トップアスリート×スポーツランドみやざき Vol.5

ー 東京2020大会宮崎事前合宿 海外選手特集(トライアスロン)

5ジョージアテイラーブラウン トライアスロン イギリス

宮崎市を合宿などで訪れたトップアスリートに宮崎市スポーツランド推進課職員がインタビューを行う「トップアスリート×スポーツランドみやざき」第5回目。

今回は、東京2020オリンピックに向け、2021年7月13日~22日に本市で事前合宿中のトライアスロン女子個人・混合リレーイギリス代表のジョージア・テイラーブラウン選手にお話を伺いました。(2021年7月21日  シーガイアにてインタビュー)

トップアスリート×スポーツランドみやざき

プロフィール

ジョージア・テイラーブラウン
Georgia Taylor-Brown

生年月日:1994年3月15日(27歳)

国籍:イギリス

東京五輪出場競技:トライアスロン  女子個人(銀メダル)・混合リレー(金メダル)

■「トライアスロンは常に変化する」

インタビュー中の写真

 

―トライアスロンを始めたきっかけは何ですか?

「5歳くらいの時にスイミングを始め、高校時代にランニング、クロスカントリーを始めました。それから、バイク(自転車)を加えてトライアスロンをやってみようということになり、16歳の時に初めてトライアスロンの大会に出場しました。
(チームメイトの)ソフィーは8歳か9歳でトライアスロンを始めていると思いますが、私は少し遅く始めました。元々はスイミングをやっていた人がトライアスロンを始めるというケースが多いです」

 

―トライアスロンの魅力は何だと感じていますか?

「トライアスロンの魅力は常に変化することです。ラン(長距離走)で決まるレースもあれば、最近はバイク(自転車ロードレース)やスイム(水泳)で決まるレースが多いです。レースごとに気をつけるところも変わりますので、臨機応変に対応しなければなりません。私はチャレンジすることが好きなので、そのようなトライアスロンの側面は魅力的に感じています」

 

■「戦略よりコンディションが大事」

バイクトレーニング中の写真

 

―トップアスリートとしてオリンピックに出場されますが、これまで競技を続けてきた上で、特に心がけてきたことや意識してきたことはありますか?
「ここ2年程は、自分の弱みであるスイムに重点を置いてトレーニングをしてきました。ランとバイクは得意です」

 

―トライアスロンでは戦略が大事ですか?

「実はそうでもありません。戦略や計画を立てると、そのとおりにならなかった時にパニックになる可能性がありますので、あまりレースの流れは考えないようにしています。
成り行きに任せ、スタートラインに立った時に調子が万全であればそれで良いのです。そして、賢いレースができ全力を尽くすことができればベストです」

 

―レースの前日や直前に毎回行うルーティンはありますか?

「スタートラインに立った時にお腹をこすります。クロスカントリーをやっていた時に、寒くてお腹を温めようとこすっていたので、今でもレース開始前にお腹をこすってしまいます(笑)。また、血液の流れを改善し、足をリラックスさせるために、横になって足を上げることもあります」

 

―オリンピックのレースでご自身のここを見てほしいというポイントを教えてください。

「一番はスイムですね。恐らくスイムがレースを決めるポイントになると思います。ここをうまく乗り切り、次のバイクで小グループの集団を作るような展開に持っていきたいです」

 

■「宮崎の全てがパーフェクト」

シーガイアエントランスにて集合写真

 

―新型コロナウイルスの影響でホテルにとどまることが多いとは思いますが、宮崎の印象や合宿環境について教えてください。

「ここでの何もかもが素晴らしいです!実は東京よりも、宮崎に行くことの方が楽しみでした。2019年にも2回来ていますが、宿泊もトレーニング環境も抜群に良いです。
道路は静かで、ドライバーのマナーが良いです。イギリスでは、ドライバーから怒鳴られたり、クラクションを鳴らされたりしますが、宮崎ではドライバーが寛大です。
部屋ではゆっくりとくつろげますし、宮崎の皆さんが温かく歓迎してくれるおかげで、トレーニングも順調に進めることができます。本当に感謝しています」
 

トラックでの練習風景

 

―宮崎で気に入ったものはありましたか?

「食べ物がすごく美味しいです!宮崎牛、マンゴー、オムレツ、それにお米もよい具合に炊けていているし(笑)、チキンも・・・、もう何もかもが美味しいです!
私たちイギリス選手は、日本にとってライバルであるにも関わらず、スタッフの皆さんから、大変温かいサポートをいただいています。宮崎の全てがパーフェクトだと思っています!」

 

―最後に、宮崎の皆様へメッセージをお願いします。
※以下の動画でメッセージをご覧ください

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