払いを、口座振替にするための申し込みをオンラインでできるようになりました。

今までは、平日に金融機関の窓口にて紙ベースの手続きをしていただいていたものが、365日オンライン受付できるようになるという取り組みで、ぜひ口座振替による支払い手続きを進めていただきたいと考えています。

こうすることで、納付忘れもなくなり、また手続き自体が面倒くさいという方にとっては、オンラインにすることで非常に口座振替手続きを行うハードルも下がるのではないかと考えています。

 3 令和4年度宮崎市総合防災訓練について

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宮崎市総合防災訓練についてです。

1月29日に、3年ぶりとなる宮崎市総合防災訓練を大淀川の市民緑地で行い、市民の皆さんの防災意識の高揚を図るとともに、防災関係機関相互の連携を強化する目的で行います。

南海トラフ巨大地震が発生し、市内で最大震度7を観測。沿岸部に大津波警報が発表されたことを想定し実施します。

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訓練内容としては、自衛隊による救助訓練やライフラインの復旧訓練、また、現地では災害特殊車両の展示、炊き出しの試食などもあります。

市民の皆さんも一般参観が可能ですので、ぜひ、お時間のある方は来てご覧いただき、防災意識の向上を図っていただければと思います。

また、会場に来られない方に関しても、シェイクアウト訓練に合わせて、自宅などで防災メールや公式SNSなどにて訓練の案内をします。それぞれ可能であれば、自宅で身を守るという訓練を行っていただいたり、各自でできることを取り組んでいただければと考えています。
 

4 新型コロナウイルス感染症について

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新型コロナウイルス感染症についてです。

先週金曜日の臨時会見で詳しく申し上げましたが、さらに感染が増えてきました。
直近1週間の10万人当たりの新規感染者数は、県として全国最多、さらに過去最多となっています。

特に、20代の感染者が突出して増えています。相対的に、冬休みは小・中学校が動かなかったということもありますが、20代の皆さんは非常に活発に年末年始、そしてこの3連休の動きも気になるところですが、事実としては感染が広がっているという状況です。

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週当たりの感染者数も、先週1週間は過去最多の7,700人でした。

 

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それに加え、インフルエンザもかなり多くなってきています。本日付での発表ですが、市内でこのシーズン初めて集団発生を確認しています。

実際に3連休、在宅当番医に当たられた医療機関からも、発熱患者のかなりの数がインフルエンザの診断で上がってきていると聞いています。当然、コロナが一番多かったけれども、コロナに次いでインフルエンザの患者、その医療機関では数十人診断されたということで、肌感覚としてもかなり増えてきているという状況です。

インフルエンザのワクチンは、例年概ね10月から12月にかけて打っていくんですが、もし今からでも対応可能な医療機関がありましたら、今からでも遅くはないのでワクチンの接種、それからコロナと同様の感染対策をしっかり取っていただきたいと思います。

 

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改めてのお願いですが、体調に異変があればマスクを外す会食などは控えてください。できれば外出も控えていただきたいと思います。

実際に、少し体調が悪いとか喉が痛い、微熱があっても、マスクを外して他人と接触をするような行動というものが見受けられるので、こうした注意喚起を繰り返し行っています。それからワクチン接種、高齢者施設でのクラスターがものすごく多くなっていて、実際ハイリスクの患者さんたちの体調が悪くなる。そして入院をすることで、医療機関が逼迫している状況が生まれているので、若い方々のワクチン接種で感染を抑えるのも大事ですが、お年寄りの皆さんでワクチンを打っていないとか、もしくは、最近のオミクロン対応ワクチンをまだ打っていないという方がいらっしゃれば、優先して接種を進めていただきたいと考えています。

それからここは、前回の臨時会見でも強調したように、正式な国の承認を受けた検査キットを使ってくださいということです。

国の承認を受けていない一般的な小売店や自動販売機で販売されている「研究用」と言われる検査キットでは、感染の有無を知る目的では使わないでください。他の目的で使われる分にはいいかもしれませんが、私はどんな目的で販売されているのか、よく理解できていません。
感染の有無とか、診断目的で使う場合は、国の承認を受けている「体外診断用医薬品」である抗原検査キットを、薬剤師のいる薬局や、県が宮崎港で配布している検査キット、もしくは医療機関や施設にも定期的に配布はされておりますが、そうしたものをぜひご利用ください。

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ワクチンについて、若い世代の接種が進んでいないというグラフです。

これとは別に、先ほど申し上げたように、80歳以上で今まで1度もワクチンを打ったことがないという方が、宮崎市内で2000人以上。それから、初回接種で終わっている高齢者の皆さんも相当数おられます。

改めて細かく見ていると、非常にハイリスクの方々でもワクチンを1度も打ったことがない、もしくは初回接種以来、随分時間がたっているという方がたくさんいらっしゃいますので、改めてなぜ受けられないのか、そうしたところも市としてどういうことができるのか、今後考えていかなければいけないと思っています。

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今後、今まで集団接種を行っていた会場をさらに拡大し、宮交シティの3階にある「紫陽花ホール」でも実施できるようにしました。

2月の3日、4日の金・土曜日、それから、11日、18日の金・土曜日の4日間で、新しく宮交シティでも集団接種ができるようになりましたので、今までなかなかカリーノ宮崎へ行くことが難しかった方や、宮交シティであれば行けるのではという方はぜひ、この集団接種の機会を利用してワクチンの接種をお願いしたいと思います。

金曜日は夜間接種を実施しておりますし、さらに予約なし接種の枠も用意しておりますので、まずはお手元の接種券を確認していただいて、当日でもまだ予約なしで受けられる場合は、ぜひお越しいただければと思っております。
 

 

会見で用いたスライド資料はこちら

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