トップアスリート×スポーツランドみやざき Vol.7

-東京2020大会宮崎事前合宿 海外選手特集(パラトライアスロン)-

第7回クレアカシュモア パラトライアスロン

宮崎市を合宿などで訪れたトップアスリートに宮崎市スポーツランド推進課職員がインタビューを行う「トップアスリート×スポーツランドみやざき」第7回目。
今回は、東京2020パラリンピック前の2021年8月13日~24日に本市で合宿中のトライアスロン個人PTS5(運動機能)、イギリス代表のクレア・カシュモア選手にお話を伺いました。(2021年8月23日 シーガイアにてインタビュー)

トップアスリート×スポーツランドみやざき

プロフィール

クレア・カシュモア
Claire Cashmore

生年月日:1988年5月21日(33歳) 

国籍:イギリス

東京パラリンピック出場競技:トライアスロン個人PTS5(運動機能)(銅メダル)

 

■「2016年リオ大会では水泳、2020東京大会ではトライアスロンでパラリンピック出場

インタビューに答えるクレアカシュモア選手

-トライアスロンを始めたきっかけは何ですか?
「私は16年間水泳競技を行っており、2016年リオデジャネイロパラリンピックにも水泳で出場しました。そして、リオ大会の後、トライアスロンに転向しました。それからまだ3、4年ですが、この数年間はとても刺激的でしたね」

 

-トライアスロンの魅力は何ですか?
「バラエティに富むという点です。一つの競技で、できること、できないことが全て問われます。そして、トライアスロンはみんな仲がよく、その温かいコミュニティも好きです。みんながお互い支え合っています」
 

■「パラリンピックへの準備は整った」

バイクに乗車中のクレアカシュモア選手

 

-トライアスロンを続ける中で、どのようなところが大変でしたか?
「トライアスロンを始めたときは、片手でバイクを操作するということが大変でした。ギアもブレーキも片方についているので、最初は怖かったですね・・・。少しずつ練習を続けて自信がついたので、今は全く問題ありませんけどね(笑)」

 

-トライアスロン転向後、初のパラリンピックですが、仕上がりはどうですか?
「準備は十分整いました。宮崎でのこの2週間で暑さ対策もできましたし、施設が整っていることも大変有り難かったです。食べ物も美味しいですし、サポートしてくださるスタッフの皆さんのおかげで、東京パラリンピックに向けていい準備ができました」
 

■「宮崎は特別なトレーニング地」

スイム練習中のクレアカシュモア選手

 

-コロナの影響でホテルに留まることが多かったとは思いますが、宮崎の印象はどうですか?
「今回、宮崎を観光することができなかったのは残念ですが、ここの一番好きなところは、宮崎の人たちがとても親切なところです。優しく温かく迎えてくれてたおかげで、リラックスしながらゆっくり過ごすができました。別の場所ではあまりないことで、宮崎は特別だと思います。トレーニングは、自然の中を走って美しい緑を楽しみながら存分にできました」

 

-東京パラリンピックのトライアスロンのレースで、ぜひここを見てほしいというポイントは何ですか?
「レースの全てが面白いので見てほしいです。『障がいがあっても何でも可能なんだ、それで私たちがあきらめることはない』というところを示せると思います。
私たちは、たまたま障がいのあるアスリートです。世界のトップ選手たちと競うことになるので、最初から最後まで全てのレースを見てください」
 

 

ラントレーニング中のクレアカシュモア選手

 

-パラリンピックに向けた意気込みお願いします。
「パラリンピックが始まるのが待ち遠しいです。東京オリンピックは素晴らしい大会になりました。パラリンピックにも多くの時間とエネルギーが注ぎ込まれていて、パラスポーツにできることを示せるきっといい大会になると思います。私にとってはトライアスロンでのパラリンピック出場は初めてですので、実際にレースに出るのが本当に楽しみです」

 

―最後に、宮崎の皆様へメッセージをお願いします。※以下の動画でメッセージをご覧ください

 

直筆サインとともに記念写真 

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