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令和4年3月23日市長定例記者会見

令和4年3月23日市長定例記者会見動画

会見動画(市公式YouTube)をご覧いただけます。

発表事項

1 新型コロナウイルス感染症対策について

(1)新型コロナウイルス感染症の感染状況について

新型コロナウイルス感染症の感染状況についてですが、まん延防止等重点措置の適用が3月6日をもって終了されましたが、今月いっぱいは、リバウンド防止強化月間でございます。

社会経済活動の維持回復に努めながらも、感染に対して強い警戒レベルを維持しながら、再拡大を防止していく必要がございます。
 

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実際にこちらのスライドにあるのが、宮崎市内での新規感染者数のグラフでございます。

ピークから減少を迎えたものの、その後、横ばい、そして、特に3月6日と13日の週はやや増加傾向が見てとれました。

19日からの3連休は検査件数も抑えられていることから、グラフの一番右では、減少しているように見えますが、この休み明けの検査件数そして陽性数にも注視をして参りたいと考えております。

全体として、下がった後は、横ばいか増加傾向が続いている、見て取れるととらえていただいてもよいかと思っております。
 

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次に、こちらは前の週、同日を表したカレンダーでございます。

直近の連休は休みの影響で下がっておりますが、先週までの数字を見てもらえばわかるように、赤い数字が並んでおります。1週間前よりも、少し増えているような傾向でした。

 

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こちらは週ごとの感染者数の年代別でございますが、赤い折れ線は、高齢者におけるブースター接種のグラフになっております。

おかげさまで高齢者における3回目のブースター接種は、着々と伸びておりまして、3月13日の週で、70%を超え、直近の数字で75%を超えておりますので、非常に医療機関そして接種を受けられる皆様方には協力をいただいているところでございます。

一方で、感染者の年代別の推移を見ていると、直近の週では、7割を超える方が40歳未満の若年層に移ってきており、新型コロナウイルスの、特にオミクロン株においては、我が市においても、若年者の感染症という、様相を呈してきております。

特に10歳未満、10代、20代が非常に伸びているところでございます。30代も、直近週間では、感染者の割合として非常に多い状況が見て取れます。

 

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そしてクラスターの発生状況ですが、このスライドでは、左側が第5波で、右側が第6波でございます。

こちらを見ていただけると、以前は学校と保育園幼稚園、一緒にしておりましたが、このグラフでは、小学校中学校高等学校と、幼稚園保育園を別にしております。

右上の水色の部分、幼稚園保育園、認定こども園等が約3割を占めております。

その次に、4分の1が小学校・中学校・高等学校でクラスターが発生しており、半分強が、そうした子どもたちの現場でクラスターが発生している状況でございます。

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一方、こちらは宮崎県の数字でございますけれども、県の発表されている数字を持ってきておりますが、病床全体の病床使用率は、18.7%まで下がり、入院者数も下がってきております。

やはり高齢者の感染者数、さらには、ブースター接種も進んできており、重症化される患者さんも減ってきている影響があらわれてきているのかなと考えております。

医療の逼迫状況は改善しているところでございますが、市内の感染者数そのものは、横ばいであり、特に若年層の感染が中心であるということに注意をもって、今後、感染予防に力を入れていただければと考えております。

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市としては、不織布マスクの正しい着用や手洗いや換気の徹底、それから、会食の場面におきましても今月いっぱいは、1卓4人以下、そして2時間以内の会食を推奨、お願いをさせていただいております。

また、飲食店におきましても日向飲食店認証店を活用するなど、できる限り感染対策のしっかりした飲食店の利用をお勧めをしております。

また、感染が不安な方は、少しでも早い段階でPCR検査を、かつ、受検していただくなど、感染しない感染させないような行動を積極的にとっていただくようにお願いをさせていただきたいと思っております。

 

(2)新型コロナウイルスワクチン接種について

ワクチン接種については、高齢者の皆さんのブースター接種が非常に順調に進みました。

今は65歳未満の一般の方々に対して、2回目の接種から6ヶ月経過した方には、最短でワクチン接種券が届くように発送が行われています。

接種券が届きましたら、65歳未満、そして12歳以上の方々、特に12歳から17歳の方々については、4月以降、3回目のブースター接種の接種券の発送作業に入りますので、それぞれの皆さん、接種券が届きましたら、予約をとって接種をしっかり検討していただくようにお願いしたいと思っております。

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また小児に関しましても、今ワクチンの話、スライドが出ておりますが、全体としても伸びております。

直近の数字で確か全体は40%、対象者の中で40%を超えてきたような数字だったと思いますが、ブースター接種が進んでおりますので、ご協力をよろしくお願いいたします。
 

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65歳未満の方々も接種が進んでおります。5歳から11歳の、努力義務ではない接種勧奨という、小児の方々に関しましては、1回目の接種を受けられた方々が1300名を超えてきて、市内の約5%になっております。

引き続き、市内各医療機関のご協力により、個別接種を実施して参りますし、また、集団接種も、小児に関しても進めて参りますので、接種を希望される方は、予約をいただければと思っております。
 

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今後のお知らせですが、宮崎市の集団接種の会場につきましては、現在の宮崎市総合体育館で行われている会場を変更しまして、4月2日土曜日から、カリーノ宮崎の6階に移転しますので、お間違えのないよう、お願いいたします。できるだけ公共交通機関をご利用いただきたいのですが、車を利用される方は1時間の無料券を提供いたします。


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また、年度末ですので引っ越しの多い時期だと思います。

もし宮崎市の接種券をお持ちで、これから宮崎市外へ転出される予定の方に関しては、市外に行ってしまうと宮崎市の接種券が利用できませんので、できる限り今月中、あとわずかでございますが、転出前のワクチン接種に、ご協力をお願いしたいところでございますが、あと1週間しかございませんので、なかなか難しいかもしれません。

転出された後は、接種券発行の手続きが転出先の自治体で必要ですので、速やかにそのようにされますようお願い申し上げます。

2 宮崎市新型コロナウイルス感染症緊急事業者支援事業について

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感染を受けての経済対策の部分で、さきの3月議会で予算を可決いただきましたので、この説明をさせていただきます。

宮崎市の新型コロナウイルス感染症緊急事業者支援事業ということで、今回まん延防止等重点措置の影響で売り上げが減少した事業者の皆様に対して、経営安定化と事業継続を図るために、支援金を支給することといたしました。

まず、感染拡大防止の協力金を受給していない、その他の事業者の皆さんが対象でございますが、1事業者につき一律20万円で、市内に本社のある中小法人や住所を有する個人事業者を対象として、本年の1月から3月までのいずれかの月の売り上げが、基準の月と比較して、70%以上落ち込んでいること、減少していることを条件、そして基準の月の売り上げが、20万円以上であることを、条件とさせていただいております。

全体の予算額は2億4555万円としており、申請の受け付け開始時期は4月の中旬を予定しております。本市の場合、売上70%以上(売り上げが減少している)ということにしております。

国や県においてそれぞれで支援の事業が開始されております。

国においては復活支援金で30%以上の売り上げ減から対象、そして県においても50%以上の売り上げ減ということでございますが、売り上げが70%以上減少しているとやはり、家賃や仕入れ日々の支払いも大変厳しいであろうと想像しているところでございますので、国や県の支援と合わせてさらに、70%以上の売り上げ減という事業者に対しましては、宮崎市として上乗せの支援をさせていただきたいという趣旨で今回、提案をし、3月議会で可決いただいたところでございます。

3 「アリーナ構想の中止」について

「ゼビオホールディングスから宮崎市の子ども達へのマスク寄贈」について

その他報告事項といたしまして、アリーナ構想の中止についてと、ゼビオホールディングスのことについてお話申し上げます。

先週3月18日に、市議会の全員協議会においても、メディアの皆さんを入れての報告をさせていただきましたが、改めて記者会見で市民の皆様へ報告申し上げますと、3月14日に、そもそもこのアリーナ構想を意思決定した宮崎市の戦略推進会議というものを開催させていただきまして、3月14日正式にアリーナ構想を中止することを、市の政策として決定したところでございます。

それまでにも、2月中に相手方のゼビオホールディングス社、また、地元での関係事業者の皆さんに対しましては、担当の事務を通しまして、私どもの考えをお伝えさせていただいたところでございます。

本来私がすぐにでも上京して、特にゼビオ社様に対しましては、ご説明申し上げたかったところでございますが、コロナの感染状況もあり、一刻も早く、まずは事務方より、お考えをお伝えするという形で、2月に対応させていただきました。

本日、ゼビオホールディングス社の財務担当執行役の中村和彦様が、おいでいただきまして、改めて直接対面の上で、私も今までの協議、ご協力のお礼と、また今後も引き続き、様々に連携できる点があれば、ご協力をお願いしますということを説明させていただき、ご理解をいただいたところでございます。

また、このゼビオ社におかれましては、本日の夕方に、本市の中学生、そしてスポーツに取り組まれる少年に対して、マスクを寄贈したいということで、マスク贈呈セレモニーを大淀中学校で行うことといたしました。私も同席しまして改めてその謝意をお伝えしたいと思っております。

引き続き、宮崎市のスポーツ振興や子供たちの健全育成に寄与したいという、ゼビオ社のご意向でございますので、大変ありがたく受けとめているところでございます。

アリーナ構想につきましては、今後もこうした事業の見通しが、なかなか立たないこと、そして、イニシャルコストだけではなくて、ランニングコストも非常に大きな課題だということで、トータルで事業の見通しを持たなければいけないということは、中村様と一致したところでございます。

私が選挙公約で掲げました通り、本市においてのアリーナ構想は中止とさせていただきましたが、引き続き、スポーツの振興であったり、今後の本市が必要とする体育施設の確保に関しては、全く別の課題として、検討していきたいと考えているところでございます。
 

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