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宮崎市子どもの未来応援活動支援事業補助金の活用事例

宮崎市子どもの未来応援活動支援事業補助金は、「宮崎市子どもの未来応援基金」を財源に、子ども食堂や学習支援など、子どもの貧困対策活動や居場所づくりに取り組む民間団体等の活動費として市内の民間団体等に交付しています。※令和3年度と令和4年度は「宮崎市子どもの貧困対策活動支援事業補助金」という名称でした。

これまでに補助金を交付した団体の活動内容をご紹介します。

宮崎市子どもの未来応援活動支援事業補助金の交付団体と活動内容

令和4年度

<補助金交付団体と活動内容>
団体名 補助区分 補助金交付額 活動内容
元気っ子会子供食堂 スタートアップ枠 200,000円 子ども達が地域の方々と交流できる居場所を作るため、地域の公民館で子ども食堂を開催した。月1回程度開催し、食事の提供支援に加え、子ども達や地域の方々がコミュニケーションをとれる交流の場づくりの活動を行った。
一般社団法人ハートリンク スタートアップ枠 200,000円

子ども達が地域の方々と絆を深める居場所を作るため、飲食店で子ども食堂を開催した。月2回開催し、食事の提供支援に加え、会場では児童虐待防止やいじめ防止の啓発動画を放映し、児童虐待やいじめの未然防止を図った。

もこもこ親子カフェ スタートアップ枠 200,000円 子育て等の悩みを抱える子育て親子や居場所が必要な子どもを対象に子ども食堂を開設した。月1回開設し、食事の提供支援に加え、子どもの体験活動(あそび)支援や子どもや保護者等の家族支援を行った。
宮崎ストリートスポーツ振興協会 スタートアップ枠 200,000円

家庭の事情等で自転車に乗れない子どもたちが増えていることを受け、自転車に乗ることができない子どもたちを対象に、自転車運転の練習指導や交通ルールの指導を行う自転車教室を開催した。(15回開催)

○(まる) スタートアップ枠 200,000円

地域の中で子どもが安心して過ごせる居場所や世代を超えた交流による学びを促進できる場所として子ども食堂を開催した。月1回開催し、食事の提供支援に加え、あかちゃんから児童の衣類や生活用品の譲渡スペースを開設したり、また小学生の放課後の居場所づくりを行った。

ガクセイ塾 ステップアップ枠 100,000円

中高生の進路選択の幅が広がってほしいという思いから、中高生を対象に、農家や料理人、ITエンジニア、YouTuber、ホテルマン、保育士といった各分野の専門家から授業を行ってもらい、子ども達が様々な職業の大人と関わることで、家庭環境に関係なく、子どもたちの将来の進路選択の幅を広げる機会を提供した。

WAKUWAKU夢広場 ステップアップ枠 100,000円

地域の子どもたちや高齢者が集うコミュニティの場を提供するため、子ども食堂を開催した。月1回開催し、食事の提供支援に加え、地域の世代間交流の場の提供を行った。

ひまわり食堂 ステップアップ枠 100,000円 地域の子どもたちや高齢者が親睦を深めることができる場を提供するため、子ども食堂を開催した。月1回開催し、食事の提供支援に加え、民生児童委員と連携して、生活困窮世帯に食料品の配布も行った。
東大宮こども食堂 ステップアップ枠 100,000円

コロナ禍により収入が減少した子育て家庭の支援を行うため、フードドライブとして一般家庭から寄せられた食材などを登録されている家庭へ届けた。月1回程度の頻度で実施し、食事の提供支援に加え、生活必需品やマスクなどの衛生用品も届けた。

特定非営利活動法人ままのて ステップアップ枠 100,000円

主にひとり親家庭の小学3年生から高校生を対象に、タイヨーグラード、宮崎公立大学、宮崎大学の3会場で学習支援を行った。また令和4年度は、コロナ禍を受けリモート授業をスタートした。また、児童の学習支援に加え、保護者の相談対応も実施した。

住吉ひなたの会 ステップアップ枠 100,000円

地域の子ども達が誰でも行きやすい子ども食堂とするため、2つの小学校区で拠点となる子ども食堂を開催した。2カ月に1回程度開催し、食事の提供支援に加え、食育活動や地域住民のふれあい交流の推進を行った。

なかつせ寄合所 ステップアップ枠 100,000円

マンションの給湯室を活用して、マンション住民や近隣地域の住民を対象に子ども食堂を開催した。月に1回程度開催し、食事の提供支援に加え、多世代交流やネットワークづくり、あかちゃんの遊び場の提供や子育て相談、放課後の小学生の見守り活動を実施した。

NightSugar ステップアップ枠 100,000円

佐土原地域の方や困りごとを抱えた世帯の方を対象に、屋外で開放感や非日常感が味わえる子ども食堂を開催した。月1回程度開催し、食事の提供支援に加え、地域の交流の場の提供を行った。また、屋外で食堂を開催することを活かし、地域の自主防災組織と協力・連携し、参加者へ防災啓発活動を実施した。

わがや ステップアップ枠 100,000円

貧困、ひとり親世帯、里帰りできず不安や孤独を抱えている母子や妊婦等を対象に、助産院で子ども食堂を開催した。月1回程度開催し、食事の提供支援に加え、母子の交流や情報交換の場とし、安心安全な居場所作りを行い、安心して子育てができる環境づくりを実施した。また、地域と連携し、災害発生時に必要な防災の知識の共有を図った。

跡江わんぱく食堂 サスティナブル枠 50,000円 地域の子どもたちや保護者、高齢者等を対象に地域の自治公民館で子ども食堂を開催した。月1回開催し、食事の提供支援に加え、レクリエーションを行い、地域のふれあいの場づくりを実施した。
特定非営利活動法人Swing-By サスティナブル枠 50,000円

当団体は、市と宮崎大学と連携し、生活困窮世帯の子ども達を中心に学習支援や生活支援事業を行っている。令和4年度は、寄せられる様々な問い合わせに対応するため、子どもの貧困問題に取り組む団体としてホームページ内容をリニューアルした。外部協力者の意見を取り入れ、活動報告などの更新頻度を上げた結果、教育・福祉関係者からの問い合わせや相談が増加した。

ふれあい食堂(里の会) サスティナブル枠 50,000円 地域内外の子どもたちや高齢者を対象に子ども食堂を開催した。月1回程度開催し、食事の提供支援に加え、遊びや絵本・紙芝居の読み聞かせや折り紙制作などの体験活動を行い、ふれあい交流の場づくりや子育て支援を実施した。

特定非営利活動法人家庭・青少年教育ネットワーク

サスティナブル枠 50,000円

ひとり親家庭や生活保護受給世帯等の小学3年生から6年生の子どもを対象に無料の学習支援教室を開催した。子どもと講師のマッチングを行うコーディネーター(教職員OBなど)を配置し、子どもの学習支援活動に加え、電話や対面での子育て教育相談も実施した。

特定非営利活動法人チャイルドラインみやざき サスティナブル枠 50,000円 18才までの子どもの専用電話「チャイルドライン」、「オンラインチャット」の実施や事業継続のためのボランティア育成を実施した。また、自殺防止を視野に入れた子どもの自己肯定感を高めるためのアウトリーチプログラムを市内の児童クラブで実施した。
おおよどほのぼの応援団 サスティナブル枠 49,911円

小学校入学前の入学準備品(布製の袋物)を制作し、地域の民生児童委員と連携して、地域の困りごとを抱える子育て世帯や病気や小さな姉弟がいて準備が難しい家庭に届けた。

地域食堂うみさちやまさち サスティナブル枠 50,000円 地域住民を対象に、地域の民間施設で子ども食堂を開催した。月1回開催し、食事の提供支援に加え、様々な体験活動を実施し、地域の交流の場づくりを実施した。
おひさまきっちん サスティナブル枠 50,000円 地域住民を対象に、地域のコミュニティセンターや公園で子ども食堂を開催した。月1回程度開催し、食事の提供支援に加え、季節感のあるレクリエーションを開催し、地域の交流の場づくりを実施した。
江平レストラン サスティナブル枠 50,000円 新型コロナウイルス感染拡大により従来使用していた小学校の家庭科室が利用できなかったため、テイクアウト方式での食事の提供支援を実施した。
特定非営利活動法人おひさまとまんさく サスティナブル枠

50,000円

金銭的な貧困家庭のみならず、困難を抱えた子どもたちを対象に、衣類や靴、帽子、絵本など身の回りの品の貸し出しを行った。

※活動の実績報告において、写真掲載の了承を得られた一部の団体については、以下のとおり活動状況をご紹介します。

おおよどほのぼの応援団

大淀地域を拠点に民生委員や手芸サークルで構成する団体です。小学校入学時に必要な袋バッグ(ブックバック等)をボランティアで作成し「あかちゃんがいてなかなか手作りがでできない。」、「保護者が体調不良」など準備が難しく、提供を希望するご家庭に届けました。

袋バッグ作成の様子.jpg
袋バッグの写真.jpg

 

なかつせ寄り合い所

マンションの給湯室を活用して、マンション住民や近隣地域の住民を対象に子ども食堂を開催しました。月に1回程度開催し、食事の提供支援に加え、多世代交流やネットワークづくり、あかちゃんの遊び場の提供や子育て相談、放課後の小学生の見守り活動を実施しました。

 

調理の様子peg
子ども食堂の様子.jpeg
あかちゃん遊び場の様子.jpeg

 

令和3年度

<補助金交付団体と活動内容>
団体名 補助区分 補助金交付額 活動内容
わがや 始業支援枠 300,000円 助産院で子ども食堂を開催する。貧困、ひとり親、不安や孤独を抱えている母子などを対象に声掛けを行い、母子の交流、情報交換、安心安全な居場所づくりを行う。スタートアップのため、備品を購入する。
Night Sugar 始業支援枠 300,000円 地域の居場所づくりとして、屋外で開放感や非日常感が味わえる子ども食堂を開催する。スタートアップのため、備品や消耗品を購入する。
たまゆらまつり会 始業支援枠 300,000円 地域に公民館などの住民が集える場所がないため、地域食堂を立ち上げ、地域の居場所づくりを行う。スタートアップのため、備品等の購入や環境整備を行う。
ガクセイ塾 始業支援枠 300,000円 大学生が学習支援を目的とした団体を設立し、金銭的な理由で塾に通うことができない子どもを対象に、PC、タブレットへの対応スキル習得講座を行う。子どもの貧困対策に取り組む他の団体と連携し、困窮世帯へのアプローチを図る。
おやこハッピーネットワーク 始業支援枠 300,000円 子どもの貧困に特化した支援体制ネットワークを構築し、立ち上げに際し、イベントを開催する。イベントでは、支援情報の提供や個別相談などを行う。
特定非営利活動法人 家庭・青少年教育ネットワーク 拡充支援枠 100,000円 ひとり親家庭、生活保護世帯の児童に対する学習支援に加え、非認知能力の育成や保護者支援活動を行う。
特定非営利活動法人 ままのて 拡充支援枠 100,000円 タイヨーグラード、宮崎公立大学、宮崎大学の3会場で、ひとり親家庭を対象に学習支援を行っている。今回、2大学での支援体制を強化する。
特定非営利活動法人 チャイルドラインみやざき 拡充支援枠 100,000円 自殺防止を視野に入れた、子どもの自己肯定感を高めるためのアウトリーチプログラムを実施する。(子どもの貧困問題を含め、SOSを出せずに見過ごされている子どもに対する支援)
特定非営利活動法人 Swing-By 拡充支援枠 100,000円 市と連携し生活困窮世帯の子どもたちを中心に学習支援を行っており、各種問合せに対応できるよう、団体の活動を周知するパンフレットを作成する。
たんぽぽハウス本郷 継続支援枠 28,662円 子ども食堂運営による居場所づくり。自治会、小学校、敬老会、ボランティアと連携し、世代間交流の居場所とする。
特定非営利活動法人 みやざき悠遊くらぶ 継続支援枠 50,000円 子ども食堂運営による居場所づくり。地域の高齢者、子育て世代、ボランティアの協力を得て、世代間交流の居場所とする。
江平レストラン 継続支援枠 50,000円 新型コロナの影響により小学校の家庭科室が使用できないため、テイクアウト方式に切り替えて子ども食堂を実施。新型コロナの終息が不透明であることから、今年度もテイクアウト方式を継続する。
特定非営利活動法人 おひさまとまんさく 継続支援枠 50,000円 金銭的な貧困家庭のみならず、困難を抱えた子どもたちに対し、衣類や靴、絵本など、身の回りの品の貸し出しを行う。

 

※活動の実績報告において、写真掲載の了承を得られた一部の団体については、以下のとおり写真付きで活動状況をご紹介します。

特定非営利活動法人 ままのて

タイヨーグラード、宮崎公立大学、宮崎大学の3会場で、ひとり親家庭を対象に学習支援を行っているが、2つの大学は会場を借りているだけで、教材を置くスペースがなく、宿題の終わった小学生が時間を持て余すこともあった。

今回、当補助金を活用してタブレットを購入することで、教材を置くスペースがなくても、タブレットで英語や漢字、算数の問題を解いたり、クイズを出し合ったりできるようになり、様々な学習支援を行えるようになった。また、学習支援を行う大学生ボランティアも、子どもたちへの指導の幅が広がった。

学習支援の様子
学習支援の様子

特定非営利活動法人 Swing-By

宮崎市・宮崎大学教育学部と子ども支援連携協力に関する協定を結び、生活困窮世帯の子どもに無料で学習支援を行っている。支援対象者の保護者や関係団体の紹介により、様々な相談の要請が寄せられるようになり、ホームページの制作を行ったが、個人や関係団体より手渡しできるパンフレット(印刷物)を求められることが多くなっていた。また、ホームページを閲覧できない家庭でも、パンフレットがあることで、時間をかけて支援の内容を考えることができ、直接支援の要請を行うことができる。そのため、パンフレットが必要だと分かっていたが、資金面で躊躇していた。

今回、当補助金を活用することで作成することができ、団体の支援内容を分かりやすく伝えることができるようになった。その影響もあってか、当法人への訪問や相談が増加している。

パンフレット

特定非営利活動法人 家庭・青少年教育ネットワーク

ひとり親家庭や生活保護世帯など経済的困窮家庭の児童・生徒(小学校4年生から中学校3年生)を対象に学習支援を行っているが、当補助金を活用することで、必要な学習用具の購入や学習支援員の配置の充実を行うことができた。マンツーマン指導を行うことで、学力の向上や学習意欲の高揚が図られたことに加え、学校とは違ったソフトな雰囲気や教育環境、学習支援員の受容と共感的な対応が、児童生徒の心の居場所となり、精神的な安定を図ることができた。(不登校の児童が欠席することなく参加した事例もあった。)

また、当団体では、保護者に対する教育相談も行っており、子どもに関わる問題等を気軽に相談できることで、子育てに関する悩みや不安の解消にも寄与できた。

家庭・青少年教育ネットワークの活動の様子.jpg
家庭・青少年教育ネットワークの活動の様子.JPEG

わがや(助産院)

新型コロナウイルス感染拡大で様々な制限が長期化する中、孤独を抱えて育児をしている母子への支援が必要と感じたため、助産院に「子ども食堂」を開設した。貧困、ひとり親世帯、里帰り出産ができないなど、様々な理由で不安や孤独を抱えている母子や妊婦、産後育児をしている両親を対象とした子ども食堂とし、助産師、保健師、看護師、保育士、理学療法士による専門的支援を行いながら、母子の交流、情報交換の場、安心安全な居場所とすることができた。

当補助金を活用して、感染対策を充実させることで、コロナ禍でも決して閉館せずに、毎月子ども食堂を開設することができた。

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江平レストラン

2019年3月に小学校の家庭科室を利用した子ども食堂を開設し、子どもの居場所や地域のふれあいの場としての役割を果たすとともに、地域内で営業する飲食店の方々にメニューの提供と調理指導をお願いし、家庭ではなかなか出せないレストランの味を楽しんでいただく活動を行っていた。しかしながら、新型コロナの影響により小学校の家庭科室が使用できないため、テイクアウト方式に切り替えて子ども食堂を実施している。

新型コロナの終息が不透明であることから、当補助金などを活用して、テイクアウト方式を継続した。

江平レストラン
江平レストラン

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