トップアスリート×スポーツランドみやざき Vol.3
ー 東京2020大会宮崎事前合宿 海外選手特集(ボクシング女子)ー
宮崎市を合宿などで訪れたトップアスリートに宮崎市スポーツランド推進課職員がインタビューを行う「トップアスリート×スポーツランドみやざき」第3回目。
前回からは数回にわたって、東京2020オリンピック・パラリンピックの事前合宿として宮崎市を訪れた海外ナショナルチーム選手へのインタビューを掲載しています。
今回は、2021年7月2日~20日に6カ国合同で合宿中のボクシング女子ドイツ代表のナディネ・アペツ選手にお話を伺いました。
プロフィール
ナディネ・アペツ
Nadine Apetz
生年月日:1986年1月3日(34歳)
国籍:ドイツ
東京2020オリンピック出場競技:ボクシング女子 ウエルター級
■「ドイツ史上初オリンピック出場の女性ボクサー」
ーボクシングを始めたきっかけは何ですか?
「大学生だった21歳の時に、何か新しいことを始めたくて好奇心でボクシングを始めました」
―トップアスリートとしてオリンピックに出場されますが、これまで競技を続けてきた上で、特に心がけてきたことや意識してきたことはありますか?
「今回、ドイツボクシング女子初のオリンピック出場となりますが、この数年間は国を代表してオリンピックに絶対出場するんだという思いでボクシングを続けてきました」
ーボクシングの魅力は何だと感じていますか?
「1対1でダイレクトに戦えること。そして、勝っても負けても自分の実力次第だということが魅力的です」
■「初のオリンピックは金メダルが目標」
―ご自身のここを見てほしいというところを教えてください。
「この数年間は、オリンピックに向けて準備してきたので、メダルを獲得する姿をぜひ見てほしいです」
―初めて出場される今回のオリンピックは1年延期されましたが、その間はどのようにモチベーションを保ちましたか?
「実際のところ、モチベーションが上がったり下がったりと非常に厳しい1年間でしたが、あと1年だという思いとオリンピックに向けて常に前進するんだという思いを持ち続けました」
―オリンピックでの目標を教えてください。
「金メダルです!」
■「宮崎の合宿環境は素晴らしい」
―日本を訪れるのは何回目ですか?
「初めてです。今回は感染症対策により行動が制限され、ほとんどホテル(シーガイア)内でした。空港とホテル間の移動や、陸上競技場の利用の際のバス車内から街並みや自然などを見ることができ、是非いろいろな場所に行ってみたかったと感じました」
―そのような中、宮崎の印象について教えてください。
「ホテル内での誘導など、様々なことがしっかりと準備されており、選手たちが過ごすには、とても良い環境です。凄くおもてなしをしてもらっていますし、宮崎の皆様はフレンドリーです!
また、先日は、日章学園高校調理科の生徒が考案したアスリート向けレシピの食事を6カ国の選手やスタッフで食べましたが、非常に感銘を受けました」
(日章学園高校調理科3年生が考案したレシピをホテルが調理し選手団に提供 ※写真は試作時)
―宮崎では1年中多くのスポーツ合宿が行われます。今回は、前例のない場所(シーガイアコンベンションセンター2階アトリウムロビー)にリングを設置しましたが、合宿環境としてはどうですか?
「コロナ禍においても、必要なものが全て揃っており、大変良い環境だと思っています。感染症がなければ、またいろんな施設を利用できたのでしょうが、このような状況において、ここまでしていただき大変感謝しています」
―今回は市民と交流ができず残念でしたが、最後に、宮崎の皆様へメッセージをお願いします。
※以下の動画でメッセージをご覧ください
(2021年7月13日 シーガイアにてインタビュー)